2012年10月13日

Linda Williams『City Living』

レア・グルーヴ/フリーソウル好きに人気のアーバン・メロウ☆Linda Williams『City Living』
シティ・リヴィング
発表年:1979年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ/フリーソウル系アーバン・メロウ
気分は... :ダークネスを切り裂く!

今回はレア・グルーヴ/フリーソウル好きに人気のアーバン・メロウ作品Linda Williams『City Living』(1979年)です。

Linda Williamsは、数多くのジャズ・ミュージシャンを輩出したシカゴを代表するレーベルCadetなどで活躍したプロデューサー/アレンジャーRichard Evansに重用されたキーボード奏者であり、長年Natalie Coleのサポートで活躍した経歴を持っています。

そんな彼女の唯一のアルバムが今回紹介する『City Living』です。Richard Evansがプロデュース/アレンジを務め、Lindaはキーボード以外にヴォーカルも披露しています。

レコーディングにはPaul Jackson(g)、Alex Blake(b)、Larry Ball(b)、James Gatson(ds)、Morris Jennings(ds、per)、Paulinho Da Costa(per)、Michael Boddicker(syn)、Jerry Hey(flh)等が参加しています。

今回調べていて初めてわかったのですが、僕も保有するGeorge Clintonプロデュース監修のP-Funkコンピ『George Clinton Presents Our Gang Funky』に収録されていたBabyfattのメンバーにLinda Williamsも含まれていました。

僕自身がLinda Williamsの名前の初めて認識したのは、フリーソウルのコンピ『Free Soul Avenue』で本作収録の「Elevate Our Minds」でした。

その「Elevate Our Minds」やダンス・クラシック「City Living」、有名DJのMIX CDに収録されたメロウ・ソウル「No Love, No Where, Without You」が3大注目曲だと思います。

アルバムの後半にやや物足りなさが残りますが、それを補って余りある前半の充実ぶりでゲットする価値がある作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「City Living」
ダンス・クラシックとして人気のタイトル曲。アルバムからの2ndシングルにもなりました。フロア映えしそうな華やかな雰囲気がダンス・クラシックらしくていいですね。Linda Williams作。
http://www.youtube.com/watch?v=iorWs69eWbI

「No Love, No Where, Without You」
アルバムからの1stシングル。小粋なピアノのフレーズが印象的なメロウ・ソウル。派手さはありませんが、しっとり込み上げ感がいいですね。Linda Williams作。
http://www.youtube.com/watch?v=8PK2jkNQ9sg

「Oh Honey」
当ブログでも紹介したDelegationの大人気メロウ・クラシックのインスト・カヴァー(Michael Denne & Ken Gold作)。ヴォーカルなしなのが少し残念ですが、「Oh Honey」好きの人であれば納得のメロウ・サウンドを満喫できる好カヴァーだと思います。

Delegation「Oh Honey」
 http://www.youtube.com/watch?v=JTCDYf67f6c

「Elevate Our Minds」
前述のようにフリーソウル・クラシックとしてお馴染みの1曲。僕もブラジリアン・フレイヴァーのアーバン・テイストのミッドナイト・ダンサーが一番のお気に入りです。Linda Williams作。
http://www.youtube.com/watch?v=YO1vv8d6xyM

イントロの印象的なピアノ・フレーズは当ブログでも紹介した西ロンドンの人気曲Ben Westbeech「Get Closer」のサンプリング・ソースにもなっています。また、The Super-Phonicsが「Elevate Our Minds」のタイトルでラテン・ジャズ・ファンクなカヴァーをリリースしています。
Ben Westbeech「Get Closer」
 http://www.youtube.com/watch?v=cujLaY97JvU

「Do It」
軽快なリズムが心地好いディスコ・チューン。こういうアゲアゲなアレンジは自然とテンションが上がってきますね。Linda Williams作。

「Our Song」
取り上げられることは少ないですが、個人的には他の注目曲にひけをとらない出来だと思っているのが、このアーバン・メロウです。Michelle Wiley/Richard Evans作。
http://www.youtube.com/watch?v=K-UVl6RmGFs

「Welcome Little One」
オーケストレーションを配したビューティフル・バラード。個人的にはアルバムの中で少し違和感を覚えますが・・・。Linda Williams作。

「Loving You Forever」
ジャジー感の漂うラブリー・チューン。ただし、ソウル/ディスコ好きの方向けではないかも?Linda Williams作。
http://www.youtube.com/watch?v=uXLGuk6WmNs

「Happy Music」
ラストはキーボード奏者らしい疾走感が印象的なフュージョン/ジャズ・ファンク的な仕上がり。

僕の持つCDには「No Love, No Where, Without You」「City Living」のシングル・ヴァージョンがボーナス・トラックで追加収録されています。

昨日はイライラが募る出来事がいくつかありましたが、家でCDを整理していたら、気分が落ち着きました。やはり好きなCDのことを考えると幸せホルモンが分泌し、マインド・リセットできるのかもしれませんね。
posted by ez at 01:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がない ブログに表示されております。