2012年09月05日

Curtis Mayfield『Never Say You Can't Survive』

ラブソング路線の第2弾!リラックス感とメロウネスが魅力☆Curtis Mayfield『Never Say You Can't Survive』
ネヴァ・セイ・ユー・キャント・サヴァイヴ+1(紙ジャケット仕様)
発表年:1977年
ez的ジャンル:メロウ・カーティス
気分は... :ヤングなでしこ決勝ならず(泣)

昨晩は国立競技場へ赴き、U-20女子ワールドカップ準決勝「日本対ドイツ」を生観戦してきました。

ご存知の通り、結果は0対3でドイツに完敗しました。
それにしてもドイツは強かったし、上手かったし、迫力がありました。残念ながら、現在のU-20日本代表が太刀打ちできる相手ではなく、2枚位格上でしたね。

それでも健気に戦うヤングなでしこの姿に思わず叫びながら観戦していました。日本側応援席とは逆のゴール裏だったので席エリア自体がユル〜い感じで殆どビア・ガーデン状態でしたが(笑)前半早々に勝敗が決してしまった感もあったので途中から暖かく見守るモードになっていました。

まぁ、終わったことは忘れて3位決定戦頑張ってもらいましょう。

今回はCurtis Mayfield『Never Say You Can't Survive』(1977年)です。
当ブログで紹介したCurtis作品は以下の8枚。

 『Curtis』(1970年)
 『Curtis/Live!』(1971年)
 『Roots』(1971年)
 『Superfly』(1972年)
 『Back To The World』(1973年)
 『Got To Find A Way』(1974年)
 『Give, Get, Take And Have』(1976年)
 『Something To Believe In』(1980年)

前作『Give, Get, Take And Have』(1976年)で『There's No Place Like America Today』(1975年)までの社会派路線からラブソング路線へ方向転換したCurtisですが、本作『Never Say You Can't Survive』『Give, Get, Take And Have』もラブソング路線を受け継いだ作品になっています。

これらラブソング路線のアルバムはCurtis作品の中では決して評価が高いものではありません。個人的にもCurtis作品を聴くのであれば、まずはソロ第1作『Curtis』(1970年)から『There's No Place Like America Today』(1975年)あたりまでを先に聴くべきだと思います。

それでもラブソング路線のアルバムには捨て難い魅力があります。"ニューソウル"という重荷から解放されたCurtisのリラックス&メロウ感がこれらのアルバムに反映されています。

メロウなCurtisを楽しみたいのであればオススメできる1枚です。
特にアコースティックな味わいの楽曲にグッとくるはずですよ。

レコーディングには、Henry Gibson(congas、bongos)、Donnelle Hagan(ds)、Kitty Haywood Singers(back vo)、Rich Tufo(key)、Floyd Morris(key)、Joseph Scott(b)、 Gary Thompson(g)、Cliff Davis(ts)、Sonny Seals(ts)が参加しています。本作でもKitty Haywood Singersが光っていますね。

"ニューソウル"なカーティスもいいですが、メロウなラブソングを歌うカーティスも悪くないですよ。

全曲紹介しときやす。

「Show Me Love」
シングル・カットもされたオープニング。Kitty Haywood Singersのコーラスとの絡みがグッドなメロウ・ソウルなラブソング。
http://www.youtube.com/watch?v=3o8YdgNrXAA

「Just Want To Be With You」
ソフト&メロウな魅力が全開のラブソング。魅惑のファルセットが優しく響きます。Thug Life「Stay True」、Jay Rock feat. Lil Wayne & Will.i.am「All My Life」のサンプリング・ソースにもなっています。
http://www.youtube.com/watch?v=o_dN0MkiDrU

Thug Life「Stay True」
 http://www.youtube.com/watch?v=-MzAXmGEbA4
Jay Rock feat. Lil Wayne & Will.i.am「All My Life」
 http://www.youtube.com/watch?v=BX6_rMcK7ws

「When You're Alone」
黄昏モードのアコースティック・ソウル。アコギの響きが実に心地好いですね。ボッサな楽曲とセット聴いてもイケる僕好みの1曲!
http://www.youtube.com/watch?v=VaZVW2OHTww

「Never Say You Can't Survive」
Curtisらしいファルセットを満喫できるメロウ・バラード。Kitty Haywood Singersのコーラスも素晴らしいです。Q-Unique「Between Heaven and Hell Prologue」のサンプリング・ソースにもなっています。

Q-Unique「Between Heaven and Hell Prologue」
 http://www.youtube.com/watch?v=7mHV4Uv2sdo

「I'm Gonna Win Your Love」
本作の中では最もファンキーな雰囲気のある曲です。リラックスした雰囲気のファンキー・サウンドが実にハートフルでいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=U5KwTUY7h08

「All Night Long」
リラックスしたグルーヴ感とCurtisとKitty Haywood Singersのヴォーカル&コーラスがグッドなミディアム・スロウ。愛に満ちた感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=v37rin1rIls

「When You Used To Be Mine」
味わい深いスウィート・バラード。ジワジワと胸に響いてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=Am6r1iDyucs

「Sparkle」
CurtisととAretha Franklinが夢のタッグを組んだサントラ『Sparkle』(1976年)のタイトル曲をセルフ・カヴァー。ここではアコースティックな味わいを強調したメロウ・チューンに仕上げています。さり気なさにグッときます。Splash「Feels」のサンプリング・ソースにもなっています。

Curtisの過去記事もご参照下さい。

『Curtis』(1970年)
Curtis

『Curtis/Live!』(1971年)
Curtis/Live!

『Roots』(1971年)
Roots

『Superfly』(1972年)
Superfly (1972 Film)

『Back To The World』(1973年)
Back to the World

『Got To Find A Way』(1974年)
ガット・トゥ・ファインド・ア・ウェイ 74年作

『Give, Get, Take And Have』(1976年)
ギヴ・ゲット・テイク・アンド・ハヴ+1(紙ジャケット仕様)

『Something To Believe In』(1980年)
サムシング・トゥ・ビリーヴ・イン+1(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック