2013年04月19日

Ananda Project『Truth』

Chris Brannによる人気ハウス・プロジェクトの2011年作品☆Ananda Project『Truth』
TRUTH
発表年:2011年
ez的ジャンル:アトランタ発アーバン・ハウス
気分は... :大人のアーバン・ハウスが夜のしじまに誘う・・・

今日は別の作品の記事を用意していたのですが、急にハウスが聴きたくなったので直前で差し替えました。

ということで今回はChris Brannによる人気ハウス・プロジェクトAnanda Projectの2011年作品『Truth』です。

アトランタを拠点にWamdue ProjectP'Taah等さまざまな名義で作品をリリースするハウス・クリエイターChris Brannですが、彼の人気を確立したのがAnanda Project名義の作品群です。

これまでAnanda Project名義で『Release』(2000年)、『Morning Light』(2003年)、『Relight』(2004年)※リミックス作品、『Fire Flower』(2007年)、『Truth』(2011年)、『Beautiful Searching』(2013年)といったアルバムをリリースしています。

今回紹介する『Truth』(2011年)は、多少位置付けが微妙な作品なのかもしれません。というのも、最新作『Beautiful Searching』(2013年)が『Fire Flower』(2007年)以来の最新作というアナウンスをされていたり、ディスコグラフィ・サイトにも記載されていなかったりします。日本先行発売された作品(多分、日本のみで発売された作品)であり、正規作品の扱いではないのかもしれません。

ただし、内容的には文句ナシでAnanda Projectらしい洗練された大人のアーバンなハウス・サウンドを満喫できます。

本作ではTerrance DownsAlex Lattimoreという2人の男性ヴォーカリストをフィーチャーしています。Terrance DownsはAnanda Projectではお馴染みのヴォーカリストですね。

普段ハウスを聴かないような方でも、アーバンなソウル/R&Bがお好きな方であれば、ヴォーカルをフィーチャーしたメロディアスな楽曲が多いのですんなり聴けると思います。

Chris Brannのセンスには脱帽ですね。

全曲紹介しときやす。

「Over and Over Again」
Alex Lattimoreをフィーチャー。キャッチーな魅力を持ったオープニング。メロディアスな中に妖しい魅力が漂うアーバン・ハウス。普遍的な魅力を持ったハウス・チューンだと思います。Alex LattimoreとChris Brannの相性の良さを感じます。

「Say Hello」
Ananda Projectではお馴染みのTerrance Downsをフィーチャー。ドリーミーに疾走していく感じがたまりません。

「Two Hearts」
Alex Lattimoreの低音セクシー・ヴォーカルが栄えるソウルフルなアーバン・ハウス。真夜中のドライブ・ミュージックとしてもサイコーなのでは?

「Rise Up」
ブラジリアン・フレイヴァーの効いたパーカッシヴなインスト・ハウス。ジャジーなサックスがいいアクセントになっています。

「Trust Your Heart」
Alex Lattimore/Gaelleをフィーチャー。アーバン・メロウな大人のハウス・チューン。ハウスのリズムとアーバン・ソウルな上ものが見事に融和しているのがたまりません。
http://www.youtube.com/watch?v=VEE08zXE3DM

「My Synthesizer is Huggin You」
タイトルの通り、疾走するシンセ・サウンドが心地好い1曲。フロア仕様ではなくリスニング仕様になっているのがいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=ZlP6IV6KWl4

「DK8TR」
スペイシーなインスト・ハウス。スペイシーなブリブリ感が印象的です。

「Lovetree」
日本向けボーナス・トラック。Terrance Downsをフィーチャー。愛に満ちたビューティフル・ハウス。透明感のあるハウスの調べに魅了されます。
http://www.youtube.com/watch?v=WY5qQuyCtTk

「By The Ocean」
美しいピアノの響きを活かした小曲。

「Hide and Seek」
Terrance Downsをフィーチャー。美しい鍵盤の響きを活かした哀愁のハウス・チューン。美しくも儚く・・・というのもハウスの王道ですからね。

「The Night Beginning」
軽くトライバルな感じが心地好いパーカッシヴ・リズムとメロディアスな上ものの調和が美しいインスト・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=rkVj88NCQWE

「Love Theme from Two Hearts」
Alex Lattimoreをフィーチャー。この曲はハウスというよりはアーバン・ソウルという雰囲気に近いかもしれません。Alex Lattimoreのセクシー・ヴォーカルとアーバン・ナイトなサウンドが夜のしじまへ誘います。

Ananda Projectの他作品もチェックを!

『Release』(2000年)
Release

『Morning Light』(2003年)
Morning Light

『Relight』(2004年) ※リミックス作品
リライト

『Fire Flower』(2007年)
Fire Flower

『Beautiful Searching』(2013年)
ビューティフル・サーチング
posted by ez at 00:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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