2006年11月17日

Gloria Scott『What am I Gonna Do』

フリーソウル・ファンにはお馴染みの1枚☆Gloria Scott『What am I Gonna Do』
What Am I Gonna Do
発表年:1974年
ez的ジャンル:メロウ・ソウル系レア・グルーヴ
気分は... :キラキラ☆ロマンチック♪

僕はキホン的に一人の時間が大好きな人間である。
でも、何となくここ数日人恋しい気分なんだよね。
僕がこんな気分になるのは相当ヤバイのかも?

そんな時聴きたくなるのが、レア・グルーヴ/フリーソウル系の女性ボーカル♪
きっと、ソウル・レディの優しい歌声に包容されたい心境なんだろうね(笑)

例えば、Jackson Sisters『Jackson Sisters』Alton Mcclain & Destiny『It Must Be Love』Madeline Bell『This Is One Girl』とかね。

これらの作品って、リアルタイムで聴いたことがないのに、聴くたびに昔懐かしい思い出が甦ってくるのも不思議なんだよね。何か胸がキラキラときめいてくるんだよね。

今回紹介するGloria Scott『What am I Gonna Do』(1974年)もそんな1枚だ。

正直、Gloria Scottという女性シンガーがどんなキャリアの持ち主なのか、今も全然知らない。持っているCDのライナーノーツを読んでも、全く彼女のプロフィールは書かれていない。多分、ライター自身もそんなに詳しく彼女のことを知らないのだと思う。

僕がGloria Scottを知ったのは、多分大多数の人と同じくフリーソウルのコンピで知った「What Am I Gonna Do」「That's What You Say (Everytime You're Near Me) 」の2曲っす。ちなみに「What Am I Gonna Do」は『Free Soul Lights』、「That's What You Say (Everytime You're Near Me) 」は『Free Soul Parade』に収録されてます。

これら2曲の黄昏ソウル、メロウ・ソウルの虜になったところへ、タイミング良く『What am I Gonna Do』が初CD化され、即ゲットした記憶がありマス。

本作のプロデュースは“愛の伝道師”Barry White。さらには片腕のTom Brock、売れっ子アレンジャーGene PageというBarry White関係ではお馴染みのメンバーが揃っていマス。このメンバーが制作すれば、出来上がるのは想像通り、恋する乙女のロマンチック気分な作品っす。

どうやら本作はGloria Scott唯一のアルバムらしい。
おそらく商業的にはあまり成功しなかったのであろう。

でも、そんな作品が発売から30年以上経った今なお多くのリスナーを魅了している。
ホント、こうした埋もれた名作を発掘してくれる方々に感謝ですな。

全曲紹介しときやす。

「What Am I Gonna Do」
前述のフリーソウル・クラシック。黄昏系のストリングスのアレンジがサイコーだよね。とっても甘酸っぱい気分になる曲だよね。揺れる乙女の恋心ってカンジでしょうか。

「It's Better to Have No Love」
トキメキ系バラード。このノスタルジックなムードがたまりませんな。

「I Think of You」
これはステキなバラードだね。アレンジの妙だよね。切々と歌い上げるGloriaのボーカルもカワイイね。思わず恋したくなる1曲ですな。

「Love Me, Love Me, Love Me, or Leave Me, Leave Me, Leave Me」
さらにバラードっす。それにしても長く、もどかしいタイトルだよね。“どっちなんだよ〜”と叫びたいけど、恋する気持ちって、確かにこんなカンジだったよね。オレには遠い昔の話だけど(笑)

「I Just Couldn't Take a Goodbye」
まだまだ続く怒涛のバラード4連発。さすが“愛の伝道師”Barry White☆只者ではないね。

「That's What You Say (Everytime You're Near Me) 」
フリーソウル・クラシック。個人的には一番のお気に入り。愛の伝道師チームによるロマンチックなアレンジに、Gloriaのスウィートなボーカルが抜群の相性を魅せる至極のメロウ・グルーヴ。僕的には最初の♪イェーイ、イェー♪だけで昇天してしまいマス(笑)同じくフリーソウル・クラシックのFreda Payne「We've Gotta Find A Way Back To Love」とセットで聴くのが、僕のお気に入りパターン。

「(A Case of) Too Much Lovemakin'」
この曲も人気が高い1曲ですね。大草原を駆け巡る乙女のような爽やかなメロウ・グルーヴってカンジかな。パーカッションのパカポコ感も僕好み。

「Help Me Get off This Merry-Go-Round」
しみじみしてしまうバラード。相変わらずストリングスが盛り上げてくれマス。

本作と全然関係ないが、さっきネットをテキトーに眺めていたら、LevertやLSGでお馴染みのGerald Levert死去のニュースを発見した。11月10日に心臓発作で亡くなったのだとか。享年40歳。オレより若い。早過ぎるよねぇ。

追悼の意味で明日にでもLevertの作品を紹介したいと思いマス。
posted by ez at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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