2006年11月26日

Jody Watley『Larger Than Life』

80年代後半のJodyの勢いは凄かった!☆Jody Watley『Larger Than Life』
Larger Than Life
発表年:1989年
ez的ジャンル:バブリー系セクシー女性R&B
気分は... :懐かしや☆

男性R&BならばBobby Brown、女性R&BならばJody Watley
僕の中では、バブリーな80年代後半のR&Bを象徴する存在として、この2人の名前が思い浮かぶ。

個人的には大学を卒業し、社会人になった時期と、この2人が輝いていた時期がちょうど重なる。当時のJody Watleyって、今で言うBeyonceみたいな存在に僕の目には映ったかなぁ。

Jody Watleyは本ブログでも紹介したSolarを代表するR&BグループShalamarのメンバーとして、ダンス・クラシック「A Night To Remember」などのヒットを放っていた。

Shalamar脱退後1986年にソロ契約し、1987年にソロ・デビュー・アルバム『Jody Watley』を発表。「Looking for a New Love」、「Don't You Want Me」、「Some Kind of Lover」などのヒット・シングルを連発し、グラミー最優秀新人賞も受賞した。そして、その勢いを持って発表されたのが、2ndアルバムとなる本作『Larger Than Life』(1989年)である。

ただし、絶頂期のJodyを僕は素直には受け入れてはおらず、少し冷ややかな反応をしていたかも?

大ヒット作にのめり込むのは、商業主義に迎合すると、そういった作品を購入しないのが僕の音楽ライフだった。逆に、ムキになってShalamar時代の作品とか聴いていたんだよね。今考えると、くだらん抵抗なんだけどね。

そんなJodyの勢いも『Larger Than Life』までで、その後はダンス路線から、聴かせるシンガー路線へと変化した影響もあってか、『You Wanna Dance With Me?』(1991年)、『Intimacy』(1993年)、『Affection』(1995年)と1作ごとに地味になっていったカンジだったね。

でも、皮肉なことにそれらの作品がきっかけで、僕自身のソロ・アーティストJodyへの評価は上昇していった。今でも一番のお気に入りの作品は『You Wanna Dance With Me?』(1991年)だ。それと同時に前述のダンス路線の2作も素直に聴けるようになっていた。

ということで、トータルな視点で考えると、Jodyの代表作としては『Larger Than Life』(1989年)を最初に聴くべきと思い、紹介しマス。

プロデュースは私生活でもパートナーだったPrince一派出身のAndore Cymone。
実に80年代後半のバブリーな時代を見事にとらえたダンス・アルバムに仕上がっていマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Real Love」
本作と言えば、まずこの曲でしょ!ということでアルバムからの1stシングル。当時はガンガンかかりまくっていた1曲ですな。全米ポップチャート第1位、R&Bチャート第1位に輝いた大ヒット。実にバブリーなアゲアゲ・ナンバーってカンジがいいよね。まさに時代を象徴する1曲。

「Friends」
アルバムからの2ndシングル。この曲も全米ポップチャート第9位、R&Bチャート第3位まで上昇したヒット曲っす。注目はなんといってもEric B. & Rakimのフィーチャーですね。今でこそゲストラッパーをフィーチャーしたR&Bの楽曲なんて当たり前だけど、当時はまだ珍しい時代でシタ(笑)。

「Everything」
アルバムからの3rdシングル。当然ながら全米ポップチャート第4位、R&Bチャート第3位の大ヒットっす。ダンス・ナンバーだけではないというところを見せつけてくれるメロウネスたっぷりのスロー。

「What'cha Gonna Do for Me」
一瞬、本ブログでも紹介したChaka Khanのアノ大ヒット曲(オリジナルはAWB)と思うかもしれないけど、別の曲です。アチラは「What cha' Gonna Do For Me」、コチラは「What'cha Gonna Do for Me」とビミョーにタイトルも違いマス。中身はなかなかノリのいいファンクネス溢れる1曲っす。

「L.O.V.E.R.」
「Real Love」タイプのダンス・ナンバー。当時は素直でなかったが、ホントはこの手の曲だ大好きでたまらんかった。

「For Love's Sake」
Nile Rodgersばりのなかなかカッチョ良いギター・サウンドを聴かせてくれる1曲。

「Lifestyle」
Jam & Lewisあたりのクールネスに満ちたファンク・ナンバーと一緒に聴きたく1曲だね。

「Precious Love」
パーカッシブなラテン・グルーヴ。今回初めて知ったがパーカッションはあのPaulhino Da Costaだった。今日的にはこの曲なんかイケてるんじゃないかなぁ。

「Come into My Life」
オリエンタルなテイストがいいカンジな1曲。Jodyって見た目少しオリエンタルな雰囲気もあるよね。

Bobby BrownやJody Watleyを聴いていると、柄にもなくDCブランドに身を包み、バブリーに遊んでいたアノ時代が懐かしく思える。
posted by ez at 00:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うわあ!これ'89年ですか〜!ビックリします。
聞いたら泣けてきそうで、自ら聞くことがためらわれマス(笑
Posted by けん at 2006年11月26日 19:36
☆けんさん

ありがとうございます。
このあたりの音楽って、当時の思い出が詰まってるってカンジがしますよね。
M.C.Hammerあたりならばリラックスして聴けるかもしれませんが(笑)
Posted by ez at 2006年11月27日 00:18
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