2012年04月08日

Papik『Music Inside』

ラウンジ感覚も満載!イタリアの小粋なクラブジャズ☆Papik『Music Inside』
Music Inside
発表年:2012年
ez的ジャンル:ラウンジ感覚クラブジャズ
気分は... :現時点での2012マイ・ベスト・アルバム!

毎週日曜は新作紹介の日になっていますが、個人的には今春に購入した新作アルバムの充実ぶりに大変満足しています。

そんな大豊作な春の新作の中でも個人的に最も気に入っている作品が今日紹介するPapik『Music Inside』です。

Papikはイタリア人キーボード奏者/コンポーザー/アレンジャーNerio Poggiによるクラブジャズ・プロジェクト。

Nerio Poggiは、日本でも大人気の伊達男ジャズ・シンガーMario Biondiのアルバムで楽曲提供やアレンジャーも務めています。

Papik名義では2009年にアルバム『Rhythm Of Life』をリリースしており、本作『Music Inside』はそれに続くアルバム・リリースとなります。

アルバムは全曲ヴォーカル入りで、Mario Biondiばりのちょいワル伊達男なヴォーカルを聴かせてくれるAlan Scaffardiをメインに、前作にも参加していたEly Brunaなど多彩なシンガーが参加しています。

クラブジャズ、ラウンジ、ボッサ・ジャズ、エヴァーグリーン・ポップ、正統派ジャズ・ヴォーカルなど多彩なエッセンスが詰まった1枚です。バラエティに富んだ内容とスタイリッシュなセンスで飽きずにアルバム全編を楽しめます。まさにセンス抜群の1枚です。

クラブジャズ好きのみならず、ラウンジ好き、ポップス好きにも訴求する間口の広さを持ったアルバムなのでは?

以下の音源でアルバムのダイジェストを確認できますので、ぜひチェックしてみて下さい。

Papik『Music Inside』
http://www.youtube.com/watch?v=jFE8xMoKViw

全曲紹介しときやす。

「On The Move」
Alan Scaffardiのヴォーカルをフィーチャーしたスウィンギーなオープニング。イタリアちょいワル伊達男らしい雰囲気が漂います。

「Family Affair」
なんとMary J. Bligeの2001年の全米No.1ヒット・シングルをカヴァー(オリジナルはアルバム『No More Drama』収録)。ここではWendy D. Lewisの女性ヴォーカルをフィーチャーし、爽快なボッサ・ジャズで聴かせてくれます。MJBのR&Bチューンが見事にボッサ・ジャズに生まれ変わっています。僕は本カヴァーを聴いて本作の購入を決意しました。
http://www.youtube.com/watch?v=YPhe0fHpV00

「Clearly Visible」
Alan Scaffardiをフィーチャー。60〜70年代の映画主題歌あたりを彷彿させる爽快なポップ・チューン。エヴァーグリーンな魅力があります。
http://www.youtube.com/watch?v=1aKN3RINeDc

「This Happiness」
Alan Scaffardiをフィーチャー。Mario Biondiをはじめとする、大人の歌モノ・クラブジャズ好きには鉄板な1曲なのでは?春風に吹かれて疾走したい気分にジャスト・フィットするはず!
http://www.youtube.com/watch?v=p3-jvd9tpAI

「Somewhere」
Dagmar Segbersの女性ヴォーカルをフィーチャー。しっとりとした大人のジャズ・ヴォーカル・チューン。夢見るアーバン・ナイトへ・・・

「Open Eyes」
Alan Scaffardiをフィーチャー。僕好みの小粋なジャズ・ボッサ・グルーヴ。イタリアちょいワル伊達男のシブさとスタイリッシュさが上手くバランスしています。サイコーですな。
http://www.youtube.com/watch?v=Riwzu-yMskc

「Raccontami Di Te」
Paco Di Masoをフィーチャー。偉大なイタリア人作曲家/ピアニスト/シンガーBruno Martinoのカヴァー。ロマンティックな大人の男性ヴォーカル・チューンです。シブ格好良いっす!
http://www.youtube.com/watch?v=xa_l5a-S6Bk

「Rebirth」
Ely Brunaの女性ヴォーカルをフィーチャー。Schema系クラブジャズがお好きな人であれば気に入るであろうアッパーな仕上がり。

「The Puzzle Of Life」
僕の一番のお気に入り。Ely Brunaをフィーチャー。クラブジャズというよりもエヴァーグリーン・ポップですね。聴いていると、爽快なポジティブ感が漲ってきます。多分、Swing Out Sisterとか好きな人はかなりグッとくるはずです。
http://www.youtube.com/watch?v=z7AD0SvgK40

「Is This Love」
Alan Scaffardiをフィーチャー。落ち着いた雰囲気のワルツ・ジャズ。大人のロマンティック・ナイトにどうぞ・・・

「Black & Gold」
オーストラリア人シンガー・ソングライターSam Sparroのカヴァー(オリジナルはアルバム『Sam Sparro』収録)。キャッチーかつ軽快なポップ・ジャズ・チューンに仕上がっています。格好良いホーン・アレンジとパーカッシヴな仕上がりが僕好み。

「Bossa 60」
Clizia Aloisiをフィーチャー。ラウンジ調のお色気ボッサ・ジャズに仕上がっています。Clizia Aloisiのセクシー・スキャット&ヴォーカルに悩殺されてしまいます(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=uzwu2HgP8nc

「You Must Have Come From Heaven」
ラストはAlan Scaffardiをフィーチャーした哀愁モードのクラブジャズ・チューンで締め括ってくれます。Mario Biondi好きの人であれば、この男の哀愁感に惚れるはずです!

興味のある方は『Rhythm Of Life』(2009年)もチェックを!

『Rhythm Of Life』(2009年)
Papik - Rhythm Of Life
posted by ez at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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