2013年01月13日

restless soul Fun Band『Fun Lp』

UKハウス/ブロークンビーツのトップDJ/プロデューサーによるソウル/ファンク作品☆restless soul Fun Band『Fun Lp』
restless soul fun band fun lp.jpg
発表年:2013年
ez的ジャンル:UKトップDJ/プロデューサー系ソウル/ファンク
気分は... :2013年新作の1発目!

今回は2013年リリース作品の紹介の1発目!

UKハウス/ブロークンビーツのトップDJ/プロデューサーPhil Asherによるソウル/ファンク作品restless soul Fun Band『Fun Lp』です。

人気コンピのコンパイラー、ハウス・パーティのレジデント、Bah Samba「Portuguese Love」等のリミックス、数多くのプロデュース・ワーク、そしてrestless soul名義による作品リリースなどUKクラブ・ミュージックを牽引してきたPhil Asherによるソウル/ファンク・ユニットがrestless soul Fun Bandです。

既に当ブログでも紹介した『Reel People Presents Golden Lady』(2011年)や沖野修也がコンパイルした人気コンピ・シリーズ『BLACK FINGER~QUEEN NEVER DIES』(2012年)にrestless soul Fun Bandの作品が収録されているのでチェックされていた方も多いはず!

そんなrestless soul Fun Bandのフル・アルバム『Fun Lp』が遂にリリースされました。

アルバムにはZansika(Zansika Lachhani)Shea SoulLight Particleといったrestless soul作品でもお馴染みのシンガーやMark de Clive-LoweOm’Mas KeithSa-Ra Creative Partners)、Shawn Leeといった音楽好きにはお馴染みのサウンド・クリエイター、ROOT SOUL(池田憲一)SWING-O(45)、といった日本人アーティスト、Danny HuckridgeToni EconomidesDANKといった多彩なメンバーが参加しています。

多彩なメンバーと共演しながら、クラブ・ミュージック経由のソウル/ファンクをあの手この手で聴かせてくれます。

クラブ・ミュージック系リスナーは本作への注目度が高いと思いますが、いわゆるR&Bリスナーの人にも聴いて欲しい"ソウル/ファンク"作品ですね。

とりあえずはラストから2曲目の「Krafty Hand」の格好良さを聴けば、本作が一聴の価値アリ!ということがわかっていただけると思います。

ハウス/ブロークンビーツ経由のソウル/ファンク・サウンドを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Taking Over Me」
Zansikaをフィーチャー。オープニングはミステリアスなエレクトリック・ソウルです。Zansikaのキュートなヴォーカルが音空間を浮遊していく感じがいいですね。

「Everytime」
Zansikaをフィーチャー。アフロ・ブラジリアンなリズムが印象的なトライバル・ファンク・チューンに仕上がっています。最近の僕の嗜好にマッチした1曲。

「Off My Mind」
Zansikaをフィーチャー。ミステリアスなソウル・チューンです。Mark de Clive-Loweがソングライティング&キーボードで参加しており、Zansika、MdCL、Phil Asherのコラボといった内容になっています。
http://www.youtube.com/watch?v=Ps-bW8Wqw7o

「Sunshine Smile」
DANKをフィーチャー。ファンキーなインスト・チューン。演奏がダイレクトに伝わってくる感じがいいですね。よくクレジットを見ると、ドラムを叩いているのはShawn Leeでした。ヴォイス・ボックスがいいアクセントになっています。

「13 & Good」
Mark de Clive-Loweをフィーチャー。近年のMark de Clive-Lowe作品や彼のプロデュース作の雰囲気に近いエレクトリック・ソウルなインスト・チューンです。

「Missing」
Zansika、ROOT SOUL & SWING-Oをフィーチャー。前述した沖野修也コンパイルの人気コンピ『BLACK FINGER~QUEEN NEVER DIES』(2012年)のオープニングを飾った曲です。グルーヴィーなファンク・サウンドをバックにZansikaが爽快なヴォーカルを聴かせてくれます。Toni Economidesのハーモニカもいいアクセントになっています。UKや欧州のジャズ・ファンク作品がお好きな人であれば気に入る1曲だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=fNpxt0bcWsw ※一部のみ

『BLACK FINGER~QUEEN NEVER DIES』(2012年)
BLACK FINGER~QUEEN NEVER DIES

「Turn Me Out」
Shea Soulをフィーチャー。ファンキー・グルーヴ。Motetのラップも入り、少しラガな雰囲気が漂う感じが結構好きです。

「It’s Hard」
Shea Soul & Light Particleをフィーチャー。前述のReel People『Reel People Presents Golden Lady』(2011年)に収録されていた楽曲です。Cameo「The Sound Table」のイントロを加工し、ループさせたファンク調ディスコ・チューンに仕上がっています。『Reel People Presents Golden Lady』でも格好良い曲だと思いましたが、改めて聴いてもその印象は変わりません。
http://www.youtube.com/watch?v=szqke--xaYs

「Joy」
Om’Mas Keithをフィーチャー。Sa-Ra Creative PartnersとPhil Asherのコラボというのは興味深いですね。Sa-Ra Creative Partnersがお好きな人であればニンマリしそうな哀愁エレクトリック・サウンドを満喫できます。

「Break It Down」
Danny Huckridge/Mark De Clive-Lowe/Toni Economides/Zansikaをフィーチャー。続々とファンキー・サウンドを畳み掛けるブレーク・ビーツに仕上がっています。

「Krafty Hand」
Zansikaをフィーチャー。僕の一番のお気に入り曲。この1曲のために本作を購入しても損はないと思います。ボトムの効いたグルーヴがたまらないリズム隊、ファンキーなホーン隊、キュートなZansikaのヴォーカル、全てが完璧です。特にStephen Mainのベースが格好良すぎます。
http://www.youtube.com/watch?v=yCzgVd3lCzY

「Draw Your Bow」
Shea Soulをフィーチャー。ラストはファンキー&メロウなソウル・チューン。ファンキー・リズムとメロウ・エレピのバランスがいい感じです。Shea Soulのヴォーカルも存在感があります。この曲もMark De Clive-Loweがソングライティング&ベース&キーボードで参加しています。

このケバケバしいジャケの毒っ気も好きです(笑)
posted by ez at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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