
発表年:1979年
ez的ジャンル:最強トライアングル系パンク/ニューウェイヴ
気分は... :小牧ユカ最高!
第49回グラミー賞終わりましたね。
僕もWOWOWでしっかり観てしまいまシタ。
頑張って盛り上げようとしていた特別ゲストのキムタクと、現地レポーターの(懐かしい)小牧ユカさんのハイテンションが笑えまシタ。
結果的にはDixie Chicksがオイシイ所全部持っていきましたね。
カントリーが苦手な僕には少し残念な結果でしたが、ブッシュ批判で一度は不買運動や放送禁止など袋叩きにされた彼女達が見事に復活するというのは、ある意味アメリカらしいストーリーかもね!
昨日取り上げたMJBもなかなかの健闘でした。MJBはスピーチも感動的でしたね!あれだけのスーパースターから“より良き人間になること”なんて言葉が出るなんて思わなかったなぁ。いやぁ、胸にジ〜ンときまシタ。
James BrownトリビュートのJBのマントをマイクにかける演出も泣けましたねぇ。あとは個人的にはプレゼンターとしてOrnette Colemanが登場したのが驚きでした。
さて、そんな感動のグラミーのオープニング・アクトを務めたのが再結成されたPolice♪
個人的には「Every Breath You Take」だけでは演って欲しくないなぁなんて思っていたので、「Roxanne」でホッとしまシタ。
このオープニング・アクトのみならず、翌日にWhisky a Go Goで結成30周年の記念ライブをやるみたいですね。
さて、そんなPoliceのアルバムから2ndアルバム『Reggatta De Blanc』(1979年)をセレクト。
以前に本ブログではPolice最大のモンスター・ヒットを記録した『Synchronicity』(1983年)を紹介しましたが、実は個人的に一番好きなPoliceのアルバムは本作『Reggatta De Blanc(邦題:白いレガッタ)』っす。
高い音楽性の堪能できる後期の作品もいいですが、パンク/ニューウェイヴの香りが色濃く残る初期の作品の方が好きですね。「Roxanne」収録のデビュー・アルバム『Outlandos d' Amour』(1980年)もいいけど、やっぱり僕は『Reggatta De Blanc』だなぁ。
ロック聴き始めの頃の当時の僕にとって、音空間というものを初めて意識させてくれたのがPoliceだった。Sting、Andy Summers、Stewart Copelandの3人でしかクリエイトできない独特の隙間だらけの音空間はある意味衝撃でシタ。
Policeが飛躍するきっかけとなった、なかなか弾けた1枚っす。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Message in a Bottle」
グループ初の全英チャートNo.1になった大ヒット・シングル。「孤独のメッセージ」という邦題で書いた方がピンとくるかもしれませんね。僕もPoliceを最初に知ったのは、この曲か「Roxanne」のどちらかだったと記憶していマス。この曲を聴いて、他のパンク/ニューウェイヴのグループにはない演奏力および音楽性の高さを感じたなぁ。もちろんStingの個性的なボーカルも印象的でシタ。
「Reggatta de Blanc」
タイトル曲は躍動感溢れるインスト・ナンバー。「Synchronicity II」あたりを予感させる曲ですね。とにかく3人の演奏の絡みがスゴイっす。僕はStewart Copelandのドラムが大好きなんだけど、ここでも個性的なドラミングを聴かせてくれマス。
「It's Alright for You」
「Deathwish」
パンク/ニューウェイヴらしい直線的でエネルギッシュな2曲。こういう曲が聴けるから初期の作品が好き!特に「Deathwish」のスカ・ビートがカッチョ良いね!
「Bring on the Night」
タイトルは後にStingのソロ・ライブ盤のタイトルにも使われましたね。アフロ・ビートを取り入れた演奏が実に印象的ですね。アフロ・ファンクとロックを融合させたTalking Headsの歴史的名盤『Remain in Light』が発表されたのが1980年であることを考えれば、70年代後半の時点でこうしたアプローチをしていた先進性はお見事と言うほかありませんね。
「Walking on the Moon」
「Message in a Bottle」と並ぶ本作を代表するシングル・ヒット曲。僕がリアルタイムで聴いた最初のレゲエ・ナンバーはこの曲かもしれない。当時はPolice=レゲエというイメージがかなり強かったよね。当時の僕はレゲエなんて音楽はよくわからず、この隙間だらけの曲は少なからず衝撃でシタ。
「Bed's Too Big Without You」
この曲もレゲエ・ナンバー。R&BファンにはMary J. Blige feat.Common「Dance For Me」ネタとして使われていますね。
「No Time This Time」
アルバム中一番弾けているのはこの曲かもね。パンク・ファンも納得の縦ノリで一気に突っ走りマス。ここでのStewart Copelandもサイコーっす!
ここから1作ごとに独自の音楽スタイルを確立するPoliceだけど、エネルギッシュな初期の作品には未完成ならではのPoliceの魅力を堪能できると思いマス。
急に思い出したけど、グラミー賞のPrince殿下も凄かったね。
“一言だけ”“Beyonce”
確かに一言だったけど(笑)
なんとなく以前からあるグラミーに対する不満や批判の意味がわかったような気がしました。
ストーリーとしては面白いですが、あの曲はデキシーチックスのいいところが出ていませんね。
ニューウェイヴやラップはいいたい事を言うだけじゃなく、音だけとってもかっこいいもんね!
ということでポリスといえば僕も1、2枚目が大好きです。
ここは脳内再生のみならず、ベースを弾きながら歌えるのもあるぞ〜(裏声だけど笑)
でもこうして拝見すると、決してデキシーチックス一色ってわけじゃなかったんですね。
う〜ん、見ればよかった。
押し付けがましいですね、すみません。
あくまで個人的感想に過ぎません。
カントリーファンでもありませんが、
多分そうじゃないかと・・・。
ありがとうござます。
正直Dixie Chicksの主要部門独占は意外でしたね。
というか僕自身がDixie Chicksをあまり聴いていないので、
ノーマークだったのですが(笑)
昨年のSly Stoneのようなインパクトのあるパフォーマンスはありませんでしたが、
JBトリビュートをはじめ、昔ながらの洋楽ファンがなかなか楽しめるパフォーマンスになっていた気がします。
Policeはやっぱりニューウェイヴってカンジの1、2枚目がいいですよねぇ。
個人的には「De Do Do Do, De Da Da Da」の日本語バージョンもかなりインパクトがありましたが(笑)