2006年09月29日

B.T. Express『1980』

スウェイ・ビート・クラシック「Have Some Fun」収録☆B.T. Express『1980』
1980
発表年:1980年
ez的ジャンル:メロウ・ファンク/ディスコ
気分は... :スウェイ・ビートで♪☆\(^0^\) ♪(/^-^)/☆♪

今回は、B.T. Express『1980』(1980年)っす。
この作品を懐かしく思うオジさま、オバさまは、きっと若い頃に相当ディスコ通いし、ブリブリ言わせた方々なのでは?

このアルバムは何と言っても「Have Some Fun」ですよね。

Cheryl Lynn「Got To Be Real」、Alton McClain & Destiny「It Must Be Love」、Emotions「Best of My Love」と並ぶいわゆるスウェイ・ビート・クラシックスというヤツね。

僕はディスコ・ブームよりも少し下の世代だし、足繁くディスコ通いしていたディスコ小僧だったわけでもない。そんな僕でもこの4曲を聴いていると、曲が始まった途端に、頭のスイッチがオンになり、自然と身体が左右にクネクネ、ユラユラ〜、心はアゲアゲ、ウキウキになるもんね。

この4大スウェイ・ビート・クラシックスのうち、「Got To Be Real」、「Best of My Love」は洋楽聴き始めの頃からヒット曲の1つとして知っていたが、「It Must Be Love」、「Have Some Fun」の2曲については、フリーソウルが盛り上がるまで正直知りませんでシタ。

当時の事情はよく知らないが、当時「Have Some Fun」はシングルカットもされておらず、リアルタイムではそれほど流行った曲ではなかったらしい。その後のディスコ・クラシック・ブームのような動きの中で再評価された曲なのだとか。だったら、ディスコ小僧ではなかった僕はなかなか出会わないわけだよね。

B.T. Expressは、ブルックリン出身のファンクバンドであり、1974年にストリート・ファンクなデビューアルバム『Do It』から、「Do It ('Til You're Satisfied)」、「Express」が大ヒットし、注目を集めた。かつては80年代を代表する男性R&B/ソウル・シンガーの一人であるKashifも在籍していまシタ。

そんな彼らが80年代に入り、メロウでディスコな路線で新境地を開拓しようとしたアルバムが本作『1980』(1980年)らしい。一歩間違えると、超ダサいんだけど、そのギリギリのところで踏みとどまっているカッチョ良さがある。

まぁ、どうしても「Have Some Fun」狙いになってしまうと思うけど、それ以外の曲もなかなかデス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Have Some Fun」
前述のスウェイ・ビート・クラシック。ミラーボールがピッタリのメロウ・ファンク。この暑苦しいボーカルもサイコーだし、その暑苦しい中に爽やかに流れるフルートの音色もいいアクセントになっていていますね。なんで日本人ってスウェイ・ビート好きなのかね?

「Give Up The Funk」
インスト中心のファンク・グルーヴ。ホットな「Have Some Fun」とは対照的にクールなグルーヴ感が印象的ですな。ライナーノーツによれば、当時は「Have Some Fun」よりも、本曲や「Does It Feel Good」の方が流行っていたらしい。

「Does It Feel Good」
「Have Some Fun」、「Give Up The Funk」と並ぶ本作のハイライト。一緒にハンドクラップしてしまうアゲアゲ・ナンバー。個人的にはアルバム中一番スキな曲かも?

「Takin' Off」
「Funk Theory」
ホットなメロウ・ファンク2曲。「Takin' Off」は、Dynasty「Here I Am」あたりと一緒に聴くとピッタリな曲かも?「Funk Theory」は、B.T. Express流のボーカル&インストが楽しめるファンク・フィーリングに溢れたナンバー。これってセオリー通りなの?

「Better Late Than Ever」
アゲアゲ・ファンクの盛り上がりをクールダウンしてくれるメロウ・バラード。ひたすらスウィート☆

「Do It ('Til You're Satisfied)」、「Express」収録の『Do It』(1974年)も本作とは異なる魅力を持ったストリート・ファンクの傑作だと思いマス。機会があれば紹介しますね。
posted by ez at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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