
発表年:1975年
ez的ジャンル:天使の歌声系男性ボーカル
気分は... :く・くるしぃ〜{{{{(T◇T)}}}}
完璧に風邪のようっす。
今月に入ってからの不摂生がモロにきたカンジっす。
熱っぽくて、頭フラフラ〜((((゜o。)))
そんな状況で天使のボイスが聴きたくなった...ということで元Simon & GarfunkelのArt Garfunkelのソロ第2作『Breakaway』(1975年)っす。
そう言えば、最近Simon & Garfunkelって全然聴かないなぁ。
ご存知の通り、Simon & Garfunkel(S&G)はPaul SimonとArt Garfunkelによる60年代に最も成功した男性デュオですね。
僕が洋楽を聴き始めた頃、S&Gは今では考えられないくらいの伝説のスーパーデュオだったよね。扱いとしてはBeatlesやBeach Boysなんかに迫るものがあったんじゃないかなぁ。
僕も高校生くらいまでは「Sound of Silence」、「I Am a Rock」、「Mrs. Robinson」、「America」、「Scarborough Fair/Canticle」、「Bridge over Troubled Water」 、「Boxer」といった名曲の数々に魅了されていまシタ。個人的には「Cecilia」が大好きだったなぁ。
しかし、現在の僕はS&GのCDは1枚も持っていない。LPでは数枚持っているPaul Simonのソロ作もCDでは1枚も持っていない。何でだろうね。別にそれらのCDを敬遠する特別な理由はどこにもないんだけどね。
そして、僕が唯一持っているS&G関連のCDが今日紹介するArt Garfunkelのソロ『Breakaway』(1975年)だ。
これは自分でも意外かも?僕は別にシンガーとしてのArt Garfunkelが特別好きなわけではないし、どちらかと言えばSimon & Garfunkel=Paul Simonという偏見を持っていた人間だったもので。
お馴染みの楽曲が多い点と、洗練されたアレンジと、この妖しげなジャケあたりが、この作品が気に入っている理由だと思う。
1曲を除き、Ringo Starr、Carly Simon、Barbra Streisandなどを手掛けたRichard PerryとArtの共同プロデュース。Paul Simon、Stephen Bishop、Andrew Gold、Graham Nash、David Crosby、Bruce Johnston、Toni Tennile、Steve Cropper、Nicky Hopkins、Jim Keltner、Bill Payne、Klaus Voormannなど豪華な参加メンバーもウレシイですな。
全曲紹介しときやす。
「I Believe (When I Fall in Love It Will Be Forever) 」
本ブログでも紹介したStevie Wonder『Talking Book』収録曲のカヴァー。Stevieのオリジナルほど仰々しいカンジではないかな。こうやって聴いてみるとArt向けの曲かもね。
「Rag Doll」
Steve Eatonの作品。洗練されたエレピの響きが心地良いナンバー。なんか風邪気味の僕には熱が緩和しそうなホッとする1曲。
「Break Away」
シングルカットもされたタイトル曲。個人的にもアルバムで一番お気に入りのナンバー。Randy Vanwarmer「Just when I Needed You Most」あたりと一緒に聴くといいかもね。
本曲はUKのデュオ・グループ Gallagher & Lyleの作品デス。Gallagher & Lyle自身のバージョンも持っているんだけど、10年以上聴いていない気がする。今度聴いてみようっと!
「Disney Girls」
Beach BoysのBruce Johnstonの作品。Beach BoysおよびBruceのソロ・バージョンもありますね。本曲ではBruce自身がボーカル、ピアノで参加しています。あとはCaptain & Tennile(懐かしい!)のToni Tennileもバック・コーラスで参加しています。ノスタルジックで童心に戻れる1曲ですね。
「Waters of March (Aguas de Marre) 」
本ブログでも紹介したボサノヴァの創始者Antonio Carlos Jobimの作品。Artの線の細いボーカルはボサノヴァ作品にマッチするかもね!
「My Little Town」
この曲はS&G名義っす。この曲のみプロデュースはS&GとPhil Ramoneが担当しています。本曲は同じ1975年に発表されたPaul Simonのソロ『Still Crazy After All These Years』にも収録されており、LP時代はそちらの方でいつも聴いていまシタ。60年代モータウン・テイストなカンジが好きだなぁ!
「I Only Have Eyes for You」
The Flamingos等で知られる名曲のカヴァー。シングルカットもされました。個人的にはThe FlamingosとZappのヴァージョン(『The New Zapp IV U』収録)が超スキなので本バージョンはやや分が悪いかも?
「Lookin' for the Right One」
「The Same Old Tears on a New Background」
この時まだデビュー前だったStephen Bishopの作品が2曲取り上げられていマス。本ブログでまだ紹介していないけど、Stephen Bishop大好きっす。本作バージョンとStephen自身のバージョンを聴き比べるのも楽しいのでは?
「Lookin' for the Right One」はアルバム『Bish』収録、「The Same Old Tears on a New Background」はアルバム『Careless』収録っす。特に、「Lookin' for the Right One」はStephenの作品の中で特に好きな1曲っす。
「99 Miles from L.A」
オールドファンには懐かしい「It Never Rains In Southern California(カリフォルニアの青い空)」でお馴染みのAlbert Hammondの作曲(作詞はHal David)。密かに大好きな曲。さまよえる霧の中をArtのエンジェル・ボイスが手招きしてくれるようっす。
このエントリーを書きながら、Artのエンジェル・ボイスを聴いていたら、いくらか熱が緩和されてきた...風邪薬のような1枚かもね。