発表年:1983年
ez的ジャンル:オハイオ系Funk
気分は... :ファンクの名産地
なんか頭がスッキリしない日が続く。
体調が悪いと頭の回転も鈍くなっているのかもしれないね。
こんな時にはやっぱりブラコン/ファンクかなぁ。
と言うことで、今回は80年代前半に活躍したFunkグループDaytonの『Feel The Music』(1983年)っす。
Daytonは、その名の通り、オハイオ州デイトンで結成されたファンク・グループ。その中心人物Shawn Sandridge、Chris Jones、Dean Hummonsの3人は、同じオハイオの大型ファンク・グループSunのメンバーでした。
それにしてもオハイオというのは、Ohio Playersを筆頭に、Sun、Slave、Zapp、Dayton等々実に優秀なファンク・グループを続々と輩出したファンクの名産地ですね。
脱線しますが、小中学生の頃、アメフト好きの僕はアメリカのカレッジ・フットボールで何故かオハイオ州立大が一番好きで応援していた記憶がありマス。そんな関係で昔からオハイオという土地に何故か親近感を感じます。
グループは、『Dayton』(1980年)、『Cutie Pie』(1981年)、『Hot Fun』(1982年)、『Feel The Music』(1983年)、『This Time』(1985年)という5枚のアルバムを発表していマス。
そんな中で僕のダントツのお気に入りが4thアルバムとなる『Feel The Music』(1983年)っす。理由は簡単、僕にとっての超名曲「The Sound Of Music」が収録されているからデス。
この曲を聴くと、ブラコン/ファンクにのめり込み始めた頃のトキメキが甦ってきマス。
グループとしては、本作を前にメンバーチェンジおよびスリム化を断行したのと同時に、後にプロデューサーとして注目を集めることになるRahni Harrisがメンバーとして加入した影響が反映されたアルバムだと思いマス。
全体としては、程好く、アーバンでメロウでライトな感覚が魅力のファンク・アルバムだと思いマス。
全曲紹介しときやす。
「The Sound Of Music」
文句ナシのマイ・クラシック。僕が80年代前半のブラコン/ファンク系のコンピ・アルバムを編集できるとしたら、必ずこの曲を入れマス。イントロのコーラスを聴いただけで胸トキメキます。そして、ボコーダーのボーカルが始まった瞬間には昇天してしまいマス(笑)僕にとって、ボコーダー使いと言えば故Roger TroutmanがダントツN0.1な存在だけど、この曲に限ってはZappやRogerの曲よりも好きかもしれません!Rogerにはないアーバンでスタイリッシュで爽やかなところに弱いのかもね!
「It Must Be Love」
シングルカットもされたアーバンなメロウ・チューン。80年代ブラコンにはツボの1曲なのでは?
「Out Tonight」
これも80年代らしいアーバン・ファンクですな。夜のドライブなんかにピッタリな1曲だよね。ほんのりトロピカルなテイストがあるのもグッド!
「So What」
ボコーダー使いのファンク。この曲は少しハードで粘り腰な感触がありますね。
「Love You Anyway」
「The Sound Of Music」と並ぶハイライト。Roger Troutmanが楽曲を提供し、プロデュースも手掛けていマス。Roger以外のZappファミリーも大挙参加していマス。さすがファンクの名産地デイトンのファンクの絆は深い強いですな。曲はモロにZappというかRogerらしい大サービス・エンターテイメント系のファンクに仕上がっていマス。
「Caught In The Middle」
アルバム唯一のスロウ。実にロマンティックな1曲に仕上がっていマス。
「Eyes」
Michael Jackson「Beat It」系のロック色の強い1曲。やっぱり時代的にこういった曲が必要だったのだろうか?
「Promise Me」
Mtumeあたりにも通じるアーバンなメロウ・グルーヴ。「The Sound Of Music」を除けば、この曲が一番お気に入りデス。
「Lookin' Up」
ラストはボーカル・グループ的なテイストが濃い1曲。なんかほのぼのする曲だねぇ。
僕にとっては、子供の頃にみたヒーロー物のアニメを観た時のような興奮をおぼえるアルバムっす。