録音年:1962年
ez的ジャンル:ワンホーン系男気ジャズ
気分は... :Going to a Go-Go!
テナー・サックス奏者Dexter Gordonの3回目の登場デス。
これまで、『Our Man In Paris』(1963年)と『Gettin' Around』(1965年)の2枚を紹介してきまシタ。
小難しく、テクニック云々みたいな観点ではジャズを聴かない、永遠のジャズ初心者の僕にとって、Dexter Gordonのテナーは、非常にわかりやすく“ジャズ”な気分させてくれるから大好きだ。
このデカい体格&強面の風貌で、雄大なプレイをされると、聴いているこっちの方も、心の器がデカくなって、いろんな物事を冷静に見つめることができるような気分になる。
今回紹介するのは、『Our Man In Paris』と並んで、最高傑作の呼び声が高い『Go』(1962年)です。
本作の目玉は、Dexterのオリジナルである名曲「Cheese Cake」の初演なのでは?
全然関係ないけど、チーズケーキって古代ギリシャの時代からあるんだってね。そんなに長い歴史のある食べ物だとは知りませんでした。
自分の記憶を思い起こすと、子供の頃にチーズケーキを食べたという明確な記憶がない気がする。ベイクド・チーズケーキあたりは、子供の頃食べても、それをチーズケーキだと認識していなかったのかもしれないけどねぇ。
そもそも、レア・チーズケーキなんて、ケーキ屋さんでも売っていなかった気がするんだよね。これって僕の勘違いなのかなぁ??どうなんだろう??
最近も、しばらくチーズケーキ食べていないなぁ。
久々に美味しいベイクド・チーズケーキが食べたい気分ですな。
話を『Go』に戻すと、本作のメンバーはDexter Gordon(ts)、Sonny Clark(p)、Butch Warren(b)、Billy Higgins(ds)というSonny ClarkのトリオにDexterが加わったかたちっす。
Dexter自体は、いつものように雄大でスケールの大きい演奏ですが、Sonny Clarkのトリオが加わり、全体がとっても洗練されている印象を受けマス。
まぁ、洗練されても男気も感じるのがこの人の魅力だと思いマス。
全曲紹介しときヤス。
「Cheese Cake」
前述のDexterのオリジナル曲。とにかくDexterのテナーのカッチョ良さを堪能できる1曲だと思いマス。とにかく僕のようなテクニック云々に詳しくない人間でも、即座にカッチョ良いと思わせるキャッチーな魅力を持った演奏デス。
「I Guess I'll Hang My Tears Out to Dry」
思わずウットリするロマンチックでムーディーな演奏が楽しめマス。この演奏もとってもわかりやすいから大好きっす。Dexterのテナーに加え、Sonny Clarkのピアノが実に小粋ですな。
「Second Balcony Jump」
軽快で、少しコミカルな雰囲気の1曲。実にリラックスして、楽しそうな演奏ですね。
「Love for Sale」
Cole Porterによるスタンダード。Cannonball Adderley、Miles Davis、Zoot Sims、Red Garlandなども演奏していますね。
実は個人的に本作で一番好きなのはこの演奏。出だしのHigginsのドラムだけで、ウキウキしてしまいマス。全体的には軽いラテンタッチであり、クラブ系の音楽が好きな若いリスナーの方が聞いても気に入る演奏なのでは?
「Where Are You?」
哀愁ムードのたっぷりのバラッド。噛みしめるようなDexterのテナーが素敵です。古い名画を観ているような気分になる1曲。
「Three O'Clock in the Morning」
最初と最後に学校のチャイムの音(きちんと説明すると「ウエストミンスターの鐘」ってやつですね)が聴けたり、途中で日本人にもお馴染みの大リーグの試合途中で歌われる「Take Out to the Ballgame(私を野球場に連れてって)」が挿入されたりと、楽しみが多い1曲。
この『Go』というアルバム・タイトルは前向きなカンジでいいよね。
最後に、いろいろあって最近とても大変な知人にエールを送りたいと思いマス。
Going to a Go-Go!
何とかなるさ!前向きに行こう!
イイっすよねぇ、Dexterさん。
‘Go’と同じメンバーの‘A swingin affair’も好きです。
ありがとうございます。
『A swingin affair』は未聴です。
ラテン調の演奏も収録されているみたいですね。
機会があったら聴いてみますね。