発表年:1997年
ez的ジャンル:胸キュン&ゴスペルフィーリング系女性R&B
気分は... :心に響くR&Bだねぇ!
90年代女性R&Bグループの中で一番のお気に入りグループBrownstone♪
Brownstoneは、Nichole Gilbert、Mimi、Maxxeの3人で結成され、Michael Jacksonが設立したレーベルMJJより1994年『From The Bottom Up』でデビューし、名曲「If You Love Me」のヒットと共に成功を収めた。
今回は、以前に紹介したデビューアルバム『From The Bottom Up』に続く2ndアルバム『Still Climbing』っす。
『From The Bottom Up』よりも地味な扱いをされがちな本作『Still Climbing』だけど、作品全体のクオリティはこっちの方が上かも?本作では、Mimiが体調不良のためグループを離れ、代わってKina Cosperが加入していマス。
新体制になっても、3人のコーラスワークが紡ぎ出す見事な世界は健在っす。SWV、TLCなどに代表される90年代の多くの女性R&BグループがHip-Hopテイストな方向を嗜好していた中で、他に比類を見ないゴスペルフィーリング溢れるコーラスワークを武器に、真正面から歌に取り組んでいる潔さが個人的には大好きっす。
Brownstoneの3人のみとは思えない、パワフルで分厚いボーカル&コーラスワークを聴いていると、胸の高鳴りが収まらなくなってくる。他の女性R&Bグループではなかなかこんな事はないと思いますよ!
プロデューサーとしてRodney Jerkins、Dave Hall、Shoulshock & Karlin、Big Yam & Victor Merrittなどが名を連ねていマス。また、『From The Bottom Up』同様にExecutive ProducerとしてMichaelの名がクレジットされていマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「5 Miles to Empty」
Brownstoneの魅力を見事に引き出しているBig Yam & Victor Merrittプロデュースのバラード。僕的にはクラシック級扱いの超お気に入りナンバー。胸キュン度上昇間違いなしの感動ボーカル&コーラスを堪能できる1曲っす。
「In the Game of Love」
Dave HallプロデュースのGordon Chambers作品。本ブログでも絶賛のGordon Chambersは『From The Bottom Up』でも「If You Love Me」、「Half Of You」といった珠玉の名曲2曲を提供してくれていたけど、本曲もジーンと胸に染み渡る名曲だと思いマス。
「Let's Get It Started」
「Love Me Like You Do」
Rodney Jerkinsプロデュースの2曲曲。「Let's Get It Started」は、このアルバム唯一のHip-Hopテイストの曲(Herman Kelly & Life「Dance To The Drummer's Beat」ネタ)。仕上がり自体は悪くないけど、このタイプの曲が彼女達の魅力を引き出しているかは多少疑問だなぁ。ちなみにBlack Eyed Peasの大ヒット曲とは同名異曲っす。僕にはクールなミッド・チューン「Love Me Like You Do」の方がしっくりくるかなぁ。
「Kiss and Tell」
「Baby Love」
Big Yam & Victor Merrittプロデュースの2曲。このプロデュース・ユニットとBrownstoneの相性はバッチリだと思うね。「Kiss and Tell」はゴスペルフィーリング溢れるコーラスワークの素晴らしさを実感できるミッド・チューン。「Baby Love」は哀愁ムードがたまらない1曲。(多分)Zapp「Computer Love」をモチーフにしているカンジのコーラスがお気に入り。ボコーダーも使っているしね。
「Around You」
「5 Miles to Empty」と並ぶ僕のお気に入り曲。聴いているだけで、気持ちが優しくなれそうな美メロ・バラード。きっと大好きな彼氏or彼女と一緒に聴くと、自然と肩を寄せ合いたくなるような曲だと思いマス。
「All I Do」
90年代らしいメロウ・グルーヴ。この頃の女性R&Bにありがちなタイプの曲だけどBrownstoneだと別物に聴こえるこら不思議だね。途中でDeBarge「I Like It」を軽く引用しているところも僕好み。
「You Give Good Love」
この曲もゴスペルフィーリングのコーラスを満喫できる感動バラード。歌って素晴らしいよね!って実感できるね。
結局、Brownstoneは本作をもってその活動に終止符を打ってしまった。こんなに素晴らしい心に響くR&B作品をもっと聴きたかったなぁ。
この曲の、スケールの大きさとじわじわくるゆったりとした感覚(グルーブ)の共存には何回聞いても心動かされます。
そう考えるのは我々だけではないようで、是非こちら→ http://www.apple.com/trailers/lions_gate/daddyslittlegirls/ のトレイラーを見てみてください。
自分のところで書いた関連記事もリンクに入れておきます。
こうやって(こちらの記事もまさにそうですが)90年代の音楽が聞き継がれていくのはとてもうれしいです。
ありがとうございます。
「5 Miles to Empty」いいですね。
聴いた途端に胸のトキメキが全身に伝わっていく感じがします。
サイトのご紹介ありがとうございました。早速拝見しました。ストーリーを理解していないにも関わらず、バックで「5 Miles to Empty」が流れているだけで、自然と目がウルウルしてきてしまいました(笑)
きっとBrownstoneのように、サウンド、リズムではなく、歌にフォーカスしている作品は、時代の流れとは無関係に、いつまでもその魅力が色褪せないエヴァーグリーン・ミュージックとして聴き続けていけるような気がしますね!
ありがとうございます。
Gordon Chambersいいですね。
ソングライターとしての彼のキャリアはすごいですね。知らず知らずのうちに、彼の作品を多数聴いてきたことに後から気付き、驚いた次第です。
特にBrownstone「If You Love Me」は今でも胸トキメク大好きな1曲です。
これからもお気軽にお立ち寄り下さい。
よろしくお願い致します。