発表年:2012年
ez的ジャンル:愛の伝道師系R&B
気分は... :待ってたぜぇ!
今回は大物R&BシンガーR. Kelly、待望の新作『Write Me Back』です。
愛の伝道師R. Kellyの紹介は、『Chocolate Factory』(2003年)、『Love Letter』(2010年)に続き3回目となります。
以前にも書きましたが、僕の中でR. Kellyはアルバム単位で好き/嫌いがハッキリ分かれてしまうアーティストです。
『Chocolate Factory』(2003年)、『Happy People/U Saved Me』(2004年)は大好きな作品ですが、『TP.3 Reloaded』(2005年)、『Double Up』(2007年)、『Untitled』(2009年)は何度聴いても殆ど興味が湧かず購入すらしません。最新R&Bモードに偏った作品ではなく、時代に左右されないメロディアス&メロウなソウル寄りの作品が、僕の好きなR. Kellyですね。
その意味でソウル・オマージュ作品となった前作『Love Letter』(2010年)は、久々に「R. Kellyって、やっぱりいいよね!」と思わせてくれた作品となりました。
おそらく最新R&B作品などはあまり聴かないソウル・ファンの方も納得させる作品ではなかったのではないかと思います。
さて、その傑作アルバム『Love Letter』に続く新作は、どっちの路線なのか興味津々でしたが、結局『Love Letter』に続くヴィンテージ感のあるソウル作品となり大歓迎です。
『Love Letter』もそうでしたが、単なるソウル・オマージュではなく、きちんとR. Kellyらしさも加味されているのがいいですね。前作も含めて、改めてソウル・シンガーとしてのR. Kellyの魅力も再認識できます。
『Love Letter』同様、派手なゲスト陣や大物プロデューサーの招聘もなく、すべての楽曲のプロデュース&ソングライティングをR. Kelly自身が手掛けています(共同プロデュース&共作含む)。
僕が保有するのは通常盤ですが、4曲のボーナス・トラックを追加したデラックス・エディションはジャケが異なるのでご注意を!
『Write Me Back(Deluxe edition)』
ヴィンテージ感のあるR. Kellyらしいラブ・ワールドを満喫しましょう。
全曲紹介しときやす。
「Love Is」
オススメその1。70年代モード全開のエレガント&ダンサブルなソウル・ワールドでアルバムは幕を開けます。Larry Goldがアレンジを手掛けたストリングス&ホーンも含めて70年代へタイム・トリップした気分になります。
http://www.youtube.com/watch?v=5VJBBuRvMbs
「Feelin' Single」
オススメその2。アルバムからの2ndシングル。前作『Love Letter』の「Number One Hit」に続き、Michael Jacksonへのトリビュートの色合いが濃い楽曲です。Bill Withers「Lovely Day」のエッセンスも取り入れたメロウなソウル・チューンに仕上がっています。Bigg Makkとの共同プロデュース&共作。
http://www.youtube.com/watch?v=hIDrKOpl_wg
「Lady Sunday」
オススメその3。僕の一番のお気に入り。僕の好きなR. Kellyがこの1曲に詰まっています。ジワジワと込み上げてくるジェントル・ソウルに音楽の魔法を感じます。
http://www.youtube.com/watch?v=ENqOlpUKy2I
「When a Man Lies」
オススメその4。ヴィンテージ感のある感動的なソウル・バラード。純粋に良い楽曲、魅力的な歌声で勝負している感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=EPc7lWh3CLo
「Clipped Wings」
Warryn Campbellとの共同プロデュース&共作。壮大なオーケストレーションを配した哀愁バラード。
http://www.youtube.com/watch?v=kY9Juf30Cyw
「Believe That It's So」
オススメその5。「Lady Sunday」と並び僕のここ数日のヘビロテ曲です。ジェントルな空気に包まれたメロウ・ソウル。軽くパーカッシヴな感じがモロに僕好みです。
http://www.youtube.com/watch?v=w2DEzXAzF8U
「Fool for You」
オススメその6。ヴォーカル・スタイル&楽曲ともにSmokey Robinsonライクな仕上がり。ヴィンテージな魅力が詰まったスウィート・バラードです。
http://www.youtube.com/watch?v=w8e9VQ9retk
「All Rounds on Me」
この曲はロックン・ロール風に攻めます。オールディーズ・モード全開ですな。Bigg Makkとの共同プロデュース&共作。
http://www.youtube.com/watch?v=z5J6Wxwz9bU
「Believe in Me」
J. LBSとの共同プロデュース&共作。ヴォーカルに軽くオートチューンを使った哀愁モードのバラードです。多少、他の楽曲と雰囲気が異なるかもしれません。
http://www.youtube.com/watch?v=rwMDFDZF-vQ
「Green Light」
地味ですが美しいバラード。聴いていると切ない思いが胸にこみ上げてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=DrMA08KcS1g
「Party Jumpin'」
タイトルの通り、パーティー・モードのジャンピン・サウンドで楽しませてくれます。大勢で聴きたい1曲ですね。
http://www.youtube.com/watch?v=t85NkruhC0Q
「Share My Love」
オススメその7。ラストはアルバムからの1stシングルにもなった楽曲。R. Kellyらしいシカゴ・ステッパーズで締め括ってくれます。やっぱり、こういうエレガントなR. Kellyがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=D3ufEF45-J4
前述のように、デラックス・エディションには「Beautiful In This Mirror」、「You Are My World」、「Fallin' From The Sky」、「One Step Closer」の4曲が追加収録されています。
R. Kellyの過去記事もご参照下さい。
『Chocolate Factory』(2003年)
『Love Letter』(2010年)
早く来ないかな〜。。。
ありがとうございます。
待ち遠しいですね。
期待を裏切らない充実の1枚だと思います!