発表年:1980年
ez的ジャンル:不器用な恋愛系ロック
気分は... :うまくは言えないけど...
昨日は更新をサボってしまいまシタ。
Seesaaブログのメンテ以外で記事更新しなかったのは、かなり久々っす。
これには事情があって...
昨日はかなり特殊かつ特別な日でシタ。
とってもハードで、とっても焦って、とっても眠くて、でも...最高にハッピーな1日だった。
一歩間違えると、大失敗の1日になりかねなかったけど、あきらめず、くじけず、粘り強く行動したら、最後にご褒美をもらえたというカンジでしょうか。
そんな気分で聴きたくなったのがマイ・フェイバリット・アーティストJackson Browneの『Hold Out』(1980年)。
以前にも書いたように、『Late For The Sky』(1974年)、『The Pretender』(1976年)、『Running On Empty』(1977年)と並んで、僕が墓場まで持っていきたいアルバムの1枚デス。
このブログを閲覧されている方は、僕のマイ・フェイバリット・アーティストとしてR&B/Soul系の人の名が挙がらないのは不思議に思われるかもしれませんね。
今ではR&B/Soul中心の音楽ライフを楽しむ僕ですが、それでも僕の原点はこの不器用なシンガー・ソングライターJackson Browneなのです。
そんなJackson Browneの作品の中でも特に影響を受けた曲が、本作『Hold Out』に収録された「Hold on Hold Out」という曲なんですよね。今でも僕の人格の何割かは、この曲の歌詞で形成されていマス(笑)
本作『Hold Out』は、本ブログでも紹介した傑作ライブ・アルバム『Running On Empty』(1977年)で1つの節目を迎えたJackson Browneが、80年代への突入に合わせるように、次なる1歩を踏み出した作品です。
David Lindley、Russ Kunkel、Bob Glaub、Craig Doerge、Bill Payne、Rosemary Butlerなどのお馴染みの面々をバックにしつつも、新しい方向を打ち出していマス。
Jackson Browneにとって、初の全米アルバム・チャート第1位に輝いた作品でもありマス。
全曲紹介しときヤス。
「Disco Apocalypse」
オープニングはおよそJackson Browneらしくないシンセ・サウンドが特徴の1曲。このサウンドが好きかと聞かれれば???だが、新たなサウンドに挑戦しようとした彼の姿勢を評価しましょう(笑)でも、今聴くと当時の印象よりは悪くない気がします。
「Hold Out」
さぁ、このタイトル曲からいつものJackson節となりマス。恋人との別離に際して、悪いのは僕で、君は正しいとJacksonらしい語り口で歌う。やっぱり、この手の恋愛に不器用な男を歌わせたら、Jacksonは天下一品ですな!
「That Girl Could Sing」
アルバムからの2ndシングルとして、全米チャート第22位まで上がった。1stシングルの「Boulevard」、そして2ndシングルのこの曲と、従来のスタジオ作品に比べて力強いサウンドの曲をシングルカットするあたりにJacksonの意欲が窺えマス。
「Boulevard」
アルバムからの1stシングルとなった曲(全米チャート第19位)。「Running On Empty」あたりにつながる疾走感あふれる演奏が気持ちいいよね。
「Of Missing Persons」
前年に亡くなったLittle Featの故Lowell Georgeについて歌った曲。Little Feat「Long Distance Love」の歌詞をヒントに、Lowellの娘InaraへのメッセージというかたちでLowellを追悼していマス。涙なくして聴けない曲ですね。Rosemary Butlerのコーラスが実に素晴らしいデス。
ちなみにLowellの娘Inara Georgeは、エレクトロ・ポップ・ユニットThe Bird and the Beeのボーカルとして、今年に入ってからデビューアルバム『The Bird and the Bee』を発表しています。親父さんとは全然違う路線だけど、なかなかいい作品ですよ。
「Call It a Loan」
この曲も「Hold Out」同様に恋愛に不器用な男の歌。恋愛を貸し借りで考えるな!なんて思うけど(笑)、そこがJacksonらしいところですよね!このもどかしい哀愁感がなんともいいですな。
「Hold on Hold Out」
本作のハイライト。マイ・フェイバリット・アーティストJackson Browneのマイ・フェイバリット・ソング。この曲が僕に与えた影響は相当なものである。
自己分析をすると、僕は結構粘り強い人間だと思う。そんな粘り強さの原点はこの曲かもしれない。
青春時代に聴いた、♪自分の心を放棄したら、君は自分の道を失うことになる♪自分の場にしがみついていれば、いつか必ず転機がやってくる♪その時まで、しっかり持ちこたえるんだ♪という歌詞は、今でも僕の生き方にしっかり根付いている。
また、この曲の中で、But...I love youと恋人へ告白する有名な一節があるけど、この愚直さこそがJackson Browneの魅力であり、共感する部分なんだよね。
ホント、今でもこの曲を聴くと自分自身の原点に戻れる気がします。
激動の1日から一夜明けた今日は、かなり心地良く目覚めることができた。
今日も、くじけず、粘り強く頑張ろう。
そうすれば道は開ける!少なくとも僕はそう信じている。