2012年04月30日

Gangway『Happy Ever After』

デンマーク産、至極のポップ・サウンド☆Gangway『Happy Ever After』
Happy Ever After
発表年:1992年
ez的ジャンル:デンマーク産シンセ・ポップ
気分は... :北欧ポップが優しく包んでくれる

今回はデンマークのポップ・グループGangwayが1992年にリリースしたアルバム『Happy Ever After』(1992年)

Gangwayは、1982年にデンマーク、コペンハーゲンで結成されたグループ。

結成時のメンバーは、Henrik Balling(g)、Torben Johansen(key)、Allan Jensen(vo)、Jan Christensen(ds)の4名。その後ドラムはGorm Ravn-JonsenCai Bojsen-Mollerとメンバー・チェンジを繰り返すことになります。

グループは、『The Twist』(1984年)、『Sitting in the Park』(1986年)という2枚のネオ・アコギター・ポップ・アルバムをリリースした後、リメイク・アルバム『Sitting in the Park(Again)』(1988年)でシンセ・ポップ路線を打ち出し、『The Quiet Boy Ate the Whole Cake』(1991年)、『Happy Ever After』(1992年)、『Optimism』(1994年)、『That's Life』(1996年)といったアルバムをリリースした後、1998年に解散しています。

僕がGangwayを聴くようになったのは、シンセ・ポップ路線の『The Quiet Boy Ate the Whole Cake』(1991年)以降です。Pet Shop BoysのNeil Tennantを思わせるAllan Jensenのヴォーカルと北欧ポップらしいエッセンスが加わったポップ感覚にグッときました。それ以降はラスト作『That's Life』(1996年)までリアルタイムでアルバムを愛聴していました。

『The Quiet Boy Ate the Whole Cake』以降の作品の中でも一番のお気に入り作が今日紹介する『Happy Ever After』(1992年)です。どちらかと言えば、僕の中で秋〜冬のイメージが強いGangwayですが、本作『Happy Ever After』だけは春に聴きたくなるアルバムです。青空の写るジャケのイメージもあるのかもしれませんね。

プロデュース&アレンジはHenrik Ballingが務めています。楽曲は全てオリジナルであり、Henrik Ballingが9曲、Torben Johansenが3曲のソングライティングを手掛けています。

至極のデンマーク・ポップ・サウンドを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「No Need To Be Afraid」
シンフォニックなシンセ・サウンドが印象的なオープニング。前向きな気持ちを鼓舞してくれるような感じが大好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=qAXLgStYqGc

「You And Yours」
ギター・ポップとシンセ・ポップの美味しいところ取りがいいですね。後期Prefab Sproutあたりと一緒に聴きたくなる魔法のメロディ感にもグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=NpSqF31eA5o

「Didn't I Make You Laugh」
男のモヤモヤ感が漂う哀愁ポップ。小粋なサウンド・センスが心憎いですな。

「Once In A While」
イントロを聴くと、Wham! 「Last Christmas」かと思ってしまいます(笑)。Gangwayらしいヴォーカル&メロディが不安な気持ちを優しく包み込んでくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=ZKuHVvmviis

「Hey Little Darling」
ギター・カッティングとシンセ・サウンドで疾走感を演出します。淡々とした中にも徐々にサウンドの表情が変化していく感じが好きです。

「Never Say Goodbye」
北欧ポップらしい澄み切ったエレガント・サウンドが素敵なワンダー・ランドへ誘ってくれます。

「Mountain Song」
グループを代表する1曲。イントロのピアノの音色が印象的です。アコースティック・サウンドを強調した童心に戻れるポップ・ソングです。
http://www.youtube.com/watch?v=QSwI1xzawWs

「Blessed By A Lesser God」
お祈りモードの哀愁ポップ。オルガン・サウンドが哀愁モードを盛り上げてくれます。

「Manic Days」
少しミステリアスなダンサブル・ポップ。リズムの跳ね方が90年代前半らしいですね。

「Don't Go」
美しいシンセ・サウンドをバックに切なる思いが歌われます。

「The Glad Hatter」
シンフォニックなシンセによるインタールード的なインスト。

「No Matter What」
ラストはスタジオ・ライブ。優しいヴォーカルと素敵なメロディによりGangwayサウンドの魅力をダイレクトに満喫できます。
http://www.youtube.com/watch?v=t4kO7xtRPlw

他のGangway作品もチェックを!

『The Twist』(1984年)
THE TWIST

『Sitting in the Park』(1984年)
Sitting In The Park

『The Quiet Boy Ate the Whole Cake』(1991年)
The Quiet Boy Ate The Whole Cake

『Optimism』(1994年)
Optimism

『That's Life』(1996年)
That's Life
posted by ez at 13:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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