2012年04月20日

Belle & Sebastian『If You're Feeling Sinister』

実質的なデビュー作となった2ndアルバム☆Belle & Sebastian『If You're Feeling Sinister』
天使のため息
発表年:1996年
ez的ジャンル:グラスゴー系ネオアコ/ギター・ポップ
気分は... :琴線に触れます・・・

今日は肩肘張らないアルバムが聴きたい気分・・・

ふと手にしたのはBelle & Sebastianの2ndアルバム『If You're Feeling Sinister』(1996年)です。

日本でも根強い人気を誇るスコットランド、グラスゴー出身のネオアコ/ギター・ポップグループ、Belle & Sebastianの紹介は、3rdアルバム『The Boy With The Arab Strap』(1998年)、1stアルバム『Tigermilk』(1996年)に続き3回目です。

1stアルバム『Tigermilk』(1996年)は、元々は大学の実習として制作され、アナログ盤のみ1000枚限定でプレスされた作品であり、CD化されたのは後年のことです。

その意味では、今日紹介する2nd『If You're Feeling Sinister』(1996年)がグループの実質的なデビュー作ということになります。ジャケも含めて謎のベールに包まれた新人グループという雰囲気でしたよね。

本作におけるメンバーは、Stuart Murdoch(vo、g、p)とStuart David(b)、Stevie Jackson(vo、g)、Isobel Campbell(vo、cello、per、recorder)、Chris Geddes(key)、Richard Colburn(ds)、Sarah Martin(violin、recorder、per)の7名。さらに3rd『The Boy With The Arab Strap』の後にグループの正式メンバーとなるMick Cookeも参加しています。

僕の場合、ベルセバを頻繁に聴くわけではありませんが、たまに聴くと琴線に触れますね。きっと僕の中で80年代のUKネオアコとベルセバ・ワールドがリンクしているからでしょうね。僕の音楽脳の一部にナイーブなネオアコ/ギター・ポップを欲する部分があるのだと思います。

『If You're Feeling Sinister』も久々に聴きましたが、この初々しく青臭い青春ネオアコ感にグッときてしまいます。

全てStuart Murdochのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「The Stars of Track and Field」
オープニングは静かなネオアコ・チューン。この脱力モードながらもダラダラせずにしっかりメリハリのあるところがグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=yvgHZ2SGej8

「Seeing Other People」
軽快なピアノの音色とUKらしいメロディが印象的です。エレガントな疾走感がいいですね。終盤のノリは結構グッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=583_nEvuRvw

「Me and the Major」
大好きな曲。グルーヴィーなノリはベルセバ好き以外にも訴求できるのでは?ブルージーなハープの音色がいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=h5kCDtd5t68

「Like Dylan in the Movies」
タイトルからして興味深いですよね。ドライブ感のある爽快ロック・チューンで駆け抜けます。
http://www.youtube.com/watch?v=bSX73YsJrqc

「The Fox in the Snow」
ピアノの弾き語りによる美しい仕上り。タイトルからして冬向けの曲ですが・・・
http://www.youtube.com/watch?v=iBCxweDNjNY

「Get Me Away from Here, I'm Dying」
エヴァーグリーンな輝きを持ったネオアコ・チューン。懐かしい青春の1ページ・・・そんなノスタルジックな気分にさせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=yS_DcqPkEYM

「If You're Feeling Sinister」
タイトル曲は無邪気な子供の声が入ったネオアコ・フォーキー・チューン。繊細なヴォーカルとフォーキー・サウンドが爽快に響き渡ります。
http://www.youtube.com/watch?v=HVAvFfXPL0Q

「Mayfly」
疾走する青春ギター・ポップ。10代の時にこういう曲を聴いたら、相当ヤラれたと思います。(良い意味で)青臭さがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=JQqf2Bgerko

「The Boy Done Wrong Again」
淡々とした語り口で訴えます。Stuartの上手くないヴォーカルが逆にリアルな感じがしてきますね(笑)。バイオリン&チェロが盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=04YuREsHVRM

「Judy and the Dream of Horses」
ラストは軽快なアコースティック・チューンで締め括ってくれます。トランペットやリコーダーの音色がアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=jicBBk4Sgxs

Belle & Sebastian関連の過去記事もご参照下さい。

『Tigermilk』(1996年)
タイガーミルク

『The Boy With The Arab Strap』(1998年)
The Boy With the Arab Strap

The Gentle Waves『Swansong For You』(2000年)
Swansong for You
posted by ez at 00:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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