2012年11月25日

Anthony David『Love Out Loud』

温もりのあるヴォーカルは本作でも健在!☆Anthony David『Love Out Loud』
Love Out Loud
発表年:2012年
ez的ジャンル:温もり系男性R&B
気分は... :真っ向勝負!

今回は新作R&Bアルバムより、Anthony Davidの5thアルバム『Love Out Loud』です。

"現代のBill Withers"とも称される温もりのあるヴォーカルが魅力の男性R&BシンガーAnthony Davidの紹介は、『As Above So Below』(2011年)、『The Red Clay Chronicles』(2006年)に続き3回目となります。

本作『Love Out Loud』『3 Chords & the Truth』(2004年)、『The Red Clay Chronicles』(2006年)、『Acey Duecy』(2008年)、『As Above So Below』(2011年)に続く5thアルバムです。ただし、『Acey Duecy』は1stと2ndからの再編したアルバムであり、実質上は4thアルバムと呼んだ方が適切なのかもしれません。

プロデュースはAnthony David本人に加え、前作でもプロデュースを務めたShannon SandersやJeff B.、Llamar "Riff Raff" Brown、Ruel Moncrieffe、Roy "Gramps" Morgan、Martin Kearnsが起用されています。

全体としては生音を重視した温もりソウルを満喫できる1枚に仕上がっています。例外的にShannon Sandersプロデュースの3曲はShannon Sandersが一人で制作したトラックですが、レトロ・ソウルのエッセンスを上手く取り込んだR&Bチューンを創り上げる手腕はなかなかのものです。

有名どころのゲストもなく、楽曲も全てオリジナルという真っ向勝負のアルバムであり、その今ではいささか地味な印象も受けるかもしれませんが、その潔さに好感が持てる1枚い仕上がっています。

全曲紹介しときやす。

「Aspiracy Theory」
淡々とした中にも潔い力強さを感じるオープニング。
http://www.youtube.com/watch?v=tm2vFEWSHX8

「Love Out Loud」
タイトル曲はバック・コーラス陣も交えた荘厳な仕上りになっています。何か70年代ニューソウルを聴いているような気分になります。
http://www.youtube.com/watch?v=uvKiO8CoKRo

「Can't Look Down」
Shannon Sandersプロデュース1曲目。個人的にはアルバムで一番キャッチーな仕上がりだと思います。Anthony Davidの魅力を引き出した大人のR&BチューンにShannon Sandersのセンスを感じます。
http://www.youtube.com/watch?v=iWL8j4ON-w0

「So Jaded」
Shannon Sandersプロデュース2曲目。アルバムからのリード・シングル。レトロ・ソウル調のエッセンスを上手く取り入れた哀愁R&Bチューンといったところでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=LYEwzfeJT4I

「Livin' It Up」
Demetria McKinney、Gramps Morganをフィーチャー。本作の中では異色のレゲエ・チューン。哀愁のメロディが印象的なラヴァーズ・ロックです。
http://www.youtube.com/watch?v=fO_t-1GO3kY

「Official」
Algebraをフィーチャー。前作のハイライト「For Evermore」Phonteと共にゲスト参加していた女性シンガーAlgebra Blessettが本作にも参加しています。キュートな歌声でAnthonyと素晴らしいデュエットを聴かせてくれます。派手さはないものの大人の溌剌さがあるのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=qSOWU03PAEQ

「Sweet Pain」
独特の温もりのあるヴォーカルを満喫できる哀愁ソウル・チューン。哀愁のメロディがジワジワきます。
http://www.youtube.com/watch?v=pHHBxPgh6yQ

「Movie Night」
Anthonyの寂しげなヴォーカルが印象的です。Brandon Thomasの哀愁ギターとミステリアスなコーラスでアクセントをつけています。
http://www.youtube.com/watch?v=ADpQWLVbvbQ

「Control Freak」
Shannon Sandersプロデュース3曲目。John Legend好きの人が気に入りそうな雰囲気のアップ・チューンです。
http://www.youtube.com/watch?v=3ZdCkAui4iY

「On My Way To Crazy」
淡々とした中にもAnthonyのソウル魂を感じる1曲。スタジオ・ライブのような臨場感のあるサウンドもいい感じです。
http://www.youtube.com/watch?v=GrM5shZpQ6I

「A Way For Me」
ラストはロック・テイストのアップ・チューンで締め括ってくれます。ここでもバック・ミュージシャンとの一体感のある演奏を重視しています。
http://www.youtube.com/watch?v=daEEsZAPB50

Anthony Davidの過去作品もチェックを!

『3 Chords & the Truth』(2004年)
3 Chords & The Truth

『The Red Clay Chronicles』(2006年)
レッド・クレイ・クロニクルズ

『Acey Duecy』(2008年)
Acey Duecy

『As Above So Below』(2011年)
Above So Below
posted by ez at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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