発表年:2012年
ez的ジャンル:姐御系ダイアモンド・ソウル
気分は... :チャート・アクションなんぞ関係ねぇ!
大好きな女性R&BシンガーAngie Stone姐さんの最新作『Rich Girl』です。
当ブログでこれまで紹介したAngie Stone作品は以下の5枚(発売順)。
『Black Diamond』(1999年)
『Mahogany Soul』(2001年)
『Stone Love』(2004年)
『The Art Of Love & War』(2007年)
『Unexpected』(2009年)
Staxに移籍し、リリースした前作『Unexpected』は商業的にはズッコケてしまいましたが、個人的には『ezが選ぶ2009年の10枚』に選ぶほどのお気に入り作でした。
まぁ、Angie姐さん本人はStaxのプロモ体制に不満だったのか、心機一転出直したかったのか、新作『Rich Girl』はSRR Records(Saguaro Road Rhythm)からのリリースとなりました。
プロデュース陣も一新され、Warren K. Jones、Levi B. Stephens、Isaac L. Lewis、Mike City、J & J2 Productions、"DMICKS's" Demond Mickens、Korey Bowie、Aaron "Freedom" Lyles、Bobby Brass、Sammy Blues、Corey "Co-T" Tatumといったプロデューサーが起用されています。
おそらく本作もチャート・アクションでは苦戦すると思いますが、中身はAngie Stoneらしい極上ネオソウル作品に仕上がっています。
気負わず、迷わず我が道を進むブラック・ビューティー!
Angie姐さん!僕はあなたについていきます!
全曲紹介しときやす。
「Intro: Real Music」
小粋なアルバムのイントロ。
「Do What U Gotta Do」
アルバムからのリード・シングル。Warren K. Jones/Levi B. Stephens/Isaac L. Lewisプロデュース。小粋なグルーヴ感が心地好い、Angie姐さんらしいソウルフルなネオソウル・チューンに仕上がっています。Y'anna Crawleyの女性バック・コーラスもグッド!
http://www.youtube.com/watch?v=L2DP15D04HU
「Backup Plan」
Mike Cityプロデュース。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。キャッチー&アゲアゲな感じがAngie姐さんにピッタリだと思います。さすがはMike Cityと思わせてくる素晴らしい仕事ぶり!
http://www.youtube.com/watch?v=L4Xqs95wlSs
「Proud Of Me」
J & J2 Productionsプロデュース。失恋ソングだと思いますが、傷ついた恋心を姐さんの力強い歌声が勇気づけてくれます。
「First Time」
"DMICKS's" Demond Mickens/Korey Bowieプロデュース。ネオソウルらしいミッド・グルーヴ。爽やかな高揚感に包まれるます。(多分)オートチューンも使ったヴォーカル・プロダクションで盛り上げてくれます。
「Guilty」
Aaron "Freedom" Lyles/Bobby Brass/Sammy Bluesプロデュース。Aaron "Freedom" Lylesは『Black Diamond』、『Mahogany Soul』にもプロデューサーで参加していましたね。込み上げ系の味わい深いソウル・チューンで聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=Y5_Cq6Y4OZ8
「Interlude」
俳優Malcolm-Jamal Warnerをフィーチャーしたインタールード。
「Alright」
J & J2 Productionsプロデュース。ネオソウルらしい浮遊するグルーヴに包まれたジャジー・ソウルなミッド・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=KXzGFtHIluw
「Livin' It Up」
"DMICKS's" Demond Mickens/Korey Bowieプロデュース。「Backup Plan」と並ぶキャッチーな仕上がり。"DMICKS's" Demond Mickens/Korey Bowieのコンビは本作でAngie姐さんの魅力を上手く引き出しており、とてもいい仕事をしていると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=RxY3zuy3Lq8
「Rich Girl」
Warren K. Jones/Levi B. Stephens/Isaac L. Lewisプロデュース。タイトル曲はしみじみと伝わってくるソウル・チューン。ここでもY'anna Crawleyのバック・コーラスがいい感じ。
http://www.youtube.com/watch?v=2PsFG2GJYAs
「Right In Front Of Me」
Mike Cityプロデュース。エレクトロ風味のトラックが印象的です。アルバムの中でいいアクセントになっているのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=Tp8t_AZqTqc
「I Can't Take it」
Corey "Co-T" Tatumプロデュース。哀愁モードのエレクトロ・トラックが印象的です。聴き込むほどこの妖しげなムードに惹かれていきそうです。
「Push N' Pull」
J & J2 Productionsプロデュース。James Owens Sr.のギターが印象的な哀愁R&Bチューン。
「U Lit My Fire」
Corey "Co-T" Tatumプロデュース。
「Sisters」
Warren K. Jones/Levi B. Stephens/Isaac L. Lewisプロデュース。ラストは感動的なバラードで締め括ってくれます。特に女性はグッとくるのでは?
Y'anna Crawley、Charlene "Tweet" Keys、Danetra Mooreといったソングライティングにも参加した女性ヴォーカリスト陣が盛り上げてくれます。さらに姐さんの近作では恒例となっている娘Diamond Stoneも参加しています。
Angie Stoneの過去記事もご参照下さい。
『Black Diamond』(1999年)
『Mahogany Soul』(2001年)
『Stone Love』(2004年)
『The Art Of Love & War』(2007年)
『Unexpected』(2009年)