発表年:1973年
ez的ジャンル:ダイナマイト・ファンク
気分は... :完勝しましたが・・・
サッカー日本代表はヨルダンに6対0で完勝しました。
本田の存在感は凄かったですね。。
この2戦を観ると、やはり日本のエースは本田という気がします。
それと比較すると、香川を代表のエースと呼ぶためには、まだいくつか山を越えてもらわなければいけない気がします。
次戦はアウェーのオーストラリア戦ですが、DFの要である吉田の離脱は痛いですね。今野、栗原のコンビに期待しましょう。
さて、今回はLarry Graham率いるGraham Central Station(GCS)の1stアルバム『Graham Central Station』(1973年)です。
Graham Central Stationの紹介は、『Release Yourself』(1974年)、『Ain't No 'Bout-A-Doubt It』(1975年)に続き3回目となります。
1972年にSly & The Family Stoneから独立したLarry Grahamは、前身となるHot Chocolateを経てGraham Central Stationを結成しました。
デビュー・アルバムとなる本作『Graham Central Station』時点のメンバーは、Larry Graham(b、g、p、key、ds、vo)、Patryce "Chocolate" Banks(vo、drum prog)、Hershall "Happiness" Kennedy(clavinet、tp)、David "Dynamite" Vega(g)、Willie "Wild" Sparks(ds)、Robert "Butch" Sam(p、org)の6名。
さらにSly & The Family StoneのFreddie Stone(g)、Tower Of PowerのLenny Williams(vo)、Milt Holland(per)、P. Caboose(ts)がゲスト参加しています。
同じ1973年にリリースされたSly & The Family Stone『Fresh』と比較しても、もう1つのSly & The Family Stoneといった雰囲気もある作品ですね。特に、『Fresh』同様にリズム・ボックスを使った曲を聴くと、余計にそんな気がしてきます。
重心の低いファンキー・グルーヴと躍動するヴォーカルによるGCSらしいダイナマイト・ファンク・ワールドを楽しみましょう。
プロデュースはLarry GrahamとRuss Titelman。Clarence McDonaldがストリングス・アレンジを担当しています。
全曲紹介しときやす。
「We've Been Waiting」
オープニングは意外にもア・カペラ。Jerry Weaver/Poesie Knight作。Franky Kubrick「Prost Drauf」のサンプリングソースにもなっています。
「It Ain't No Fun To Me」
Al Green作品のカヴァー。オリジナルは『Let's Stay Together』に収録されています。オリジナルと比較すると、ファンキーな派手さのあるカヴァーに仕上がっています。Larry Graham作。
http://www.youtube.com/watch?v=ob1fdi53L_8
「Hair」
Larry Grahamのスラップ・ベースを満喫できるファンキー・グルーヴ。重心の低いグルーヴを楽しみましょう。Larry Graham作。
http://www.youtube.com/watch?v=KmRNGIk0LYA
「We Be's Gettin' Dow」
Patryce "Chocolate" Banksをフィーチャーしたニューソウル風のエモーショナル・バラード。Milt Hollandがパーカッションで参加しています。Larry Graham作。
「Tell Me What It Is」
「People」、「Why?」と並ぶお気に入り曲。Lenny Williamsがヴォーカル、 Freddie Stoneがギターで参加。アンダーグラウンドな雰囲気の漂うグルーヴがたまりません。Larry Graham作。
http://www.youtube.com/watch?v=8ESPiMrX-3w
「Can You Handle It?」
シングルとして全米R&Bチャート第9位となりました。明るく開放的なパーティー・グルーヴです。Larry Graham作。
「People」
僕の一番のお気に入り曲。素晴らしいヴォーカル・ワークとエキサイティングなファンキー・グルーヴとGCSの魅力を満喫できます。Larry Graham/Freddie Stone作。
http://www.youtube.com/watch?v=pgQ_WV05clI
Das EFX「Baknaffek」、Hocus Pocus「Beautiful Losers」のサンプリングソースになっています。
Hocus Pocus「Beautiful Losers」
http://www.youtube.com/watch?v=laSxWt9nv6c
「Why?」
この曲もお気に入り。リズム・ボックスをバックにPatryce "Chocolate" Banksの躍動するヴォーカルを満喫できます。もう一つのSly & The Family Stoneといった雰囲気がいいですね。Larry Graham作。
「Ghetto」
ラストも迫力のヴォーカル・ワークを活かしたファンキー・グルーヴ。Lenny Williamsがヴォーカルで参加しています。Larry Graham作。
http://www.youtube.com/watch?v=5zE7Pjz3TVY
Graham Central Stationの過去記事もご参照下さい。
『Release Yourself』(1974年)
『Ain't No 'Bout-A-Doubt It』(1975年)