2006年10月24日

Carleen Anderson『True Spirit』

元Young Disciplesの紅一点によるスピリチュアルなUKソウル☆Carleen Anderson『True Spirit』
True Spirit
発表年:1994年
ez的ジャンル:Acid Jazz系スピリチュアルUKソウル
気分は... :寝だめカンタービレ。。。d( ̄_ ̄;) 3アウト!チェンジ!!

昨日のサッカー・リーガ・エスパニョーラ伝統のクラシコ「バルセロナ対レアル・マドリー」は、レアルの完勝でしたね。

バルサ・ファンの僕としては、少し悔しい思いだけど、昨日に限ってはレアルの方がビューティフルなサッカーだった。特に、中盤のエメルソン、ディアラの2人は素晴らしかったね。この地味な二人を見事を機能させるあたり、さすがは名将カペッロですな。

逆に、バルサはFWのグジョンセンが全くチームに馴染んでいなかった。チャンピオンズリーグのチェルシー戦の時も思ったけど、やっぱりエトー不在の穴はかなり大きいよね。それとここ2戦のライカールト監督の采配のまずさが気になるよね。

まぁ、序盤からバルサ独走では面白くないので、さらにサッカーの質を高める意味でも、この完敗はいい薬になって欲しいよね。

今回はYoung Disciplesの紅一点だったCarleen Andersonのソロ・アルバム『True Spirit』(1994年)っす。

本ブログでこれまで紹介してきたYoung Disciples『Road to Freedom』The Brand New Heavies『The Brand New Heavies』Jamiroquai『Emergency On Planet Earth』Urban Species『Listen』といった90年代Acid Jazz名盤への反応が思いのほか良い。みんなAcid Jazz好きなんですねぇー☆

そんな中でも特に人気なのがYoung Disciples
この4枚のなかでは一番DJ的かつソウルフル&スピリチュアルな作品かもね。

このうち、Young Disciplesのソウルフル&スピリチュアルな雰囲気は全てCarleen Andersonによってもたらされたものである。Carleenは、父親はJBファミリーのBobby Byrd(「Sex Machine」で有名な“ゲロッパ”を叫んでいるアノ人)、母親はシンガーのVicky Andersonというまさにソウル/ファンクDNAを持つ女性シンガーである。

そんな彼女がアメリカではなく、イギリスにその活動の場を求めたのは非常に興味深いよね。でも、当時のアメリカのR&Bと言えば、NJSやHip-Hopソウルな時代だったことを考えると、そういったマーケットの中にCarleenの才能は埋もれてしまっていたかもしれないよね。彼女の持つスピリチュアルなムードを生かすには、確かにUKソウル/Acid Jazzの方が合っていた気がする。

この『True Spirit』を聴いた時で、US/UKという区分を抜きにして、当時のR&B/Soulの最高峰はCarleenだと思っていた。この作品は、そう思わせる何かオーラのようなものを感じる。

プロデューサーのIan Greenが生み出す、少し翳りのある重厚なUKソウル/Acid Jazzサウンドが実にCarleenのスピリチュアルなボーカルとマッチしてヤス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「True Spirit」
まさにオシャレで、ジャジーで、翳りのあるUKソウル/Acid Jazzな1曲。この湿り加減がなんともたまりませんな。

「Morning Loving」
Carleenならではのスピリチュアルなソウルを堪能できるナンバー。この頃のUkソウルって、少しアフリカンな雰囲気もあっていいんだよね。

「Mama Said」
シングルカットもされたクラブ・クラシック。このあたりはSoul II Soul、Caron Wheeler、Mica ParisAlison Limerickあたりが好きな人は、間違いなく気に入るUKクラブ・ミュージックならではのグルーヴを堪能できる1曲。

「Ain't Givin' up on You」
ただただウットリする絶品スロー。本作を購入した当時、毎晩この歌を子守歌にして寝ていまシタ(笑)。USのR&B/ソウルでは絶対ない雰囲気があるよね。後半の盛り上がりなんて素晴らしすぎだよなぁ☆

「Nervous Breakdown」
アルバムからの1stシングル。Acid Jazzな雰囲気を味わうならこの曲が一番かもね。当時はシングルCDも購入してリミックス・バージョンもよく聴いていたなぁ。

「Secrets」
CarleenのゴスペルなDNAを堪能できるスローナンバー。ただし、こういった曲でもUKな雰囲気が漂うところが面白いね。

「Let It Last」
この素朴でオーガニックな味わいは、Des'reeあたりに通じるかもね。しみじみ聴きたい1曲。Young Disciplesの盟友Marco、元Style CouncilのMick Talbotなどがゲスト参加してマス。

「Feet Wet Up」
実はアルバムで一番のお気に入り曲がコレ。まさにCarleenでなければ表現できないスピリチュアルなグルーヴ♪この曲は聴けば、当時R&B/Soulの最高峰だと思っていた自分の感覚は今でも正しかったように思える。マーベラスな1曲☆☆

関係ないけど、新しい月9ドラマ『のだめカンタービレ』が面白い。
僕はやっぱり、非現実的なドタバタ系のドラマが好きなのかも???
posted by ez at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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