2012年12月22日

Bobby Boyd Congress『Bobby Boyd Congress』

レア・グルーヴ名盤。フランス産濃厚ファンク☆Bobby Boyd Congress『Bobby Boyd Congress』
BOBBY BOYD CONGRESS ボビー・ボイド・コングレス
発表年:1971年
ez的ジャンル:フランス産濃厚ファンク
気分は... :一度聴いたら病みつきになる?

今回はレア・グルーヴ好きにはお馴染みのファンク名盤Bobby Boyd Congress『Bobby Boyd Congress』(1971年)です。

Bobby Boyd Congressはアメリカ人男性ヴォーカリスト/テナー・サックス奏者Bobby Boydを中心にN.Y.で結成されたグループ。その後フランス、パリに渡りレコーディングされた作品が『Bobby Boyd Congress』(1971年)です。

しかし、本作の後Bobby Boydがアメリカへ帰国してしまい、残ったLafayette HudsonFrank Abel等のメンバーが結成したのがThe Lafayette Afro Rock Bandです。

The Lafayette Afro Rock Band『Soul Makossa』(1973年)、『Malik』(1975年)とアルバムをリリースしています。『Soul Makossa』収録の「Hihache」、『Malik』収録の「Darkest Light」は定番サンプリング・ソースにもなっています。また、The Lafayette Afro Rock BandはIce名義でもアルバムをリリースしています。

一方、Bobby Boydは1976年にソロ名義でアルバム『Bobby Boyd』(1976年)をリリースしています。

さて、本作『Bobby Boyd Congress』はまずジャケがインパクトありますね。
このインパクト大のジャケといえば、45『Stop! Look! Listen!』で本作のジャケを模していましたね。

45『Stop! Look! Listen!』
Stop! Look! Listen!


話を『Bobby Boyd Congress』に戻すと、これは濃厚なへヴィ・ファンク・アルバムです。

本作におけるメンバーは、Bobby Boyd(vo、ts)、Jerry Joe Beatty(as、vo)、Ronnie Buttacavoli(tp、vo)、Arthur Grayson Young(tp、vo)、Diana Olverton(vo)、Frank Abel(org、vo)、Larry Jones(g)、Lafayette Hudson(b)、Perry Smith(ds)です。

ソウル/ファンク、ロック、ジャズが混然一体となったサウンドは70年代初めらしいかもしれませんね。あとは曲が前半と後半のコントラストがある演奏が多いので、1曲で2度楽しめるパターンが多いのもいいですね。

一度聴いたら病みつきになる濃厚ファンクをご堪能あれ!

全曲紹介しときやす。

「Straight Ahead」
オススメその1。オープニングはど迫力のへヴィ・ファンク。ブラス・ロックを彷彿させるホーン隊が格好良いですね。紅一点Diana Olvertonのシャウトやブレイクもキマっています。
http://www.youtube.com/watch?v=L8Am8yKDZJ4

「In A Toy Garden」
インプロヴィゼーションを楽しむ1曲。ジャズ的な雰囲気が漂うファンク・チューンな前半から、後半はJimi Hendrixばりのロック・チューンに仕上がっています。
http://www.youtube.com/watch?v=WJporDlRxEc

「In A Strange, Strange Land」
オススメその2。哀愁のメロディが印象的なファンク・チューン。男の哀愁感にグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=rdxnmGyJGAw

「I'm Undecided」
哀愁のソウル・バラード。実にメリハリが効いている演奏がいいですね。

「Train」
オススメその3。猛スピードで駆け抜けるファンク・チューン。聴いているだけでアドレナリン全開です。これでテンション上がらなければ嘘です!

「It's Too Good To See Your Face Again」
オススメその4。ソウル・チューンな前半からを経て、中盤から「Tighten Up」調のファンキー・グルーヴへ突入します。この曲もテンション上がります。
http://www.youtube.com/watch?v=TqXG1Je1i2w

「Are You Gonna Stay He While」
オススメその5。パンチの効いたホーン隊とDiana Olvertonのダイナマイト・ヴォーカルがマッチしたファンク・チューン。

「Dig Deep In Your Soul」
Bobby Boydのソウル魂のあるヴォーカルを楽しめる1曲。ホーン隊もそれに応戦して盛り上げてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=Tvw-faq6QDQ

「Bright Flowers」
ラストはビューティフルなソウル・チューンで締め括ってくれます。中盤からスピードアップする展開がいいですね。

ご興味がある方はThe Lafayette Afro Rock BandのアルバムやBobby Boydのソロ作もチェックを!

The Lafayette Afro Rock Band『Soul Makossa』(1973年)
Soul Makossa

The Lafayette Afro Rock Band『Malik』(1975年)
Malik

『Bobby Boyd』(1976年)
Bobby Boyd
posted by ez at 05:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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