発表年:1977年
ez的ジャンル:サルソウル系ソウル/ディスコ
気分は... :ガラージの女王!
Loleatta Hollowayと言えば、今や“クイーン・オブ・ガラージ”としてハウス/クラブミュージック・ファンにはお馴染みですね。
近年の作品で言えば、2003年(最近でもないか?)にもう一人のハウス・ディーヴァJocelyn Brownと初めて共演した「Better World」が超スキで、今でも気分をアゲアゲにしたい時にはよく聴いている。
でも、やっぱりLoleatta Hollowayの絶頂期ということになるとサルソウル時代になるのかなぁ?
本ブログでも紹介したThe Salsoul Orchestra名義の永遠のダンスクラシック「Runaway」をはじめ、「Hit And Run」、「Dreamin'」、「Love Sensation」、「Relight My Fire」(With Dan Hartman)といったサルソウル時代のディスコ・ヒット曲を聴くと、なんかウキウキ気分になるねぇ☆
1946年生まれのLoleatta Hollowayは、長い下積み生活のうえ、アトランタのAwareレーベルから『Loleatta』(1973年)、『Cry To Me』(1975年)というサザンソウル・テイストの作品を発表している。これはこれでLoleattaのルーツを探る作品として味わい深いものがあるのでは?
そして、その後サルソウル傘下のGold Mindと契約し、『Loleatta』(1977年)、『Queen Of The Night』(1978年)、『Loleatta Holloway』(1979年)、『Love Sensation』(1980年)といった4枚のソウル/ディスコ・アルバムを残した。
今回は、その中からサルソウル第1弾アルバム『Loleatta』をセレクト。
サルソウルらしい豪華なサウンドをバックに、ゴスペル仕込みのダイナマイトなボーカルを披露してくれており、最もLoleattaらしいアルバムに仕上がっていると思いマス。どうしても、「Hit And Run」、「Dreamin'」といったディスコ/ダンス・ナンバーに注目がいくけど、じっくり聴かせるバラードなども胸にしみわたりヤス。
全曲紹介しときヤス。
「Dreamin'」
まずは本作のハイライトと言える1曲。本作の発表に先駆けたシングル「Worn Out Broken Heart」のB面に収録され、1976年にスマッシュヒットしている。ゴージャスなフィリーソウル風のディスコ・サウンドをバックに、Loleattaのエモーション溢れるボーカルを堪能できマス。でも、よく歌詞を見ると、女性の恋のバトルの激しさに気の弱い僕などはタジタジっす(笑)
本曲は2000年に日本が誇るハウスDJ/プロデューサーSatoshi Tomiieによるリミックスが大ヒットし、ビルボードのダンス・チャートでNo1になりましたよね。このリミックスも個人的には大好きで今でもよく聴きマス。Def Mix Meets Salsoulってカンジでサイコーっす!
「Hit and Run」
「Dreamin'」に続くヒット・ナンバー。The Salsoul Orchestraをバックにミラーボールがよく似合う“ザ・サルソウル”なディスコ・ナンバーに仕上がっていマス。The Salsoul Orchestraの「Nice 'N' Nasty」なんかと一緒に聴くといいのでは?
「Worn Out Broken Heart」
アルバムからのリード・シングルとして1976年にR&Bチャート25位となるスマッシュ・ヒットを記録している。Loleattaが単なるディスコ歌手ではない、素晴らしいバラード・シンガーであることを証明してくれる1曲。ゴスペル仕込みのボーカルは実に感動的デス。アラバマのソウルシンガーSam Deesの1974年のスマッシュ・ヒットのカヴァー。
「We're Getting Stronger (The Longer We Stay Together) 」
クラブでも人気ありそうなポップ・チューン。分厚いオーケストラ・サウンドが盛り上げてくれる典型的なフィリー・サウンドに仕上がっていマス。この70年代らしいドリーミーなカンジがかんりスキ!
「Ripped Off」
これもThe Salsoul Orchestraらしい極上の気持ちイイ〜っディスコ・サウンドにのって、Loleattaのダイナマイト・ボーカルが炸裂しマス。僕的にはThe Salsoul Orchestra「Dance A Little Bit Closer」あたりと一緒に聴きたいカンジかなぁ〜♪
「Is It Just a Man's Way?」
ロマンチックでムーディーなサウンドをバックに、ダイナマイト・ボーカルで見事に歌いきるバラード。Loleattaのボーカルの実力を堪能できるナンバー。
「That's How Heartaches Are Made」
リラックスしたムードのソウル・バラード。70代ソウルのレトロ・ムードが今聴くと逆に良かったりするんだよね☆
「What Now?」
故郷シカゴで録音された Curtis Mayfield作品のカヴァー。Gene Chandlerが1965年にスマッシュ・ヒットさせていマス。Loleattaは胸に染みわたるディープ・ソウルに仕上げていマス。
Loleattaの次はもう一人のハウス・ディーヴァJocelyn Brownも取り上げないとね!
今回、それにezさんが以前紹介されてたアルバムも、いつか買ってやるぞ!!
ありがとうございます。
サルソウルという名を聞いただけでワクワクしてくるのが、このレーベルの魅力ですよね。
Salsoul Orchestra、Instant Funk、Loleatta Hollowayと続いたので、次はSkyy、First Choice、Inner Life、Double Exposureあたりを紹介したいですね♪
炸裂系もバラード系も、素晴らしいと思います!
ありがとうございます。
僕は「Dreamin'」がメチャ好きなのですが、
アルバム自体はバラード作品が肝かもしれませんね。
この垢抜けないジャケの雰囲気も大好きデス!