2011年10月06日

Anthony David『The Red Clay Chronicles』

India Arie、Earl Klughも参加。温もりのインディー男性ソウル☆Anthony David『The Red Clay Chronicles』
レッド・クレイ・クロニクルズ
発表年:2006年
ez的ジャンル:温もり系インディー男性ソウル
気分は... :この味わいはやみつきに・・・

今回は男性R&BシンガーAnthony Davidの2ndアルバム『The Red Clay Chronicles』(2006年)です。

Anthony Davidの紹介は、今年リリースされた新作『As Above So Below』(2011年)に続き2回目となります。

Anthony Davidと言えば、"現代のBill Withers"とも称される独特の温もりのあるヴォーカルが魅力ですよね。彼の作品を聴いていると、いつもホッとした気分になります。

本作『The Red Clay Chronicles』(2006年)も、そんなホッとする1枚に仕上がっています。
インディー作品ならではの作り込みすぎていない感じが、逆にAnthony Davidというシンガーの魅力を際立たせている気がします。

Anthony David本人とBranden Burchが共同プロデュースを務め、India Arie、Earl Klugh、Keisha Jackson(Millie Jacksonの娘)等がゲスト参加しています。

なお、上記に示したのは僕が保有する国内盤ジャケであり、輸入盤ジャケは異なるのでご留意下さい。

『The Red Clay Chronicles』 ※輸入盤
Red Clay Chronicles (Dig)

なお。本作収録曲のうち、「Stop Playin'」「Smoke One」「Words」「Lady」「Something About You」「Kin Folk」は、Universalからのメジャー・リリースとなった『Acey Duecy』(2008年)にも収録されています。

温もりのインディー男性ソウルは秋がよく似合います。

全曲紹介しときやす。

「Stop Playin'」
リラックスしたグルーヴ感が心地好いオープニング。Anthony Davidらしい温もりのソウル・ヴォーカルも絶好調!思わず一緒にハンド・クラップしてしまいます。
http://www.youtube.com/watch?v=bZkbzu7vcj8

「Smoke One」
エレピのメロウ・サウンドとAnthonyのジェントル・ヴォーカルが絶妙にマッチしたミディアム・スロウ。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。
http://www.youtube.com/watch?v=mpAGc5_NntU

「Everything Is Everything」
この曲もエレピ・サウンドを中心としたソウル・チューン。熱唱するのではなく、淡々としたヴォーカルが逆に良かったりします。

「Words」
India Arieとのデュエット曲。前述のように次作『Acey Duecy』にも収録され、同作のリード・シングルとなり、2008年のグラミーにもノミネートされました。感動的なラブソングに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=JgW4s3Z5jKA

「On & On」
本来のAnthony Davidらしいアコースティック・ソウルに仕上がっています。作り込みすぎていない味わい深さがあります。
http://www.youtube.com/watch?v=-hRC9XLGi4o

「Lady」
Keisha Jacksonをフィーチャー。アーバン・ナイトなバラードに仕上がっています。Keishaが母親譲りの素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=tMUrvxeu2HA

「ATL Sunshine」
ラッパーのD.R.E.S. Tha Beatnikも参加したアップ・チューン。ど派手ではなく、控えめなアッパー感が奥ゆかしいのでは(笑)

「Something About You」
本作唯一のカヴァー曲。UKジャズ・ファンク・グループLevel 42の1985年のシングルをカヴァー。シングルにもなりました。爽快なグルーヴ感が心地好いです。
http://www.youtube.com/watch?v=q7883DbN4d4

「Sho Nuff」
アルバムで最もファンキーな味わいのミッド・グルーヴ。バック・コーラス陣に、日本でも人気の男性ソウル・シンガーPJ Morton、80年代に活動していたソウル・ユニットLove Twinsの元メンバーであった女性シンガーLaurnea Wilkerson、Pussycat Dollsがヒットさせた「Don't Cha」のオリジナルを歌っていた女性R&BシンガーTori Alamazeという興味深いメンバーが参加しています。

「Better Than」
哀愁モードのソウル・チューン。Anthonyの憂いのあるヴォーカルが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=TKCuMOB0XzU

「Red Clay Chronicles」
タイトル曲は、地元アトランタの現状を歌った社会派ソング。70年代ニューソウルに通じる雰囲気を持っています。
http://www.youtube.com/watch?v=gTUbyYzCaHQ

「Kin Folk」
前曲から一変、親しみやし雰囲気の仕上がり。Shannon Sanders、Slick、Crook Brownをフィーチャーしています。
http://www.youtube.com/watch?v=iHS1x6o6LeM

「Smoke One with Earl」
ラストは「Smoke One」の人気ジャズ・ギタリストEarl Klughが参加したヴァージョン。意外な顔合わせですよね。

国内盤にはボーナス・トラックとして、「GA Peach (Club Mix)」「Anthony David No Name」の2曲が追加収録されています。

Anthony Davidの他作品もチェックを!

『3 Chords & the Truth』(2004年)
3 Chords & The Truth

『Acey Duecy』(2008年)
Acey Duecy

『As Above So Below』(2011年)
Above So Below
posted by ez at 01:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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