発表年:2013年
ez的ジャンル:セクシー系男性R&B
気分は... :You & I...
今回はセクシーな男性R&BシンガーAvantの新作『Face The Music』です。
これまで当ブログで紹介したAvant作品は以下の4枚。
『Private Room』(2003年)
『Director』(2006年)
『Avant』(2008年)
『The Letter』(2010年)
前々作『Avant』はCapitol、前作『The Letter』はVerveと一作ごとにレーベルを移籍しているAvantですが、Verveともアルバム1枚のみで決別し、本作『Face The Music』はMO-B Entertainmentからのリリースとなっています。
『The Letter』のエントリーでも書きましたが、頻繁にレーベルを移籍するのはアーティストにとっては決して好ましい環境とは言えないと思います。そうした影響で、ここ数作はチャート・アクションも芳しくありません。
それでも内容的には、それ程悪くないというのが個人的な感想です。
派手さはなくともメロディと歌を重視した大人のセクシー&メロウR&Bは貴重な存在だと思います。
最新作『Face The Music』でも、そうした大人のR&Bワールドを存分に満喫できます。
プロデュースはAvant本人とKajun、Dre Henの3名によるプロデュース・ユニットThe MonopolyとTim & Bobが担当しています。
注目すべきは、Avantと相性抜群の女性R&BシンガーKeke Wyattがゲスト参加している点です。
AvantとKeke Wyattのデュエットといえば、Avantのデビュー・アルバム『My Thoughts』(2000年)からシングル・カットされ、全米R&Bチャート第4位となった「My First Love」(Rene & Angelaのカヴァー)、Kekeのデビュー・アルバム『Soul Sista』からからシングル・カットされ、全米R&Bチャート第4位となった「Nothing In This World」といったヒットを生み出してきた名コンビですね。
Avant feat. Keke Wyatt「My First Love」
http://www.youtube.com/watch?v=sJ5ZsOBjaZQ
Keke Wyatt feat. Avant「Nothing In This World」
http://www.youtube.com/watch?v=cTNmU1O6aKI
本作でも2人がデュエットしたバラード「You & I」がアルバムからのリード・シングルとなっています。
その「You & I」をはじめ、いい歌、いいメロディのR&Bが揃っています。
本作もチャート・アクションは厳しいかもしれませんが、僕はAvantを断固支持します。
全曲紹介しときやす。
「Toast To Love」
Avantらしいセクシー&メロウな大人のR&Bチューンでアルバムの幕は開けます。今様のサウンド・プロダクションですが、歌やメロディを大切にしているのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=3PlJBOmptf8
「80 In A 30」
Kajun & J'Lynをフィーチャー。序盤はLil Wayneでも聴いているのか?なんて思ってしまいますが、その後は哀愁メロディのR&Bチューンへと展開します。
http://www.youtube.com/watch?v=k6gbP24uY7Q
「You & I」
前述のようにアルバムのリード・シングルとなったKeke Wyattとのデュエット。言うことナシの名バラードです。PVを観ると、2人ともかなり体型に貫録がついてしまいましたが(笑)、その素晴らしい歌声を聴けば、2人が今でもミラクルなケミストリーを生み出していることを証明してくれます。個人的にも既にこの曲に関連するいい思い出が出来たので、これからも長く聴き続ける1曲になりそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=jT0gbcq5xqI
「More」
「You & I」と並ぶ僕のお気に入り曲。美しいメロディと切なる思いが込められたAvantのヴォーカルにグッときてしまいます。僕がAvantのアルバムに期待するのはこういった曲です。まさにど真ん中!
http://www.youtube.com/watch?v=jGv68uHA8zo
「Excited」
アコースティック&ビューティフルな雰囲気に好感が持てます。さり気ないけどAvantのヴォーカルが優しく包み込んでくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=QwPMpZ7_tVw
「Don't Know How」
哀愁モードの切なるヴォーカルにグッとくるバラードです。それほど仰々しくないのが逆にいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=ecoouEiFhlw
「Nobody's Business」
60年代モードの軽快なソウル・チューン。こうしたオールド・スクールなエッセンスを重視するのは最近のベテランR&Bシンガーの流れですね。
http://www.youtube.com/watch?v=8WwYHwSgQN0
「Best Friend」
夢の中を彷徨っているかのような美しくも切ないメロディ&サウンドが印象的な1曲。
http://www.youtube.com/watch?v=Mh88hq3xApY
「Like You」
この曲も僕好み。ヴォーカル&メロディ重視の作りがいいですね。Avantのセクシー・ヴォーカルとよくマッチしています。
http://www.youtube.com/watch?v=AEiCe0Gxfhw
「When It's Over」
スケール感のある美メロ・バラード。ジワジワ盛り上がってくる感じがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=yvAZzBnghuU
「No」
「Nobody's Business」に続き、オールド・スクール仕様の仕上がり。なかなかドラマティックです。
http://www.youtube.com/watch?v=9Tl7v5TRaoU
「Gratitude」
ラストは軽くパーカッシヴなメロウ・チューンで締め括ってくれます。ブラジルものと合わせてもマッチしそうです。
http://www.youtube.com/watch?v=Z2tA5PZrvmw
Avant作品の過去記事もご参照下さい。
『Private Room』(2003年)
『Director』(2006年)
『Avant』(2008年)
『The Letter』(2010年)
WBCは日本はブラジルに辛勝でしたね。
あの試合を観れば、格下の相手なんて言えなくなってしまいますね。
韓国もオランダに完敗したし、短期決戦はこれがあるから怖い・・・。
WBCの後にはサッカーのクラシコ「レアル・マドリー対バルセロナ」がありましたね。
先日のコパ・デル・レイに続き、バルサが連敗しました。
CLのミラン戦での敗戦も含めてバルサは歯車が狂いはじめていますね。心配だなぁ・・・