2013年03月26日

Oneness Of Juju『African Rhythms』

レア・グルーヴの人気盤!大地の鼓動を聴け!☆Oneness Of Juju『African Rhythms』
アフリカン・リズムス
発表年:1975年
ez的ジャンル:アフロ・ファンク/スピリチュアル・ブラック・ジャズ
気分は... :W杯決定なるか!

いよいよサッカーW杯アジア最終予選「ヨルダン対日本」戦ですね。
現状を踏まえれば、予選通過は間違いないでしょうから、いいかたちで出場権を獲得して欲しいですね。本田不在の中で何とか香川に結果を出してもらい、真のエースとなって欲しいですね。

今回はレア・グルーヴ名盤Oneness Of Juju『African Rhythms』(1975年)です。

Oneness of Jujuは、ヴァージニア州リッチモンド出身のサックス奏者でリーダーのPlunky Branch(Plunky Nkabinde、James Branch)を中心としたアフロ・ファンク・グループ。

サンフランシスコで結成された前衛バンドJujuがその前身であり、Strata-EastからJuju名義で『A Message From Mozambique』(1973年)、『Chapter 2 Nia』(1974年)という2枚のアルバムをリリースしています。

その後、女性ヴォーカリストJackie Lewis(Lady Eka-Ete)、Plunkyの弟でベーシストのMuzi Branchを迎え、バンド名もOneness of Jujuに改めた彼らは、レア・グルーヴ史に名を刻む『African Rhythms』(1975年)、『Space Jungle Luv』(1976年)といったアルバムをリリースすることになります。

80年代以降もPlunky & the Oneness of JujuPlunky & Onenessといった名義でグループは活動を続けました。

近年再び盛り上がりを見せるアフロ・ジャズ/アフロ・ファンクですが、本作『African Rhythms』(1975年)や次作『Space Jungle Luv』(1976年)はそうした現行アフロ・ジャズ/アフロ・ファンクのプロトタイプ的な1枚ですね。

特に本作『African Rhythms』はタイトル、ジャケも含めてアフロ・ジャズ/アフロ・ファンクを象徴する1枚ですね。

大地の鼓動が響き渡るアフリカン・リズム、うねるファンク・サウンド、崇高なスピリチュアル・ジャズ、ニューソウルのようなヴォーカルが相俟った圧倒的なジャズ・ファンク・サウンドに魅了されます。しかも、それほど難解ではないのがいですね。また、ヴォーカル曲における紅一点Eka-Eteの存在感も抜群です。

レア・グルーヴ、ジャズ・アルバムとしても楽しめます。
ジャケが気になった方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「African Rhythms」
タイトル曲は本作のハイライト。タイトルの通り、PlunkyのサックスとEka-Eteのヴォーカルをはじめ、アフリカの鼓動が伝わってくる濃密なスピリチュアル・ブラック・ジャズです。
http://www.youtube.com/watch?v=Gz_rJb7mrEY

J Dilla「African Rhythms」、Quasimoto「Return Of The Loop Digga」等のサンプリング・ソースになっています。

「Kazi」
アフロ・スピリチュアルへアプローチしたエレクトリック・マイルスといった趣の仕上り。暗黒のグルーヴ感がクセになります。

「Funky Wood」
エスニック色を前面に出したインタールード的な小曲。

「Tarishi」
ドラム・ブレイクが格好良いジャズ・ファンク・チューン。ジャズ好きの人はなかなかグッとくる演奏なのでは?
http://www.youtube.com/watch?v=GWweuAX0GtE

「Mashariki」
崇高なヴォーカル&ピアノの音色にグッとくる美しいスピリチュアル・ジャズ。
http://www.youtube.com/watch?v=L4FR95dimTs

「Chants」
アフリカン・リズムを満喫できる小曲。

「Don't Give Up」
個人的には一番のお気に入り曲。ブラック・ムーヴィーのサントラにマッチしそうな疾走するジャズ・ファンク・グルーヴ。パーカッシヴなリズムをバックに、ソウルフルなEka-Eteのヴォーカルが響き渡ります。Plunkyのサックスも絶好調!
https://www.youtube.com/watch?v=-LfTHF4GZuA

「Incognito」
美しくも神秘的なスピリチュアル・ジャズ。Plunkyのサックスが咽び泣いています。KRS-One feat. Busta Rhymes「Build Ya Skillz」、Big Pun「My Turn」でサンプリングされています。
http://www.youtube.com/watch?v=oe3mmy9CtJA

「Poo Too」
冒頭のドラム・ブレイクだけでもグッとくるアフロ・ファンク。現行アフロ・ファンク好きの人であれば必ず気に入るはず!
http://www.youtube.com/watch?v=U7As-xuG0zs

Pep Love & Jay-Biz「The Blues」でサンプリングされています。
Pep Love & Jay-Biz「The Blues」
 http://www.youtube.com/watch?v=uK400GiOJac

「Liberation Dues」
ラストはアフリカ回帰色を前面に押し出したヴォーカル入りのメッセージ・ソング。

僕の保有する最新の再発CDには「Don't Give Up (45 Version)」「F#」「Got To Be Right On It (45 Version)」「Nooky」「Plastic (45 Version)」の5曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。このボーナス・トラックもなかなか充実しています。

「F#」
http://www.youtube.com/watch?v=VnMO9ShpaZE
「Plastic (45 Version)」
http://www.youtube.com/watch?v=EUm41J5CZvI

ご興味がある方はOneness of Juju関連の他作品もチェックを!特に『Space Jungle Luv』(1976年)は本作とセットでゲットしたい1枚です。

Oneness of Juju『Space Jungle Luv』(1976年)
スペース・ジャングル・ラヴ

Oneness of Juju『Bush Brothers & Space Rangers』(1977年)
ブッシュ・ブラザーズ・アンド・スペース・レンジャーズ

Juju『Chapter 2 Nia』(1974年)
Chapter Two:Nia
posted by ez at 17:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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