2006年12月11日

Sounds of Blackness『The Night Before Christmas: A Musical Fantasy』

やっぱりクリスマス・アルバムと言えばゴスペルですな☆Sounds of Blackness『The Night Before Christmas: A Musical Fantasy』
The Night Before Christmas: A Musical Fantasy
発表年:1992年
ez的ジャンル:コンテンポラリー・ゴスペル系クリスマス・アルバム
気分は... :今年は何に感謝しようかなぁ。

そろそろ街中クリスマスムードに包まれてきましたね。
ウチの近所の商店街もクリスマス用のイルミネーションが飾られ、
ムードが高まってきました。

音楽的にもクリスマス・アルバムが続々と発売されていますね。
今年発売されたクリスマス・アルバムの中では、大好きなBootsy Collinsの『Christmas Is 4 Ever』に興味アリだったのですが、先日CDショップで試聴し、即購入とはいかず、要検討で保留中っす(笑)

やっぱり、クリスマスって感謝したり、祈ったり、願ったりする日だと思う。なので、恋人同士のイベントのようなクリスマス・ソングには興味がありません。

個人的には、世界中の人々に戦争を止めて、幸福なクリスマスを迎えようと訴えるJohn Lennon「Happy Xmas」が最も聴きたいクリスマス・ソングですな。

それを除けば、クリスマスに聴きたいのはゴスペル・アルバムかなぁ。ゴスペルを聴くと、神聖な気持ちで、いろんな事に素直に感謝できるカンジになるからねぇ。

そんな僕がオススメするゴスペル・クリスマス・アルバムがSounds of Blackness『The Night Before Christmas: A Musical Fantasy』(1992年)デス。

Sound Of Blacknessは昨年紹介した『The Evolution Of Gospel』(1991年)以来になりマス。

Sound Of Blacknessは、1970年代にリーダーのGary Hinesを中心に結成されたクワイア(聖歌隊)グループであり、Jam & Lewisが1991年に旗揚げしたPerspective Record 第一弾アーティストとして、本ブログでも紹介した『The Evolution Of Gospel』(1991年)で注目を集めまシタ。

本作『The Night Before Christmas: A Musical Fantasy』は、『The Evolution Of Gospel』に続くアルバムであり、『The Evolution Of Gospel』同様Jam & Lewis好きには、たまらない1枚に仕上がっています。

本作はクリスマス・アルバムですが、定番クリスマス・ソングは4曲程度で、あとはオリジナル作品で占められており、そのあたりが飽きずに長年聴ける要因かもしれません。

純粋にコンテンポラリー・ゴスペルとしても楽しめる内容になっていると思いマス。
あなたはクリスマスに、何を願い、感謝し、祈りますか?

オススメ曲を紹介しときやす。

「Soul Holidays」
Jam & Lewis好きにはたまらない1曲。クリスマス云々を抜きにしてJam & Lewisサウンドを堪能できる名曲だと思いマス。クリスマスを待ちきれない人は、この曲を聴けばウキウキ気分がさらにアップすると思いますよ。

「It's Christmas Time」
リードボーカルAnn Nesbyの感動的な歌声を堪能できる、個人的にアルバム中最もお気に入りの心温まる1曲。途中には定番ソング「Jingle Bells」、「Joy to the world」のフレーズも飛び出し、雰囲気を盛り上げてもくれマス。

「Away in a Manger」
「O' Come All Ye Faithful」
「O', Holy Night」
定番クリスマス・ソング3曲。どの曲もゴスペルらしい雰囲気たっぷりに聴かせてくれマス。特に「O', Holy Night」はJam & Lewisテイストたっぷりでファンにはたまらん仕上がりっす。

「Peace on Earth for Everyone」
女性ボーカル隊のアカペラ。やっぱりアカペラで1曲は聴きたいよね。

「Children Go」
少しラテン調のアップナンバー。クワイアのボーカルが入るとクリスマス・ソングっぽくなるから不思議!

「Santa Claus Is Coming to Town」
お馴染み「サンタが町にやってくる」をブルージーに仕上げていマス。たまにはこんなのもいいんじゃない。

「Dance, Chitlins, Dance」
Hip-Hopなクリスマス・ソング。このあたりもフツーにこなしてしまうところが、このグループの魅力かもね。

「Santa Won't You Come By?」
童心に戻れる60年代テイストのキュートなクリスマス・ソング。子供の頃のクリスマスのウキウキ気分を思い出しますな。

「Jolly One's Here 」
クワイアの素晴らしさを堪能できる1曲。普段ゴスペルを聴かない人にこの厚みのあるコーラスの魅力をわかって欲しいですね。

「Dash Away All/Reindeer Revolt」
フツーにファンク・ナンバーとしてカッチョ良いね!

「Give Us a Chance」
打ち込みサウンドとクワイアのボーカルが実に違和感なくマッチしたアップ・ナンバー。このあたりはJam & Lewisの手腕ですな。

「Why Don't You Believe in Me?」
実に神聖なムードたっぷりのスロー。こんな曲を聴きながら、クリスマスの意味を改めて考えてみるのもいいのでは?

「Merry Christmas to the World」
エンディングはコンテンポラリー・ゴスペルらしいアップテンポのナンバー。みんな笑顔でステキなクリスマスを迎えられたらいいよね!

ちなみ本作の続編として、2004年に『The Night Before Christmas, Vol. 2』が発表されていマス。

まぁ、クリスマス・アルバムに限らず、Sounds of Blacknessのアルバムはどの作品も神聖な気持ちになると思いますので、これからの季節にはピッタリだと思いマス。本ブログで取り上げた2作以外では『Africa To Africa:The Journey Of The Drum』(1994年)、『Time for Healing Sounds of Blackness』(1997年)あたりがオススメです!
posted by ez at 00:02| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いいですね〜。またまた脳内再生が止まりませんw

僕はクリスチャンではありませんが
このアルバムを聞くと人の善き心に触れたような気持ちになります。
Posted by けん at 2006年12月11日 12:19
☆けんさん

ありがとうございます。
そうですね。このアルバムを聴くと思わず慈悲深くなっちゃいますよね。
僕の場合、懺悔すべきことが多くて大変です(笑)
Posted by ez at 2006年12月12日 05:50
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