2007年03月21日

Leon Ware『Inside Is Love』

“ミスターメロウネス”の名に相応しい1枚☆Leon Ware『Inside Is Love』
Inside Is Love
発表年:1979年
ez的ジャンル:ミスターメロウネス系ソウル
気分は... :接客を怠っちゃダメ!

数日前、渋谷道玄坂にある某中華料理店に入りました。

横浜中華街に本店があり、独特の焼きそばが有名でTVでも頻繁に紹介される店っす。

その名物焼きそばを楽しみに行ったのですが、接客の悪さに辟易してしまい、正直ガッカリでしたね。

席への誘導が悪いし、僕より後にオーダーした客へ先に焼きそばを出すし...といったカンジでした。他の席への対応を見ていても、客から声を掛けないとオーダーを取りに来ないし、料理をどの席に運ぶのかわからずウロウロするし、焼きそばを運ぶ際に皿からこぼして作り直すし...といった状況でどん引きしてしまいましたね。

料理が出てくる頃には、すっかりテンション下がってしまいました。
そのせいか、名物の焼きそばもスペシャルに美味いとは感じませんでしたねぇ。

気の利いた接客や愛想の良さを要求するつもりはありませんが、最低限のことはしてもらわないとねぇ...有名店の名が泣きますな。

改めて、サービス業における接客の重要性を痛感した次第デス。

さて、接客が上手そうな(?)“ミスターメロウネス”Leon Wareの2回目の登場デス。

前回はMarvin Gaye『I Want You』と双子のアルバム『Musical Massage』(1976年)を紹介しまシタ。

今回は、その『Musical Massage』の次に発表された作品『Inside Is Love』(1979年)っす。

ジャケが地味なせいか、知名度、人気では『Musical Massage』に及びませんが、メロウネスの度合いで言えば、『Musical Massage』と互角もしくはそれ以上かもしれませんね。

メンバーはDavid T. Walker(g)、Wah Wah Watson(g)、James Gadson(ds)、Ed Greene(ds)、Sonny Burke(key)、Paulinho Da Costa(per)、Melissa Manchester(vo)などが参加していマス。

アルバム『Don't Cry Out Loud』(1978年)をLeonをプロデュースした直後ということで、Melissa Manchesterの参加が目を引きますね。Melissaは曲作りでも参加していマス。

曲作りで言えば、ブラジル人SSWのMarcos Valleとの初の共作もありマス。Marcos ValleとLeonのコラボは80年代に入っても続きましたね。確かに、この二人の相性はいい感じがしマス。

全曲紹介しときやす。

「What's Your Name」
春を飛び越して夏へ一直線といった趣の軽快な1曲。日曜の朝に聴きたい気分の1曲ですね。シングルカットされ、R&Bチャート最高位62位でシタ。

「Inside Your Love」
Minnie Rippertonへの提供曲「Inside My Love」(アルバム『Adventures In Paradise』収録)のセルフカヴァー。こちらのタイトルは「Inside Your Love」になっていマス。ミスターメロウネスの本領発揮の1曲ですね。

「Love Is a Simple Thing」
Marcos Valle、ChicagoのRobert Lammとの共作によるセクシー・グルーヴ。Gene Pageによるエレガントなアレンジがいいですね。

「Small Cafe」
「Club Sashay」
Melissa Manchesterとの共作2曲。「Small Cafe」は、アーバン・メロウなAORテイストの1曲。「Club Sashay」はアルバムで一番のお気に入り曲。個人的にはかなりの名曲だと思っていマス。メロウかつセクシーなカンジがたまりませんね。

「Try It Out」
この曲もフェロモン出てるミッド・チューンですな。ただし、Marvin Gayeほどエロくないのがこの人らしくでいいですな。

「Love Will Run Away」
哀愁漂うスロウ。なんか浜辺で聴きたくなる1曲ですな。

「On the Island」
この曲も密かに好きな1曲。聴いているとバカンス気分になれるのがいいっすね。気分は南の楽園ですな!

「Hungry」
エンディングはなかなか盛り上がる1曲。David T. Walkerのギターがいいカンジです。

メロメロ好きの僕には、絶対外せないアーティストの一人ですね。
posted by ez at 00:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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