2006年09月26日

Saint Etienne『Good Humor』

Tore Johanssonをプロデューサーに迎え、サウンドが変化した4枚目☆Saint Etienne『Good Humor』
Good Humor
発表年:1998年
ez的ジャンル:クラブ系UKポップ
気分は... :秋の曇り空の下で...

秋の曇り空の下でふと聴きたくなったアルバムSaint Etienne『Good Humor』

Saint Etienneは、紅一点のボーカルSarah CracknellにBob Stanley、Pete Wiggsというロンドン出身の3人組。1990年にNeil Youngのカヴァー「Only Love Can Break Your Heart」でデビューした。グループ名はフランスのプロ・サッカー・チームの名から由来している。

Saint Etienneって、クラブテイストのダンサブルなポップ・サウンドで一時期はかなり日本でも人気があったよね!当時は、J-POPで言えばPizzicato Fiveあたりが好きな人なんかと購買層が重なっていたんじゃないかなぁ。僕なんかもまさにそうだった。

僕が持っているのは、アルバム単位では1st『Faxbase Alpha』(1992年)、2nd『So Tough』(1993年)、4th『Good Humor』(1998年)の3枚。その中で今でも聴く頻度が最も高いのは4th『Good Humor』(1998年)である。

本作では、スウェディッシュ・ポップブームを巻き起こしたThe Cardigansのプロデュースで一躍有名になったTore Johanssonを共同プロデューサーとして迎えている。特に日本人は、カジ ヒデキ、原田知世、BONNIE PINKをはじめ数多くの日本人アーティストのプロデュースを手掛けていることもあって、Tore Johanssonの名前に弱いからね。僕もそうなんだろうけど(笑)

Tore Johanssonの参加で、それまでの打ち込み中心のサウンドから、生演奏主体のサウンドへと変化したというのが本作の特徴デス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Wood Cabin」
キャッチーだけど儚く、メランコリックなポップ・ソング。聴いていると虚脱感におそわれるんだけど、(いい意味で)何も考えずボーッとしていたい時にはピッタリの曲かも?

「Sylvie」
アルバムからの先行シングルであり、全英でスマッシュヒットを記録した。Tore Johanssonらしい生音サウンドとSaint Etienneらしいダンサブルなクラブ・テイストがうまく融合した1曲だと思いマス。

「Split Screen」
Pizzicato Fiveあたりが好きな人は、思わず飛びつきたくなる曲だよね。このモダンでノスタルジックなカンジがたまりません!アルバムで一番スキな曲かも?

「Mr. Donut」
秋の曇り空にピッタリな寂しげなポップ・ソング2曲。少しHigh Llamasっぽいかも?

「Lose That Girl」
「Split Screen」と並んでお気に入りの曲。ノスタルジックでスタイリッシュなポップ・ナンバー。

「Bad Photographer」
アルバムからの2ndシングル。60年代後半のガールズ・ポップってカンジかなぁ?

「Been So Long」
「Postman」
Saint Etienneらしい寂しげポップの2曲。Tore Johanssonらしいアレンジでチャーミングなナンバーに仕上がっていマス。

「Erica America」
こみ上げ系のポップ・ナンバー。この曲もアレンジがグッド!

「Dutch TV」
マッタリ感たっぷりのナンバー。カフェでこんな曲を聴きながら、ボーッと過したいなぁ。

僕の持っている国内盤は、小西康陽、野宮真貴といったPizzicato Fiveのメンバーやカジ ヒデキといった面々がライナーノーツを書いています。これだけで買いたくなっちゃう人もいるよねっ!
posted by ez at 13:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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