発表年:1991年
ez的ジャンル:ユーモア系Hop-Hop
気分は... :チェルシーのGKは?
あと数時間後にサッカーUEFAチャンピオンズ・リーグ「バルセロナ対チェルシー」!
今のサッカー界でこれ以上面白い組み合わせはないよねっ☆
でも、チェルシーは、週末のプレミア・リーグでチェフ、クリチーニという1st、2ndのGKを負傷退場で失ってしまった。特に、僕が考える現在世界最高のGKチェフは頭蓋骨骨折で1年間はプレーが難しいらしい。
この危機的状況をチェルシーは乗り越えられるのか?
これも今日の試合の見所だね!
さて、Trugoy、Pos、Maseoの3人組De La Soulの2回目の登場っす。
以前のエントリーで書いた通り、僕が初めて購入したHip-HopのCDはDe La Soul『3 Feet High And Rising』(1989年)だった。
そこから『3 Feet High And Rising』のプロデューサーPrince Paul率いるStetsasonicを聴いたり、Native Tonguesの仲間であるJungle Brothers、A Tribe Called Questへと手を伸ばし、それまで敬遠していたHip-Hopというジャンルに本格参入するようになった。
その影響で、今でもStetsasonic、De La Soul、Jungle Brothers、A Tribe Called Questという4組のHip-Hopアーティストは、かなり特別の存在だなぁ。
逆に、当時はEazy-E、Dr,Dre、Ice CubeらのN.W.Aなんて絶対聴く気がしなかったなぁ。Hip-Hopという音楽ジャンルが一般に定着し始めたのが大学の頃で、前述の『3 Feet High And Rising』を購入した頃はもう社会人だった僕にとって、Public Enemy、Boogie Down Productionsあたり硬派ラップまでは何とか聴いたけど、さすがにギャングスタのN.W.Aは聴けなかったよね(笑)今ならフツーに聴くけどね!
さて、De La Soulに話を戻すと、デビュー作『3 Feet High And Rising』と並んで、今でもよく聴くのが2nd『De La Soul Is Dead』(1991年)だ。
『De La Soul Is Dead』は、今となっては『3 Feet High And Rising』ほど注目されることがない作品だし、実際それほど大ヒットした作品ではない。
しかし、「A Roller Skating Jam Named "Saturdays」、「Ring Ring Ring (Ha Ha Hey) 」、「Keepin' the Faith」といったクラシックを含むこの2ndは、De La Soul好きには絶対外せない1枚だと思いマス。
今でもこんなに楽しく、ユーモラスなHip-Hopって、そうは無いんじゃないかなぁ?
De La Soulは決して死んではイ・ナ・イ!
オススメ曲を紹介しときやす。
「A Roller Skating Jam Named "Saturdays"」
僕にとっては「Me Myself And I」と並んでDe La Soulを象徴するクラシック。ATCQのQ-Tip参加。Instant Funk「I Got My Mind Made Up」ネタのイントロを聴いただけで、ハッピーなウキウキ気分になる曲だよね。思わず夜遊びモードに変身してしまう(笑)女性ボーカルのVinia Mojicaもいいカンジ!
Instant Funk以外にもEarth, Wind & Fire「Shining Star」、Mighty Ryders「The Evil Vibrations」、Tower of Power「Ebony Jam」、Young-Holt Unlimiteds「Light My Fire」、Frankie Valli「Grease」、Chicago「Saturday in the Park」、Chic「Good Times」といったサンプリング・ネタをみただけでもヨダレものですな。
Sly & The Family Stone「I Want To Take You Higher」ネタの6:00 AM MixをはじめとするDavid Morales、Satoshi Tomiieらによるヒップ・ハウスなリミックスも当時好きでシタ。
「Ring Ring Ring (Ha Ha Hey) 」
この曲もクラシックですね。Honeydrippers「Impeach the President」、The JB's「Pass the Peas」、Whatnauts「Help is on the Way」という定番ネタによるファンキー・トラックでアゲアゲ・モードになること間違いナシ!
「Keepin' the Faith」
この曲も「A Roller Skating Jam Named "Saturdays」、「Ring Ring Ring (Ha Ha Hey) 」と並ぶクラシック。哀愁感とオトボケ感が相俟ったカンジが大好きっす!
印象的なBob James「Sign of the Times」ネタのイントロから、Aerosmith「Walk This Way」ネタのブレイク、Slave「Just a Touch of Love」ネタのベースラインが生み出すグルーヴ、さらにはBob Marley「Could You Be Loved」ネタとこの曲もトラックがサイコーですね。
「Talkin' Bout Hey Love」
タイトル通り、Stevie Wonder「Hey Love」ネタが印象的なほのぼのするナンバー。Serge Gainsbourg「Les Oubliettes」ネタも使っていマス。Ann Robertsのボーカルもチャーミング。
「My Brother's a Basehead」
De La Soulらしいオトボケ・ムードたっぷりの曲。Wayne Fontana & The Mindbenders「Game of Love」、Fat Boys「Stick Em」ネタ。
「Let, Let Me In」
この時期のNative Tongues一派にしかない雰囲気の曲だよね。個人的には、同じNative TanguesのJungle Brothersの大好きな曲「Feelin' Alright」あたりと一緒に聴きたくなりマス。El Dorados「At My Front Door」、Lowell Fulson「Tramp」ネタ。
「Millie Pulled a Pistol on Santa」
Funkadelic「Mommy, What's a Funkadelic?」、「I'll Stay」ネタのDe La Soulにしてはシリアスなムードの曲。
「Pass the Plugs」
大好きなEdna Wright「Oops Here I Go Again」ネタのイントロを聴いただけでO.Kな1曲。
「Shwingalokate」
この曲はDe La Soulにしてはキマリすぎだよね。こんなにDe La Soulがカッチョ良くていいのだろうか?One Way「Mr. Groove」、Parliament「Placebo Syndrome」、「Flash Light」ネタ。
いや〜ぁ、やっぱり90年代前半までのNative Tongues関連作品はどれもミラクルだよね。