発表年:2002年
ez的ジャンル:何でもあり系ファンク
気分は... :楽しく行こうよ!
ここ数年、他人にイライラしたり、他人にキレたりする事が少なくなった。
かなり平常心を維持できるようになったと自覚しているのだが。
人間が丸くなったのか(体型じゃないよ)? 忍耐力がついてきたのか?
一つ言えることは、イライラしたり、キレたりしたところで、自分自身は決して楽しい気持ちにはならない。その周囲の人も同様である。お互いが楽しくならない事を、わざわざ仕掛けて何の意味があるの?と思うようになったのかもね。
先月のあるエントリーで人生のモメンタム(流れ、勢い)を、いかにうまく引き寄せるかみたいなことを書いたけど、すぐにイライラしたり、キレたりしている限りは、モメンタムを引き寄せることは難しいと思う。
まぁ、楽天的に過した方が人生プラスの方向に進むのではと思いマス。
さて、今回はそんな楽天的な人生を送るのに、ぴったりなファンク・グループFreedomの紹介です。Freedomは1977年にデビューし、80年代前半まで活動していたファンク・グループっす。
詳細なプロフィールを紹介するよりも、ポンキッキーズのオープニング・テーマだったスチャダラパー「Get Up And Dance」のオリジナルは、このグループです!と説明するのが一番ピンと来ると思いマス。
そうです!あの♪パーッパラ♪パッパッパッパッ♪パーパーラ〜♪ってやつです。
Freedomというグループ名や「Get Up And Dance」という曲名を知らなくても、このポンキッキーズで流れていた一節は、かなりの方がご存知ですよね。
これで少し興味を持っていただけたでしょうか(笑)
今回紹介するのは日本独自編集のベスト盤『The Best Of Freedom』っす。
本作は、『Farther Than Imagination』(1979年)、『Free』(1980年)、『Changes of Time』(1981年)、『Are You Available』(1984年)という4枚のアルバムとシングル曲からセレクトされてものですが、多分オリジナル・アルバムはCD化されていない(もしくは廃盤)だと思うで、なかなか貴重な1枚ですよ。
中身は、ファンク/ディスコ好きにはたまらんアゲアゲのフロア・チューンが一杯っす。あとメロメロのスロウもありまっせ!
Earth,Wind & Fire、P-Funk、Kool & the Gangなど70年代後半から80年代前半のファンクのエッセンスが凝縮されています。悪い言い方をすれば、単なるいいとこ取りって感じですけどねぇ(笑)
♪パーッパラ♪パッパッパッパッ♪
オススメ曲を紹介しときやす。
「Get Up And Dance」
前述のグループを代表する1曲。ポンキッキーズやスチャダラパー云々を抜きにしても、永遠のダンス・クラシックですよね。
これで盛り上がらないで、何で盛り上がるってカンジのパーティー・アンセムですよね。
スチャダラパー以外にもGrandmaster Flash「Freedom」、Boogie Down Productions「You Must Learn」、SWV「Anything(Old School Mix)」、Positive K「I Got A Man」、Lil' Louis & Party「lap Your Hands(R&B Remix Extended)」、Jurassic 5「Concrete Schoolyard」、Beck「Make Our City(Remix) 」などサンプリングの定番になっていますね。
「Dance Sing Along」
「Get Up And Dance」と並ぶグループの代表曲。こちらも踊らずにはいられないこの時代らしいファンク・チューンに仕上がっていマス。EW&FのPhilip Baileyばりのファルセットが実にいいカンジっす。♪フッフッフ〜♪
「Come On & Dance」
この曲はJames "J.T." Taylor加入後のKool & the Gangあたりが好きな人は気に入りそうな、ポップなファンク・チューン。ホーン・セクションの鳴り具合が気持ちいいっす。
「The Funktionary」
これはモロにP-Funkですね。タイトルからしてそんなカンジだもんね(笑)
「Set You Free」
これは笑っちゃうくらいEW&F「Get Away」です。これだけ堂々とやれば大したものです(笑)
「All For You」
ライナーノーツには、Ray Parker, Jr.風と書いてあるが、イマイチぴんと来ないかなぁ?アーバン・メロウでいい曲に変わりはありませんが。
「Funk With You」
個人的にかなりお気に入りの1曲。ファンクらしいうねりのあるグルーヴ感を堪能できマス。ある意味、一番カッチョ良い曲かも?擬似ライヴのような雰囲気もサイコーっす。
「At The Party」
Rick Jamesあたりを彷彿させるナスティなファンク・チューン。
「We Were Lovers」
メロウ&スウィートな絶品スロウ。メロメロ好きにはたまらん胸キュンの1曲に仕上がっていマス。どこかで聴いたことがあるカンジがいいですな(笑)
「Caught(Special Way) 」
EW&F「That's the Way of the World」をアーバン・メロウにしたようなスロウ。AOR系が好きな人は、なかなかヨダレものの1曲だと思いマス。
こんな楽天的な音楽に囲まれていれば、自ずと人生ハッピーになるのではと思いマス。