2012年04月05日

Victor Davies『Hoxton Popstars』

アコースティック・ソウルに磨きがかかった2nd☆Victor Davies『Hoxton Popstars』
HOXTON POPSTARS〈初回限定盤〉
発表年:2003年
ez的ジャンル:ブラジリアン・フレイヴァー系アコースティック・ソウル
気分は... :フォーキー・サウンドに癒される・・・

今日はUKの黒人シンガー・ソングライターVictor Daviesの2ndアルバム『Hoxton Popstars』(2003年)です。

自らのレーベルAfro Gigolo Recordsから良質のUKアコースティック・ソウル作品をリリースし続けるVictor Daviesの紹介は、3rdアルバム『Hear The Sound』(2006年)に続き2回目となります。

クラブ・ミュージック好きから高い人気を誇るVictor Daviesですが、昨年リリースされた最新作『Stop』はビミョーな作品になってしまいましたね。デビュー・アルバム『Victor Davies』(2001年)、2nd『Hoxton Popstars』(2003年)、3rd『Hear The Sound』(2006年)と過去3作は全て購入している僕ですが、『Stop』は購入をストップしたままです(オヤジギャグではありません・・・)。

当ブログでも紹介した彼が全面プロデュースし、Afro Gigolo Recordsからリリースされた女性ソウル・シンガーDahiqiのデビュー・アルバム『Dahiqi』が僕好みの作品であっただけに、余計に複雑な思いになってしまいました。

その反動からか昨年後半から『Victor Davies』『Hoxton Popstars』をたまに聴きたくなり、度々聴いています。やはりクラブ・テイスト&ブラジリアン・フレイヴァーのアコースティック・ソウルこそがVictor Daviesの魅力だと思います。

ようやくアコースティック・ソウルが似合う季節になってきたので、今回『Hoxton Popstars』を取り上げることにしました。

クラブ・ミュージック好きから支持が高いのは1st『Victor Davies』かもしれませんが、よりアーティストとしての自我に目覚め、彼らしいアコースティック・ソウルに磨きがかかったのが2nd『Hoxton Popstars』だと思います。祈りや願いが込められた歌詞も印象的です。

フォーキーなサウンドと温もりのあるヴォーカルが優しく包み込んでくれる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「This One's For Everyone (Intro)」
Victorの切なる思いが込められたイントロダクション的なオープニング。♪自分を信じて障害を乗り切ろう!

「Fly Away」
アルバムの中でも人気が高いであろう1曲。哀愁モードのブラジリアン・フォーキー・ソウル。フォーキーながらもグッとくるグルーヴ感があります。
http://www.youtube.com/watch?v=vc76hs5sNLw

「Mama's Eyes」
両親からの自立を歌ったフォーキー・ソウル。爽快なアコースティック・サウンドと温もりのあるVictorのヴォーカルがヤラれます。ハーモニカの響きが胸の奥に沁み渡ります。

「Maybe Tomorrow」
切ない恋心が歌われたラブソング。美しくも切ないメロディと、明日に希望を託す祈るようなヴォーカルにグッときます。♪明日はきっとうまくいくさ♪

「Morning Sun」
「Fly Away」と同タイプのブラジリアン・フォーキー・ソウル。ただし、こちらは恋人との至福の朝を迎える喜びを歌ったビューティフルなラブ・ソングです。

「Fire」
アルバムからのリード・シングル。70年代ソウルへのリスペクトが感じられるダンサブル・チューン。エレガントなストリングス&ホーン・セクションが盛り上げてくれます。クラヴィネットやロッキン・ギターも聴くことができ、マルチ・プレイヤーVictorの才能も満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=_LCP_Vt3Src

「I Love You So」
ギターのアルペジオの美しい響きと人種差別の解決を願うメッセージに心を打たれる社会派フォーキー・ソウル。

「Walking In The Rain」
偶然、元カノと出会ってしまった揺れる思いを歌った哀愁フォーキー・ソウル。切ないブラジリアン・フレイヴァーがいい感じです。また、ドラマチックなストリングスがハプニング感を上手く演出していると思います。

「Be Yourself」
ブラジリアン・フォーキー・グルーヴを期待する人であれば、本曲に一番グッとくるのでは?自分の道は自ら開拓する!そんな決意と解放感が伝わってくるフリーダム&ビューティフルな名曲だと思います。

「What Could Be More Sad」
ラテン・フレイヴァーの哀愁オーガニック・ソウル。寂しげなフルートの響きが印象的です。

「Ba Do De Da」
ビューティフル&ラブリーな雰囲気にグッとくるボッサなアコースティック・ソウル。サンライズな浜辺で聴くとピッタリなラブソングです。

「This One's For Everyone (Reprise)」
オープニング曲のリプライズ。

他のVictor Daviesの作品もチェックを!

Victor Davies『Victor Davies』(2001年)
Victor Davies

Victor Davies『Hear The Sound』(2006年)
HEAR THE SOUND

Victor Davies『Stop』(2011年)
ストップ!

Afro Gigolo Recordsからリリースされた女性ソウル・シンガーDahiqiのデビュー・アルバムもチェックを!

Dahiqi『Dahiqi』(2011年)
Victor Davies Presents Dahiqi
posted by ez at 06:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック