2013年06月20日

Alice Russell『Under The Munka Moon』

迫力あるソウルフル・ヴォーカルを満喫できる初ソロ・アルバム☆Alice Russell『Under The Munka Moon』
Under Munka Moon
発表年:2004年
ez的ジャンル:ハイブリッドUKソウル
気分は... :イタリア撃破ならず・・・

今回はBah Samba作品やQuanticとの共演でも知られるUKの女性シンガーAlice Russellの1stソロ・アルバム『Under The Munka Moon』(2004年)です。

本当は最新ソロ・アルバム『To Dust』(2013年)やBah Sambaのアルバムを先に紹介したかったのですが・・・

Bah Sambaについては、ここ数年毎年夏頃に紹介しようと思っていたのですが、気付くとタイミングの逃してしまい先送りに・・・今年の夏こそ紹介したいですね。

逆に、発売と同時に即購入した最新ソロ『To Dust』は、どちらかといえば冬向けのアルバムかもしれません。加えて、いささか地味な印象を受けたので先送りになっています。

その点、Alice Russellらしさがよく出ているのが今日紹介する『Under The Munka Moon』(2004年)かもしれません。

QuanticBah Sambaのメンバーも参加し、ソウル、ファンク、ジャズ、クラブミュージック、ブラジルなどバラエティに富んだサウンドをバックに、彼女らしいブルージー&ソウルフル・ヴォーカルの存分に聴かせてくれます。

序盤のソウルフルな構成、中盤のブラジル/ジャジーな構成、終盤のクラブミュージック寄りの構成と、アルバムの雰囲気は目まぐるしく変化していきますが、どのようなタイプの曲でもAliceのヴォーカルの存在感は抜群です。

全曲紹介しときやす。

「Hurry On Now」
オープニングはTM Juke(Alex Cowan)をフィーチャーしたヴィンテージ感覚のソウル・チューン。シングルにもなりました。Aliceのソウルフル・ヴォーカルを存分に満喫できます。Alex Cowanプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=Ba6_JAQlooA

「Someday」
「Hurry On Now」に続き、Aliceのディープなヴォーカルに聴き惚れるソウル・チューン。Kushtiプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=VqksuYXx89c

「Hard Times」
UKソウルらしいダークな雰囲気の仕上がり。美しさと儚さが同居している感じがいいですね。Kushtiプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=DJ3g7gk15Tk

「Sweet Is The Air」
この曲もシングルになりました。アルバムの中でも人気の高い曲なのでは?それまでとは一転し、Natureboy(Dave Noble)をフィーチャーしたメロウなボッサ・チューンで和ませてくれます。Dave Nobleプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=HHzS7WLeAd4

「Tired Little One (Acoustic Version)」
Bah Sambaの Julian Bendallプロデュース。 Dave NobleのギターのみをバックにAliceが歌うジャジー感覚のソウル・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=wj-AYT-gy4o

「Peace Resides」
淡々としたジャジー感覚が印象的な仕上がり。ジワジワくる感じがいいですね。Kushtiプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=ojbf1CNvvBA

「Taking Hold」
クラブミュージック寄りのダークな仕上がり。
Aliceの憂いのあるヴォーカルとサウンドがよくマッチしています。Kushtiプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=-dyUZt8OrI0

「Something That's Real」
当ブログでも紹介したThe Quantic Soul Orchestra『Stampede』収録曲の別ヴァージョン。Antonia Pheulatosのバイオリンも効いているエレガント&スタイリッシュな仕上がりです。Quanticプロデュース。
http://www.youtube.com/watch?v=21Rjqf-W-Yg

「Search The Heavens」
Martin Iveson/Quanticプロデュース。Quantic『Apricot Morning』収録曲のリミックス・ヴァージョン。ここではクロスオーヴァーなダンス・チューンで聴かせてくれます。

「Take Your Time, Change Your Mind」
Quanticプロデュース。この曲もThe Quantic Soul Orchestra『Stampede』収録曲のリミックス・ヴァージョンです。クラブミュージック好きの人であれば気に入るはず!

「Sweet Calling」
Quanticプロデュース。コズミック感覚のダンス・チューンです。こういった曲がAliceらしいかはビミョーですが、僕好みのダンス・チューンに仕上がっています。

「Somebody's Gonna Love You」
Quanticプロデュース。Aliceのソウルフル・ヴォーカルを活かしたアッパー・チューン。Mike Simmondsのバイオリンも印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=xWFKwuin_ME

「Get Ready In The Morning (Song In The Bath)」
ラストは魂のヴォーカルによる独唱で締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=Q0Npvyau0dQ

他のAlice Russellもチェックを!

『My Favourite Letters』(2005年)
My Favourite Letters (TRUCD082)

『Pot of Gold』(2008年)
Pot of Gold

Quantic & Alice Russell With The Combo Barbaro『Look Around The Corner』(2012年)
Look Around The Corner [解説付 / ボーナストラック2曲収録 / 国内盤] (BRC325)

『To Dust』(2013年)
To Dust [輸入盤CD] (TRUCD270)
posted by ez at 10:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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