2011年10月20日

Down South『Lost In Brooklyn』

Shawn J Periodが在籍していたHip-Hopグループ、唯一のアルバム☆Down South『Lost In Brooklyn』
down south lost in brooklyn.jpg
発表年:1994年
ez的ジャンル:ニュースクール系イーストコーストHip-Hop
気分は... :朝から反省モード!

昨晩は久々に会った友人らと酒宴・・・
調子に乗ってかなり深酒になってしまいました。
帰り道の記憶が全くありません・・・いけませんな。
朝から反省モードです。

今回はヴァージニア州リッチモンド出身のHip-HopグループDown South唯一のアルバム『Lost In Brooklyn』(1994年)です。

Down Southは、Shawn J Period、DJ Myorr、MC Sodaの3人によるHip-Hopグループです。メンバーのうち、Shawn J Periodは後にMos Def関連作品などでトラックメイカーとしても活躍しています。

グループ唯一のアルバムとなる本作『Lost In Brooklyn』ですが、ホーン・ネタを巧みに配した("ジャジー"ではない)"ジャズ"感のあるHip-Hopアルバムというのがリアルタイムで聴いていた時の印象です。

特にシングルになった「Southern Comfort」でのCharlie Parkerネタは新鮮でした。当時、古いジャズ作品を集め始めた時期でCharlie Parkerのアルバムを購入したタイミングと重なったので、余計にそんな思いがありましたね。

かなりマイナーなHip-Hopアルバムだと思っていたのですが、その後のShawn J Periodの活躍もあり、今日ではクラシック作品として一定の評価を得ているようですね。

アルバムにはThe Beatnutsや80年代後半から活躍する名プロデューサーT-Ray、N.Y.出身の白人DJ、Stretch Armstrong、Rock Steady Crewの一員でありプエルトリカンのDJ/ラッパーBobbito(DJ SpinnaとのStevie Wonder関連曲集でもお馴染みですね)等が参加しています。

久々にアルバムを通しで聴きましたが、改めて実に良く出来た作品だと感心してしまいました。

ジャジーHip-Hopとは一味違うジャズ感のあるHip-Hopをお楽しみ下さい!

全曲紹介しときやす。

「Down South」
グループ名を冠したオープニング曲。T-Rayプロデュースです。初々しい勢いを感じます。

「Southern Comfort」
シングルにもなったグループの代表曲。僕も当時はこの曲ばかりリピートしていました。Charlie Parker「Cool Blues」のホーン・ネタが印象的でしね。"ジャジー"ではなく"ジャズ"な感じが好きでした。さらにRoy Ayers「The Memory」もサンプリングしています。Shawn J Period/Stretch Armstrongプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=IF1kL03rpdk

「Tractors, Rakes, And Hoes」
T-Rayプロデュース。今聴いても実に格好良い仕上がりです。Eugene McDaniels「Jagger The Dagger」ネタのループがいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=u4SSMi-xyZ8

「Jimi Crack Korn」
ニュースクールらしいハジけ具合がグッド!Shawn J Period/Urban Chumpiesプロデュース。

「Spin Da Boddle」
The Funkaholic、Bobbitoをフィーチャー。全体的にいい感じで力が抜けているのがいいですね。Shawn J Periodプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=JsKZt9npsuo

「Departure」
インタールード的な1分強の小曲。Shawn J Periodプロデュース。

「Lost In Brooklyn」
タイトル曲はThe Beatnutsプロデュース。実にキャッチーな仕上がりです。グイグイと突き進んでいく感じが好きです。The Outlaw Blues Band「Deep Gully」ネタ。
http://www.youtube.com/watch?v=Cv1L1W5aoDw

「Sitting Here」
ストレンジ感のあるトラックとフロウが実にマッチしています。Bobby Hutcherson「Montara」、Eric Mercury「Hurdy Gurdy Man」ネタ。Shawn J Periodプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=byjCmSTQ8_Q

「Big Wheels」
ATCQあたりと一緒に聴きたくなる曲ですね。Shawn J Periodプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=CvOSuxKSy_M

「Grupo De Rap」
ラテンなインタールード。Shawn J Periodプロデュース。

「Around The Clock」
The Beatnutsプロデュース。ユル〜いノリがいい感じですね!
http://www.youtube.com/watch?v=FQETDBMscXc

「The Carbonated One」
Nite-Liters「Kook Pick」ネタのトラックとユル〜いノリのフロウがマッチしています。Stretch Armstrongプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=moXnXLUrv0c

「Oh My」
2分にも満たない曲ですが、妖しげなフルートの音色が印象的です。Shawn J Periodプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=X5szwA4IZlE

「Open Sesame」
ラストはThe Beatnutsプロデュース。Cannonball Adderley「Make Your Own Temple 」、Tom Scott 「Today」ネタのトラックに惹かれます。
http://www.youtube.com/watch?v=0n2ZnTYPXEg

NFLでは、我が愛するドルフィンズが開幕から5連敗を喫してしまいました。早くもポストシーズンは絶望的です。ランもパスもダメ・・・TD欠乏症の攻撃陣は課題だらけです。今季は多くを望まないので、小手先ではない抜本的な建て直しを期待しています。
posted by ez at 10:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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