発表年:2001年
ez的ジャンル:ジャジー系アングラHip-Hop
気分は... :先週のMVPはイブラヒモビッチ☆
先週末は欧州サッカー好きにはたまらないダービー・マッチ3試合がありました。
スペイン・リーガ・エスパニョーラのクラシコ「バルセロナ対レアル・マドリード」
スコットランドのオールドファーム・ダービー「セルティック対レンジャーズ」
イタリア・セリエAのミラノ・ダービー「インテル対ACミラン」
一番楽しみにしていた「バルセロナ対レアル・マドリード」は3対3の引き分け。完璧にマドリーのペースだったけど、バルサはメッシが孤軍奮闘し、何とかドローに持ち込んだ感じでしたね。勝ちを逃したカペッロは相当悔しかったんじゃないかなぁ。反対にライカールトはホッと胸をなでおろしたのでは?
「セルティック対レンジャーズ」は俊輔の活躍を期待して観ていたんだけど、レンジャーズが意地を見せましたね。セルティックは後半一気にガス欠になったカンジでしたね。俊輔は残念でシタ。
ミラノ・ダービーは2対1でインテルが逆転勝ちしたけど、最近プレミア、リーガ、ブンデスリーガ、スコットランドばかりでセリエAを観戦する機会がめっきり減っていたので、なかなか楽しめました。それにしてもインテルのイブラヒモビッチは凄かった!何でも出来るという点では、チェルシーのドログバに匹敵するかもしれませんね。
そう言えば、ドイツ・ブンデスリーガでは高原が今週も得点を決めて好調をキープしていますね。
同じタカつながりってわけじゃないけど、高原を見るたびにタカアンドトシのタカとの類似性を感じてしまうのは僕だけでしょうか?
さて、今回はアングラHip-Hopファンの間では名盤の誉れ高いAsheru & Blue Black Of The Unspoken Heard『Soon Come...』(2001年)デス。
本ブログを長く閲覧して頂いている方はおわかりだと思いますが、僕は基本的にジャジーなアンダーグラウンドHip-Hopにメロメロになりやすい人みたいです。
昨年のマイベスト10『ezが選ぶ2006年の10枚』でもLushlife『Order Of Operations』、Othello『Alive At The Assembly Line』、The Good People『The Good People』とジャジー系アングラHip-Hopを3枚セレクトしているあたりにモロに反映されていますね。
これらジャジー系アングラHip-Hopの1つの完成形を示してくれた作品が本作『Soon Come...』ではないかと思いマス。
NYのインディ・レーベル7 Headsを代表するAsheru & Blue Black Of The Unspoken Heardは、AsheruとBlue Blackによるユニットっす。
CDショップ(多分、渋谷タワー)で試聴して衝動買いしたパターンなので、彼らにについて殆ど知らないというのが本音です。
本作を購入してから5年近く経つけど、その間に本作について“コレいいですよね〜”という会話で盛り上がることができたのはたった1回だけ。なので、一人でひっそりと楽しんでいたという状況でシタ。
でも、ネットで調べてみると、一応アングラHip-Hopの名盤という位置づけにはなっているみたいですね。安心した!
こういったアングラHip-Hopって、普段Hip-Hopをそれほど聴かない人の方が案外ハマる気がしマス。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Truly Unique」
僕の一番のお気に入り曲。Cal Tjader「Leyte」ネタのvibeの音色が何とも心地良いジャジーなメロウ・グルーヴ。NYらしいスタイリッシュさがいいですねぇ。
「This Is Me」
このトラックも最高!ジャズ・スタンダード「Fly Me To The Moon」ネタのロマンティック・メロウ・グルーヴ。ジャジーというよりも完璧にジャズしてマス。こちらもジャズ色の強いHip-HopユニットSound Providersが参加していマス。
「B-Boy (We Get Shit)」
小洒落たギターの音色が印象的な1曲。ノスタルジックな雰囲気が魅力かもね。
「Dear You」
J. Rawlsプロデュース曲。J. Rawlsらしいクールでスタイリッシュなジャジー・トラックに仕上がっていマス。名曲の呼び声が高いのも納得!
「Smiley(The Woh, Woh, Song)」
シンプル・イズ・ベストといった感じのトラックをバックに、サブ・タイトルの通りウォー・ウォー言ってるんだけど、コレが案外クセになる。
「Soon Come」
突き刺すような美しさと切なさに充ちたピアノの調べが何ともアングラHip-Hopらしい。とってもスピリチュアルな雰囲気があるタイトル曲だね。
「Think About」
Lone Catalystsの二人(J. Sands、J. Rawls)が参加していマス。モノトーンな感じのジャジー・トラックがカッチョ良いですね。実に枯れた渋い1曲デス。
「Elevator Music」
この曲もかなり好き。映画「いそしぎ」の主題歌「Shadow of Your Smile」に雰囲気が似てるよね(あるいはカヴァー曲あたりをネタにしているのか?)。
「Trackrunners」
たまたま数日前に紹介したPete Rockの弟Grap Luvaをフィーチャーしたナンバー。ための効いたグルーヴ感がサイコーにイカしているね!
今年に入ってから、あまりアングラHip-Hopをチェックしていない。そろそろ気合い入れてチェックしてみようかなぁ...