発表年:1982年
ez的ジャンル:エレガント&メロウ系ファンク
気分は... :開放感!
昨日をもって不眠不休の嵐のような日々に一区切りつき、
今日は静養も含めて、思いっきり朝寝坊してみまシタ。
昨日までの体調不良が嘘のように元気っす。
精神的な負担が体調にも影響していたのかも?
そんな開放感いっぱいの中で聴きたくなった1枚が本日紹介するAtlantic Starr『Brilliance』(1982年)です。
Atlantic Starrは、Lewis兄弟を中心に1976年にニューヨークで結成されたファンク・グループ。この時代の典型的な大所帯ファンク・グループっす。1978年にデビュー・アルバム『Atlantic Starr』を発表しまシタ。
Atlantic Starrと言えば、「Secret Lovers」(1985年)、「Always」(1987年)といったヒット曲を思い出す方が多いでしょう。特に、全米チャートNo.1ヒットとなった「Always」は結婚式の定番ソングとしても有名ですね。僕も何度か知人の結婚式や二次会で聴いたことがありマス。あま〜い二人だけの世界ってカンジですよねぇ。
でも、「Secret Lovers」、「Always」といった大甘スロウの印象が強すぎて、いわゆるファンク・グループとして、きちんと評価されていない側面もあるように思いマス。
ファンク・グループとしてのAtlantic Starrを堪能したいのであれば、「Secret Lovers」、「Always」でボーカルを担当していた紅一点Barbara Weathers在籍時の作品よりも、Barbaraの前にボーカルを努めていたSharon Bryant在籍時の作品の方がオススメです。
今回は、Sharon Bryant在籍時の作品の中から4thアルバム『Brilliance』(1982年)を紹介します。
本作は、グループの全アルバム中唯一全米R&Bアルバム・チャートNo.1に輝いたアルバムであり、初期の大ヒット・シングルであり、ダンス・クラシックでもある「Circles」(全米R&BチャートNo.2記録)も含まれていマス。
「Always」収録のアルバム『All In the Name of Love』(1987年)あたりがR&Bアルバム・チャートNo.1になっていないのを意外に思う方もいるかもしれませんが、本作『Brilliance』あたりを聴けば、『All In the Name of Love』の頃はかなりポップ寄りなアプローチだったことに気付くと思いマス。
エレガントかつアーバンなNYらしいファンク・サウンドを堪能できる1枚ですよ!
全曲紹介しときヤス。
「Love Me Down」
シングル・カットもされた80年代ブラコンらしいミディアム・チューン。Sharon Bryantのボーカリストの魅力がよくわかる1曲デス。
「Sexy Dancer」
まさにセクシー・ダンサーなディスコ・チューン。個人的には安直なカンジのディスコ・サウンドが逆に好きだったりして(笑)
「Love Moves」
初期エレクトリック・ファンクな1曲。ファルセット・ボーカルが何とも気持ちイイ!
「Your Love Finally Ran Out」
コアなR&B/SoulファンにとってはSam Dees作品として有名な1曲ですね。相変わらずいい曲書いています。
「Circles」
前述のダンス・クラシック。僕もAtlantic Starrの全作品の中で一番好きですね。Sharon Bryantのボーカルがエラくカッチョ良いっす。80年代ファンクのエレガントな魅力が凝縮された1曲だと思いマス。
「Let's Get Closer」
アーバン・メロウなスロウ。ムード満点の都会の夜の大人のラブ・ソングに仕上がっていマス。Nate Dogg(Feat. Warren G) 「Nobody Does It Better」ネタ。
「Perfect Love」
「Circles」を別にすれば、シングルにもなったこのメロウ・グルーヴが一番好きかなぁ。きっとAOR好きな人は必ず好きになる1曲だと思いマス。
「You're the One」
Sharon Bryantのボーカルが光る人気のメロウ・チューン。これだから80年代ブラコンはたまりませんね。
個人的には、Atlantic StarrにMidnight Star、Starpointを加えた、80年代ファンクの星組3点セットで聴くことをオススメしま〜す。