2013年06月12日

Daniela Basso/Ernesto Salgueiro『Fotografia』

アルゼンチンのボサノヴァ・デュオによる名曲カヴァー集☆Daniela Basso/Ernesto Salgueiro『Fotografia』
daniela basso ernesto salgueiro fotografia.jpg
録音年:2003年
ez的ジャンル:アルゼンチン産ボサノヴァ
気分は... :シンプル・イズ・ベスト・・・

今日は2014年6月12日に開幕するサッカーのブラジルW杯のちょうど1年前ですね。

既に本選出場を決めている日本代表ですが、ここ数試合のパフォーマンスに不満が募るばかりです。試合途中ですがイラク戦もイマイチですね・・・

ザック監督はコンフェデ杯を区切りに、一度リセットして本選に向けたチーム作りを行うようなので、その意味では大胆なメンバー見直しを期待しています。

今回はアルゼンチンのボサノヴァ・デュオ作品、Daniela Basso/Ernesto Salgueiro『Fotografia』(2003年)です。

女性ヴォーカリストDaniela Bassoと男性ギタリストErnesto Salgueiroによるボサノヴァ名曲カヴァー集です。

Antonio Carlos JobimGilberto GilDjavanChico BuarqueCaetano VelosoDorival CaymmiJoao Boscoといったブラジルの偉大なアーティスト達の名曲を、アルゼンチン人の2人がシンプルなボサノヴァ・サウンドでカヴァーしています。

基本的に演奏はDanielaの歌とErnestoのギターのみです。それ以外は2曲ほどSantiago Vazquezのパーカッションが加わっている位です。

シンプルな分、Daniela BassoのヴォーカルとErnestoのギターの素晴らしさが際立つと同時に、ボサノヴァ名曲の素晴らしさを再認識できたりします。

シンプル・イズ・ベスト・・・そんな言葉がぴったりなボサノヴァ名曲集です。

全曲紹介しときやす。

「Fotografia」
タイトル曲はAntonio Carlos Jobim作の名曲。当ブログでもこれまでNara LeaoElis ReginaAdam Dunningのカヴァーを紹介済みです。Ernestoの美しいギターをバックに、Danielaがサウダージなヴォーカルで魅了してくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=bkFbeQtQ_tc

「Eu Vim da Bahia」
Gilberto Gil作。ギターとヴォーカルのみと思えない躍動感のある演奏です。改めて名曲だと思い知らされた気がします。

「A Rota do Individuo」
Djavan作。Djavan作品らしく大地の香りがする味わい深いカヴァーに仕上がっています。サンセット・モードにぴったりなのでは?

「Samba e Amor」
Chico Buarque作の名曲カヴァー。当ブログではBebel GilbertoCaetano Velosoのカヴァーも紹介済みです。ここでは憂いを帯びた哀愁ボッサで聴かせてくれます。Danielaの思い入れたっぷりのヴォーカルがいいですね。

「Falsa Bahiana」
Geraldo Pereira作。僕の一番のお気に入りの演奏です。Ernestoの軽快なギターに合わせて、Danielaが爽快なヴォーカルを聴かせてくれます。

「Meu Bem, Meu Mal」
Caetano Veloso作。当ブログでは『Cores, Nomes』(1982年)に収録されたCaetano自身のヴァージョンをはじめ、Gal Costaのカヴァーも紹介済みです。ここでは切々としたバラードで聴かせてくれます。Danielaの切々とした歌にグッときます。

「Desde Que o Samba e Samba」
Caetano Veloso作品。当ブログではSpinetti/Dadi/Ceccarelli/Petreniのカヴァーを紹介済みです。ここではギターのみのバッキングがよくフィットした素敵なメロウ・ボッサを聴かせてくれます。

「Acontece Que eu Bahiano」
Dorival Caymmi作。Santiago Vazquezのパーカッションが加わった疾走感が魅力のボッサ・グルーヴに仕上がっています。

「Papel Mache」
Joao Bosco/Capinan作。Danielaの豊かな表現力に魅了される感動的な仕上がり。

「Chega de Saudade」
Vinicius de Moraes/Antonio Carlos Jobim作のボサノヴァ名曲で締め括ってくれます。当ブログではTania Mariaのカヴァーも紹介済みです。この曲でもSantiago Vazquezのパーカッションが加わり、サウダージ・モードで疾走します。

サッカーW杯アジア最終予選の対イラク戦は日本代表の手詰まり感が強いですね。
まぁ、相手の退場による数的優位で何とか勝利しましたが・・・
やはり、もっと個の力が向上しないと限界を感じてしまいますね。
コンフェデはあまり期待していないので、それ以降のメンバー入れ替えの断行を望むばかりです。
posted by ez at 01:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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