発表年:1992年
ez的ジャンル:NJS/R&B
気分は... :とりあえず「Try My Love」を聴いてみて!
今回はR&Bファンにはお馴染みの敏腕プロデューサーDallas Austinがフロントマンを務めていた男性R&BグループHighland Place Mobstersの唯一のアルバム『1746DCGA30035』(1992年)です。
Highland Place Mobstersは、Dallas Austin、Derrick Culbreath、Melvin Davis、 Theopolis Glassの4人組。
R&Bファンはご存知の通り、Dallas Austinは後にプロデューサーとして大ブレイクし、TLC、Monica、Boyz II Men
Madonna等数々の人気アーティストの作品を手掛けることになります。
そんなブレイク前のDallas Austinの活動を楽しめるのが、L.A. Reid/BabyfaceのLaFace Recordsからリリースされた本作『1746DCGA30035』です。
当然ながら当時はDallas Austinの名前など気にも留めず、LaFacからリリースされたNJS作品として本作を購入しました。アルバムは「I Revolutionary」 、「II Street」、「III Music」と題された3パートから構成されており、アルバムにトータル感がある点を気に入っていました。
NJS作品といっても、Hip-Hopチューンやファンク・チューン、美しいバラードも収録されており、1枚通して飽きのこないアルバムに仕上がっています。勿論、大好きな「Try My Love」をはじめとするNJSチューンも充実しています。
当時もそれ程話題にならなかったアルバムですが、90年代初頭のR&Bの空気を満喫できる佳作だと思います。
とりあえず名曲「Try My Love」を聴いてみて下さい!
1曲を除き、Dallas Austinがプロデュースしています(共同プロデュース含む)。
全曲紹介しときやす。
「Ma Said」
このオープニングから「Dirt Road White Girl」まで「I Revolutionary」と題されたパートです。NJS系のアップ・チューンですが、独特の味わいがあります。Dallas Austin作。
http://www.youtube.com/watch?v=2FxDjO_3ddo
「Era Of Revolutionary Street Music」
インタールード。James Brown「Escape-Ism」ネタ。
「Let's Get Naked」
オススメその1。シングルにもなった人気曲。ラップパートも交えたキャッチーなNJSです。女性コーラスもいいアクセントになっています。Dallas Austin/Melvin Davis作。
http://www.youtube.com/watch?v=XeU_xxtNa9c
「R U Freaky?」
オススメその2。NJS全盛期らしいファンキー・グルーヴ。聴く者を巻き込んでいく推進力のあるファンキー・チューンだと思います。Dallas Austin/Theopolis Glass作。
http://www.youtube.com/watch?v=Gn2Ff65H-Kc
「Dirt Road White Girl」
この曲もシングルになりました。哀愁のメロディにグッとくるミディアム・グルーヴです。後半にはラップ・パートも織り交ぜています。Dallas Austin/Melvin Davis作。
http://www.youtube.com/watch?v=lJcMssGo0NA ※音質悪いです
「The Last Capone」
ここから「Black People」までが「II Street」と題されたパートです。ラップによるインタールード。Dyke & The Blazers「Let a Woman Be a Woman and a Man Be a Man」をサンプリングしています。
「N.A.K.E.D.」
「Let's Get Naked」のHip-Hopヴァージョン。90年代初頭のHip-Hopがお好きな人であれば気に入るはず!
http://www.youtube.com/watch?v=pcceMiWY0mE
「Niggas And.....」
これもDyke & The Blazers「Let a Woman Be a Woman and a Man Be a Man」をサンプリング。
「Black People」
オススメその3。重量感のあるファンク・チューン。Zapp「More Bounce To The Ounce」、The Five Stairsteps & Cubie「Don't Change Your Love」をサンプリングしています。Dallas Austin作。
http://www.youtube.com/watch?v=FPJPjZuLvmU
映画『Panther』(1995年)のサントラで何とFunkadelicがカヴァーしています。
Funkadelic「Black People」
http://www.youtube.com/watch?v=hZujBsg-srI
「Try My Love」
オススメその4。ここからが「III Music」と題された最終パートです。当時も今のこのNJSチューンが僕の一番のお気に入り。今日的にも一番の人気曲なのでは?NJSならではの疾走感を満喫できます。Dallas Austin/MDerrick Culbreath作。
http://www.youtube.com/watch?v=wQo9u7jGl9Q
「If U Stay」
オススメその5。美しいメロディと訴えかけるようなヴォーカルが印象的なミッド・グルーヴ。Dallas Austin作。
http://www.youtube.com/watch?v=sle7NmiamAA
「Catalogs Of Lost Love (Volume I)」
哀愁モードのバラード。Dallas Austin/Theopolis Glass作。
http://www.youtube.com/watch?v=-HrWRcVcxfE
「Take A Dip」
オススメその6。本曲はRandy Ran/Dallas Austinが共同プロデュースしています。シングルにもなりました。後にA Few Good Menもカヴァーした美バラードです。Randy Ran/Kimberly Smith作。
http://www.youtube.com/watch?v=Mx8I8YlWrxQ
「Ho Of My Own」
本曲はLaFace Recordsの総帥L.A. Reid/Babyfaceがプロデュースしています。リラックスしたリズムが牽引するミッド・グルーヴです。Babyfaceがバック・コーラスでも参加しています。L.A. Reid/Babyface/Drryl Simmons作。
「Daddy」
ラストはソウルフル・バラードで締め括ってくれます。Dallas Austin作。
http://www.youtube.com/watch?v=bxL_JwUbnyQ
今週はあっという間に金曜日、To Doリストを眺めるとやり残したことだらけ・・・今日のテーマは「焦らず着実かつ速やかに」