2012年08月20日

Nadege『Terre-Neuve』

夏モードにピッタリ!ダンサブル&スタイリッシュなフレンチ・ユニット☆Nadege『Terre-Neuve』
nadege terre-neuve.jpg
発表年:1997年
ez的ジャンル:ダンサブル&スタイリッシュ系フレンチ・ユニット
気分は... :欧州サッカー開幕!

いよいよイングランド・プレミアリーグ、スペイン・リーガエスパニョーラといった欧州サッカー主要リーグが開幕しましたね。監督交代の影響が心配されたバルサの開幕戦を観ましたが、ヒラノバは見事な勝利で幸先の良いスタートを切りましたね!

プレミアは香川、宮市の活躍が楽しみですね。香川はファンペルシーが加わり熾烈なレギュラー争いを強いられそうですが、何とか歓迎ムードのうちに目に見える結果を残して欲しいですね。ウィガンにレンタル移籍した宮市にもかなり期待しています。やはり試合に出てなんぼなので・・・

今回は夏モードにピッタリのフレンチ・サウンド!Nadege『Terre-Neuve』(1997年)です。

Nadegeはフレンチ・ユニット。初期メンバーはNadege SellierAbou El FidaSine Qua Nonの3名。Sine Qua Nonは日本人プロデューサー葦沢伸太郎氏の変名です。

デビュー・アルバム『Nadege』(1994年)を皮切りに、『Nadege Meets Nadege』(1994年)、『Aquatique』(1996年)、『Terre-Neuve』(1997年)、『Aromes』(1998年)、『Purification』(1998年)、『Saveurs』(1999年)といったアルバムをリリースしています。

今回紹介する4th『Terre-Neuve』(1997年)からNadege SellierAbou El Fidaの男女2名ユニットとなった模様です。すいません、このあたりの情報は曖昧です(泣)

デビュー・アルバム『Nadege』(1994年)の頃はハウス色がかなり濃く、我が家のCD棚でもハウス・コーナーに置いていました。しかし、今日紹介する『Terre-Neuve』(1997年)はクラブミュージック寄りのダンサブル&スタイリッシュなサウンドが目立ちます。それと同時にアルバム後半ではかなりアンビエントなアプローチが目立ちます。

この手のアルバムは、なかなか評価されず、中古ショップでも安値で出回るのが相場です。本作も例外ではありません。それでも僕は本作を素直に支持したいと思います。

単にカフェ向けのお洒落アルバムでは終わらない作品だと思います。
Nadegeというユニットがアーティストとしての自我に目覚めたアルバムでもあると思います。

特に音を聴いていると、さまざまな映像が自然と頭を過る後半のアンビエント・パートが僕のお気に入りです。

全曲紹介しときやす。

「Terre-neuve」
今回YouTubeでタイトル曲である本曲の音源しか見つけることができませんでしたが、本作の持つスタイリッシュ&ダンサブルな魅力のこの曲を聴けば十分実感できると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=FN211I16McE

「Sirius」
ドラムンベース的アプローチの1曲。それほどボトムが重くないので、日常生活でBGM的に聴いても違和感ありません。

「Le Jardin De L'amour」
グランドビート調のダンサブル・チューン。美しくも儚いメロディとNadege嬢のウィスパー・フレンチ・ヴォーカルがよくマッチしています。

「Alunissage」
アンビエント風サウンドと優しいメロディが真夏の微風のようで実に心地好いです。

「Phenix」
スタイリッシュ・サウンドとフレンチ・ポップらしいコケティッシュなウィスパー・ヴォーカルが夢の世界へ誘ってくれます。

「Apres Un Reve」
フランス人作曲家Gabriel Faureの有名なクラシック歌曲「夢のあとで」のカヴァー。クラシック音楽に疎い僕ですが、この曲は訳あってよく知っています。そんな有名歌曲も彼らの手に掛かれば、お洒落な哀愁フレンチ・ポップとして楽しめます。

「Dessein-Destin」
アンビエント感覚のミステリアスな音世界を満喫できます。白日夢の中に吸い込まれてしまいそうです・・・

「Petite-Etoile」
水の効果音が涼しげです。大自然に囲まれた小川にいるような気分になるアンビエントな仕上がりです。

「Reve」
インタールード的な位置づけです。

「Venus De L'amour」
哀愁モードのアンビエント・チューン。自然を題材とした映像作家の作品のBGMにぴったりです。

「Moon Shape」
月の満ち欠けのように、音像がじんわりと変化していく感じが心地好いアンビエントな仕上がり。

「Epilogue」
スピリチュアルな雰囲気も漂うアンビエントなインストでアルバムは締め括られます。

ボーナス・トラックとして「Alunissage (Marimba Edit)」「Venus De L'amour (Long Version)」「Nenuphar」の3曲が追加収録されています。

ご興味のある方は他のNadege作品もチェックを!

『Purification』(1998年)
PURIFICATION

『Saveurs』(1999年)
SAVEURS
posted by ez at 05:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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