2012年04月09日

Men At Large『Men At Large』

Gerald Levertのバックアップによる巨漢R&Bデュオのデビュー作☆Men At Large『Men At Large』
Men at Large
発表年:1992年
ez的ジャンル:巨漢ユニット系男性R&B/NJS
気分は... :見た目はブー!中身はグー!

今回は90年代R&Bファンには懐かしい巨漢デュオMen at Largeのデビュー作『Men at Large』(1992年)です。

Men at Largeは、オハイオ州クリーブランドで結成されたJason ChampionDave Tolliverによる男性R&Bデュオ。2人合わせて体重300kg超という巨漢デュオです。

Gerald Levertのバックアップによるデビュー・アルバム『Men at Large』(1992年)からは「So Alone」「Use Me」といったR&Bヒットが生まれました。

しかし、2ndアルバム『One Size Fits All』(1994年)を最後にJason Championがグループを離れてしまいます。残ったDave Tolliverは新メンバーEdgar "Gemini" Poterを迎えてMen at Largeを継続させ、『Love Struggle & Progress』(1999年)、『Back On Top Couzan』(2007年)といったアルバムをリリースしています。

僕もしばらくMen at Largeの存在を忘却していましたが、『ezが選ぶ2008年の10枚』でもセレクトしたJason Championの素晴らしいソロ・アルバム『Reflections』で彼らのことを思い出し、家のCD棚の奥の方から十数年ぶりに『Men at Large』を発掘(?)して以来、ブログで取り上げようと思っていた次第です。既にそう思い立ってから数年経過してしまいましたが(笑)

さて、デビュー作『Men at Large』(1992年)ですが、Gerald Levert,、Marc Gordonをはじめ、Robert Cunningham、Edwin NicholasといったLevert人脈がプロデュースを務め、この時代らしいNew Jack Swing作品に仕上がっています。

何となく巨漢ラッパーのようなイメージが強い2人ですが、基本はヴォーカル・デュオです。まるでイケメン・デュオのような格好良い90年代R&Bグルーヴをお楽しみ下さい(笑)

全曲紹介しときやす。

「Where's Dave & Jason (Skit Intro)」
アルバムのイントロ。

「Use Me (Version #1)」
アルバムからの2ndシングル。全米R&Bチャート第9位となりました。この時代らしいヴォーカル&ラップによるR&Bグルーヴを満喫できます。甘く危険な香りのするグルーヴ感がたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=ux0DTAnhXPE

「You Me」
この曲もシングルとなり、全米R&Bチャート第29位を記録しています。この時代にありがちなメロディ&サウンドですが、それが癖になるんですよね。途中でA Tribe Called Quest「Can I Kick It?」のフレーズが引用されているあたりも僕好み!
http://www.youtube.com/watch?v=z6tIZ2YQpg4

「Would You Like To Dance (With Me)」
メロディアスなミッド・グルーヴ。打ち込みサウンドのピコピコ感が懐かしくていい感じです。風貌に似合わないスウィートなヴォーカルを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=KV0hywZVkdc

「Um Um Good」
この曲もシングルになりました。美しいスロウですが、ややインパクト不足かもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=W4pxnd4O89g

「Heartbeat」
レゲエ調の仕上がりですが、日本人が聴くと盆踊りのように聴こえるかもしれません(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=_-k689Pz0-I

「So Alone」
アルバムからの1stシングル。全米チャート第31位、同R&Bチャート第9位となりました。美しいメロディの哀愁バラードです。このタイプの曲を1stシングルに持ってくるあたりに本来のグループの姿が見えてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=jOLwb_H6BDk

「Salty Dog」
シングル曲に劣らないキャッチーさを持つNJSグルーヴ。繰り返しになりますが、この黄金のワンパターンがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=A4d3Z99zIi4

「Stay The Night」
メロウなミディアム・スロウ。ミディアム〜スロウ系ではこの曲が一番好きです。この時代の打ち込みサウンドには、こういう曲がよく栄えると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=27DM1MmHra8

「Ain't It Grand」
実はアルバムで一番のお気に入り曲。この爽快で格好良いグルーヴを聴いていると、歌っている人はシュッとしたお兄ちゃんしかイメージできないかもしれません(笑)
http://www.youtube.com/watch?v=ctiHSueRI7M

「Use Me (Version #2)」
「Use Me」の別ヴァージョンです。

「Menz At Larges (Skit Outro)」
アルバムのアウトロ。

『One Size Fits All』(1994年)
One Size Fits All

Men at Large作品とは全くタイプが異なる作品ですが、Jason Champion『Reflections』はぜひチェックして欲しい1枚です。

Jason Champion『Reflections』(2008年)
Reflections

Jason Champion「Find A Reason」
http://www.youtube.com/watch?v=Hhezf-NOcXA
posted by ez at 13:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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