2012年10月20日

Labelle『Pressure Cookin'』

Stevie Wonderも参加した3rd☆Labelle『Pressure Cookin'』
Pressure Cookin'
発表年:1973年
ez的ジャンル:パワフル系女性ソウル・グループ
気分は... :キメのポーズは?

Patti LaBelleNona HendryxSarah Dashの3人組LaBelleの3rdアルバム『Pressure Cookin'』(1973年)です。

LaBelleの紹介は大ヒット・アルバム『Nightbirds』(1974年)に続き2回目となります。

4thアルバム『Nightbirds』でブレイクするまで商業的には苦戦したLaBelleでしたが、1st『Labelle』(1971年)、2nd『Moon Shadow』(1972年)、3rd『Pressure Cookin'』(1973年)という3枚のアルバムは内容的には充実しています。

特に本作『Pressure Cookin'』では、Thunderclap Newman/Gil Scott-Heronのカヴァー「Medley: Something in the Air/The Revolution Will Not Be Televised」Stevie Wonderの書下ろし「Open Up Your Heart」以外の全てのソングライティングを手掛けたNona Hendryxの頑張りが目立ちます。

Buzz Feiten(g)、Nelson Martinez(g)、Hank Redd(g)、Leroi Conley(g、per)、Andre Lewis(org、el-p、cla、b、ds、per)、Luther Eaddy(org)、Carmine Rojas(b)、Larry Davis(ds)、Emry Thomas(ds)、Daniel Ben Zebulon(per)等が参加しています。また、"A Friend"というクレジットでStevie Wonderも参加しています。今年惜しくも亡くなったAndre Lewisの貢献が目立ちます。プロデュースはVicki Wickham。

Patti LaBelleのパワフルなヴォーカルを中心に安定感のある女性ソウル・グループ作品になっています。バックのファンキー&グルーヴィーなサウンドもグッド!

派手さはないかもしれませんが、コンパクトな聴き応えのある作品に仕上がっています。

三者三様の姿でポーズをキメてくれるジャケも大好き!

全曲紹介しときやす。

「Pressure Cookin'」
Nona Hendryx作。スピーディーに疾走するオープニング。一気に突き抜けるグルーヴとパワフルなヴォーカルが印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=mLT_ZB4GNvE

「Medley: Something in the Air/The Revolution Will Not Be Televised」
Thunderclap Newman、1969年のヒット曲と当ブログでも紹介したGil Scott-Heron『Pieces Of A Man』収録の名曲のカヴァー・メドレー。ソウルフルな「Something in the Air」からグルーヴィーな「The Revolution Will Not Be Televised」へなだれ込んでいきます。
http://www.youtube.com/watch?v=fwptITuhvXk

Crusaders For Real Hip-Hop「What Are We Gonna Do?」、Atmosphere「My Songs」のサンプリング・ソースにもなっています。

Crusaders For Real Hip-Hop「What Are We Gonna Do?」
 http://www.youtube.com/watch?v=RoidmS4YhBw
Atmosphere「My Songs」
 http://www.youtube.com/watch?v=xclmwQ-CZ6s

「Sunshine (Woke Me Up This Morning)」
Nona Hendryx作。ファンキー・ギターが印象的なソウル・グルーヴ。シングルにもなりました。派手さはありませんが、LaBelleの魅力がジワジワ伝わってきます。
http://www.youtube.com/watch?v=BvBmaWplNxA

「(Can I Speak Before You Go To) Hollywood」
Nona Hendryx作。しっとりとしたバラード。メロウ・エレピをバックにエモーショナルなヴォーカルを堪能できます。

「Mr. Music Man」
Nona Hendryx作。グルーヴィーなオルガン&ギターが印象的なロックン・ロール調の仕上がり。
http://www.youtube.com/watch?v=abE9duFxqJs

「Goin' On a Holiday」
Nona Hendryx作。個人的にはアルバムで一番のお気に入りのファンキー・グルーヴ。Stevie Wonderも参加しています。
http://www.youtube.com/watch?v=9o3qvv9CDPk

「Let Me See You in the Light」
Nona Hendryx作。ライト&メロウな味わいの仕上がり。爽快サウンドとソウルフルなヴォーカルがうまく同居しています、
http://www.youtube.com/watch?v=0X-ZD4DDqJA

「Open Up Your Heart」
Stevie Wonder作。シングルにもなったStevie作品。ブルージーな雰囲気が漂いますが、Stevieらしい楽曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=0dKO5SNN3-Q

「Last Dance」
Nona Hendryx作。ラストは素晴らしいバラードで締め括ってくれます。感動で胸一杯になります。

Labelleの他作品もチェックを!

『Labelle』(1971年)
Labelle

『Moon Shadow』(1972年)
ムーン・シャドウ

『Nightbirds』(1974年)
Nightbirds

『Chameleon』(1976年)
Chameleon

『Nightbirds/Phoenix/Chameleon』 ※3in1CD
Nightbirds/Phoenix/Chameleon
posted by ez at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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