2006年12月30日

Grant Green『Live at the Lighthouse』

年の瀬はこのファンキー・グルーヴで!☆Grant Green『Live at the Lighthouse』
Live at the Lighthouse
発表年:1972年
ez的ジャンル:ファンキー・グルーヴ系Jazzギター
気分は... :今年最後の1枚

いよいよ今年も残り2日...
本ブログも明日は昨年に続き、ezの選んだ2006年の10枚を紹介しようと思っているので、作品の紹介は今回が今年のラスト。

何にしようか迷ったけど、小難しい作品ではなく、単純に気持ちのいい音楽を聴きたい気分かなぁ。
となるとインストものがいいかなぁ!ということで選んだのがGrant Green『Live at the Lighthouse』(1972年)☆

Grant Greenは、Wes MontgomeryKenny Burrellと並ぶ60年代の3大黒人ジャズ・ギタリスト。1931年ミズーリ州セントルイス生まれ。13歳からプロとしてのキャリアをスタートさせ、1960年代にはBlue Noteに数多くのリーダー作を残した。60年代にR&Bテイストのホーンライクなギター・プレイで人気を博したGrant Greenだったが、60年代末に麻薬中毒で活動中断を余儀なくされる。復帰後はグルーヴ感溢れるファンキーな演奏を聴かせてくれた。1979年に死去。

僕が持っているGreen作品は、『Latin Bit 』(1962年)、『Idle Moments』(1964年)、『I Want To Hold Your Hand』(1965年)、『Carryin' On』(1969年)、『Green Is Beautiful』(1970年)、『Alive』(1970年)、『Live at the Lighthouse』(1972年)の6枚。特に、70年代に入ってからのグルーヴしまくりの作品を聴く頻度が多いかなぁ。

そんな中でも特にお気に入りの1枚が『Live at the Lighthouse』(1972年)っす。
グルーヴィーなギター・アルバムを聴きたい気分な時の僕のファースト・チョイスがこの作品なんだよねぇ。
タイトルの通り、カリフォルニアのライブハウスThe Lighthouseで行われた1972年4月21日のライブを収めた作品デス。

メンバーは、Grant Green(g)、Claude Bartee(ss、ts)、Gary Coleman(vib)、Shelton Laster(org)、Wilton Felder(b)、Greg Williams(ds)、Bobbye Porter Hall(per)の7人。CrusadersのWilton FelderやMarvin Gaye作品などで名前を見かけるパーカッション奏者のBobbye Porter Hall参加が目を引いたかなぁ。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Windjammer」
『Green Is Beautiful』にも収録されている12分に及ぶファンキー・グルーヴ。12分という演奏時間を感じさせずに、一気に突き抜けてくれマス。12分テンション上がりまくりでサイコーやね。

「Betcha by Golly, Wow」
Stylisticsのヒットでお馴染みの曲。それ以外にもDionne Warwick、Trammps、Aaron Neville、Prince、Norman Connors、Johnny Hartmanなど数多くのアーティストが取り上げている名曲ですね。僕はPhillis HymanのボーカルをフィーチャーしたNorman Connorsのバージョン(アルバム『You Are My Starship』収録)を聴くことが一番多いかなぁ。

さて、 Greenによる本バージョンは前曲「Windjammer」の興奮を少しクールダウンって感じでロマンティックな演奏を聴かせてくれマス。

「Fancy Free」
「Flood in Franklin Park」
パーカッシブな雰囲気が僕好みの2曲。「Fancy Free」はDonald Byrd作品。 Greenの軽やかなソロは、まさにFancy Freeってカンジだよね。「Flood in Franklin Park」は、カッチョ良いの一言。客のノリもとってもいい感じっす。このあたりの臨場感がライブ作品の魅力ですな。

「Jan Jan」
Fabulous Countsの作品としてお馴染みですね(Mose Davis作)。でも、このGreenバージョンには敵わないのでは?ファンキーにグルーヴしまくりです。走りまくりです。飛んでます。テンション高いです。スゴすぎです。この曲が一番のお気に入りです。

「Walk in the Night」
Junior Walker & The Allstarsの1971年のヒットのカヴァー。ソウル/フリーソウル・ファンにはお馴染みのJohnny Bristolの作品。素人の僕には下手くそにしか聴こえないClaude Barteeのヘロへロ・サックスが印象的っす。それとは対照的にGreenのギターは余裕たっぷりでカッチョ良いっす。

他の作品であれば、「Sookie, Sookie」収録の『Alive』(1970年)も超オススメ!

今夜は僕の師匠の会社で大掃除&大銭湯大会&飲み会でわけわかりません!要は酔っ払いっす(≧◇≦)

明日は今年のマイ・ベスト10を紹介する予定です。お楽しみに!
posted by ez at 00:51| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Jan Janを作曲したのは同姓同名の別人。
Posted by 通りすがり at 2007年01月07日 15:38
☆通りすがりさん

ありがとうございます。ご指摘の通り、当方の勘違いでした。
よく確認したら、M.DavisはFabulous CountsのメンバーMose Davisですね。
MilesのCDを数多く保有しているにも関わらず、お恥ずかしい限りです。
あまりに作品数が多く、自分が知らないそんな作品もあるのかなぁと思わせるのが、
さすがMilesですね!って単なる言い訳ですが(−−;

でも、ネットで調べてみると、
国内外含めて「M.Davis=Miles Davis」と説明している記述が結構ありますね。
僕もそれらを見て、やっぱりMilesのことなんだと信じ込んでしまいました(>_<)

いずれにしても当方の認識不足であり、反省しておりますm(_ _)m
Posted by ez at 2007年01月07日 17:47
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