発表年:1994年
ez的ジャンル:Acid Jazz系オーガニックHip-Hop
気分は... :秋らしくなって〜!
なんか10月突入なのに全然秋らしくありませんね!
今日も仕事で1日スーツ&ネクタイ姿だったけど、汗だくでした(>o<)。。。
早く秋らしく、落ち着いた風情を味わいたいものですな。
今回は秋に相応しいオーガニックなHip-HopサウンドのアルバムUrban Species『Listen』をセレクト☆
Urban Speciesは、MintosことPeter Akinrinlola、DJ Renegade、Dr. Slimの3人組。Acid Jazzを代表するレーベルTalkin' Loudからデビューアルバムとなる本作『Listen』(1994年)を発表した。
当時のAcid Jazzブームの中で、僕もGalliano、Incognito、Young DisciplesといったTalkin' Loudのアーティストの作品や、 Brand New Heavies、D'Influence、Ronny JordanなどのAcid Jazz作品はよく聴いていた。
でも、Urban Speciesの本作をAcid Jazz作品やTalkin' Loud作品であることを意識して購入した記憶はない。CDショップのHip-Hopコーナーで試聴し、それまで聴いたことがない新しいタイプのHip-Hopだと思い購入した。改めて聴けば、明らかにAcid Jazz、Talkin' Loudな作品なんだけどね。
本作を一言で言えば、ジャジーでオーガニックなHip-Hopってカンジかなぁ。
昔はお気に入りのマイ・クラシック「Spiritual Love」ばかり聴いていたのだが、その他作品も充実してマ〜ス。今聴いてもかなりカッチョ良いというか、以前よりもさらにスキになっている。マジいいねぇ!
現段階で手持ちのAcid Jazz関連コレクションの中で一番スキかも?
オススメ曲を紹介しときやす。
「Spiritual Love」
前述のマイ・クラシック。シングル・カットもされたこのオーガニックでスピリチュアルなメロウHip-Hopを聴いていると、実に心が落ち着くね。素晴らしい女性コーラスで盛り上げてくれるのは、IncognitoのMaysa Leakデス。途中のラガな展開もこのグループらしいアクセントだよね。僕的には文句ナシの名曲です。
「Listen」
「Spiritual Love」と並ぶ本作のハイライト。というか今日的にはこの曲目当ての人が多いかもね。
本ブログでも紹介したフランス人ラッパーMC Solaarをフィーチャーし、90年代に入り突如再評価の高まったTerry Callier「You Goin' Miss Your Candyman」をサンプリングしています。フォーキーでブルージーでオリエンタルな不思議な雰囲気を持つナンバー。
ハウス・ファンはMasters At Workによるリミックスも要チェック!
「Hide and Seek」
Acid JazzらしいトラックをバックにしたジャジーHip-Hop。これはまさにTalkin' Loudな音だね。
「Gotta Have It」
ジャジーでラガなナンバー。なかなかスリリングな感じがカッチョ良いっす。
「Musikism」
The RootsやOthello & The Hipknoticsあたりが好きの人は必ず気に入る曲。そう言えば、RootsもOthelloも新譜が出ましたね。2枚とも近々紹介しマ〜ス。特にOthelloの新作はヤバいね!
「Consequence」
ラテン・フレイヴァーのパーカッシブなナンバー。カフェで聴くとピッタリなカンジの小粋な1曲だね。
「Experience」
激シブ・ジャジーな1曲。このスモーキーでモノトーンな雰囲気がいいですな。
「Brother」
Acid Jazz好きにはど真ん中のストライクってカンジかな。心地良くて、アゲアゲで、スピリチュアルな1曲デス。「Spiritual Love」、「Listen」と並ぶ名曲だね。
今、こんなオーガニックでジャジーなHip-Hopがあれば絶対ウケる気がするんだけど...なんてOthelloの新作を聴きながら思う僕なのでシタ。。。