発表年:2011年
ez的ジャンル:北欧系エレクトリック・ソウル
気分は... :NFLはポストシーズンへ
NFLはいよいよポストシーズンに突入しました。
レギュラーシーズンは我がマイアミ・ドルフィンズが予想通りの成績でポストシーズンに進めず寂しいものがありましたが、それでもポストシーズンに入ると観戦に気合いが入りますね。
AFCはブロンコス対ペイトリオッツのチャンピオンシップを観たいですね。心情的にマニング率いるブロンコスにスーパーボウル進出して欲しいですね。
NFCはどうなるのか予想できないですね。個人的にはRG3のレッドスキンズを応援したいですが、明日のシーホークス戦はシーホークスに分がありそうですね。
今月の週末はNFLから目が離せませんね。
さて、今回はフィンランドのクロスオーヴァー・ユニットRimeのフルアルバム『Our Kingdom』です。
2011年リリースですが、国内流通が昨年末からだったので新譜扱いで構わないと思います。
Rimeはフィンランド人プロデューサーAntti Hynninenとエジプト系フィンランド人女性シンガーSara Sayedによるユニット。Antti Hynninenはジャズ・コンボAuteur Jazzのリーダーでもあります。
さて、本作『Our Kingdom』ですが、北欧らしいエレクトリック・サウンドとErykah Baduを思わせるSara Sayedのヴォーカルが織り成す独特の音空間が印象的なエレクトリック・ソウル作品に仕上がっています。
本作収録の「Sucker」はアメリカの大人気ドラマCriminal Mindsのシーズン7のサウンドトラックで使われたそうです。僕もWOWOWでCriminal Mindsを観ていますが気づきませんでした(笑)
個人的にはもっとクロスオーヴァーなイメージを持っていましたが、思っていた以上にエレクトリック・ソウルな1枚に仕上がっています。ちなみに僕は某大手CDショップのジャズ売場で購入しました。
こういうアルバムを購入するのはクロスオーヴァー系リスナーだと思いますが、Erykah Badu好きのR&Bリスナーにもぜひ聴いて欲しい1枚です。
全曲紹介しときやす。
「Intro/The Beginning Of All」
アルバムのイントロ。
「Smoke And Regret」
美しくも何処か物悲しいエレクトリック・ソウル。Erykah Baduがお好きな人であれば気に入ると思います。僕も一番のお気に入り曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=aK1zyqKN6iA
「Our Kingdom」
弦楽器も交えた荘厳なタイトル曲。何か闇を感じる美しさ&物悲しさがクセになりそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=tLmQWIs8EsM
「Revolution」
幻想的な音空間を浮遊するかのようなエレクトリック・ソウル。こういう音好きです。
「Thirsty」
Antti Hynninenのジャズ的センスをエレクトリック・サウンドと上手く融合させた1曲。このユニットならではの1曲なのでは
http://www.youtube.com/watch?v=t6RoUKugQ0Y ※スタジオ・ライブ
「Loose Ends」
北欧エレクトリック・サウンドにネオ・ソウル的なエッセンスが加わった感じですね。
「Sucker」
前述のようにCriminal Minds使用曲。この曲もErykah Badu好きであれば気に入るはず!
http://www.youtube.com/watch?v=hhA2-qE1iWA
「Creeps」
エキゾチックな雰囲気の仕上がり。Saraの雰囲気にフィットするのかもしれませんが、いかにもな感じが僕にはビミョーです。
「Walking」
淡々とした浮遊感が印象的です。独特のエレガント感とエレクトリック・サウンドの絡みがいい感じです。
「Demon Above」
近未来感のあるエレクトリック・ソウル。一筋縄ではいかない面白さを持った1曲なのでは?
「Break You」
エレクトリック・サウンドとSaraのヴォーカルが見事に一体化したフューチャー・ソウル。
「Time Is My Enemy」
エキゾチック・エレクトリック・ソウル。ジャズのエッセンスも織り交ざった不思議なサウンドです。
「Outro/Phooonky Phases」
クロスオーヴァーなアウトロ。この雰囲気の曲をもう少し聴きたかった気もします。
本作とは路線が異なりますが、ご興味がある方はAuteur Jazzのアルバムもチェックを!
Auteur Jazz『Aphorisms』(2009年)
Auteur Jazz『Cunning Album』(2012年)