2013年06月29日

Black Heat『Black Heat』

レア・グルーヴ人気作!ワシントンDCのファンク・バンド☆Black Heat『Black Heat』
ブラック・ヒート
発表年:1972年
ez的ジャンル:ワシントンDCファンク/ソウル
気分は... :驕る平家は久しからず!

今回はレア・グルーヴ人気盤のファンク・アルバムBlack Heat『Black Heat』(1972年)です。

Black HeatはワシントンDCで結成されたファンク・バンド。

グループは『Black Heat』(1972年)、『No Time to Burn』(1974年)、『Keep On Runnin'』(1975年)という3枚のアルバムを残しています。どのアルバムもレア・グルーヴ方面で再評価の高い作品です。

これら3枚は、昨年から始まったAtlanticの千円再発シリーズにラインナップされており、お手軽に入手できるようになりました。

今日紹介する1stアルバム『Black Heat』(1972年)は『レア・グルーヴ A to Z』にも掲載されているレア・グルーヴ人気盤です。

『Black Heat』におけるグループのメンバーは、Phil Guilbeau(tp)、Bradley Owens(g、vo)、Johnell Grey(key、vo)、Esco Cromer(ds、vo)、Naamon "Chip" Jones(b、vo)、Raymond Green (congas、timbales、harmonica)という6名。それ以外にDavid Newman(ts、fl)、Ralph MacDonald(per)等のミュージシャンがゲスト参加しています。

「The Jungle」「Wanaoh」といったレア・グルーヴで人気のファンク・チューンに注目が集まりますが、アルバムにはヴォーカルを前面に打ち出したソウル・マナーな楽曲も多数収録されています。ジャズ・ファンク的な演奏もあり、とてもメリハリのあるアルバムに仕上がっています。

とりあえずは「The Jungle」「Wanaoh」「Chip's Funk」「Honey Love」の4曲を聴いてみてください。

全曲紹介しときやす。

「The Jungle」
本作のハイライトと呼べるアフロ・モード全開のトライヴァル・ファンク。シャウト・ヴォーカルのワイルド感、ワウワウ・ギターやオルガンの妖しげな響き、コンガの覚醒的リズム、豪快なホーン隊とすべてがサイコーです!
http://www.youtube.com/watch?v=8FiK-TJaJAM

MC Lyte「Hard Copy」、Wu-Tang Clan feat. Busta Rhymes「The Monument」のサンプリング・ソースにもなっています。
MC Lyte「Hard Copy」
 http://www.youtube.com/watch?v=r47qukBDC-M

「Chicken Heads」
David Newmanのブルージーなテナーをフィーチャーしたインストのジャズ・ファンク。
http://www.youtube.com/watch?v=OPTSDKbFeCM

Casual「Lose in the End」のサンプリング・ソースにもなっています。
Casual「Lose in the End」
 http://www.youtube.com/watch?v=qLZ4wLbHE8c

「Street Of Tears」
ソウル・マナーなメロウ・バラード。なかなかグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=OOQITHc2l_8

9th Wonderが手掛けたMursfeat. Joe Scudda「3:16」でサンプリングされています。
Murs feat. Joe Scudda「3:16」
 http://www.youtube.com/watch?v=sV0GiXz7amA

「Barbara's Mood」
Bradley Owensのメロウ・ギターを前面に押し出したインスト・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=PllOT6Dv4OU

「Chip's Funk」
ストリート感覚の伝わってくるグルーヴィー・ファンク。Bradley Owensの格好良いギターと切れ味のあるホーン隊がいいですね。Raymondのハーモニカもいいアクセントになっています。
http://www.youtube.com/watch?v=opSnoUPvMvo

「Wanaoh」
「The Jungle」と並ぶ本作のハイライト。David Newmanのファンキー・フルートが圧巻のファンク・チューンです。特に終盤の盛り上がりにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=r6yNn9Ve8RI

「You'll Never Know」
前曲から一転し、ソウル・ヴォーカル・グルーヴ然としたバラードを聴かせてくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=1P75Zxk-2i4

「Honey Love」
パーカッシヴなグルーヴ感にグッとくる僕の密かなお気に入り曲。思わず口ずさんでしまいます♪Honey〜Honey♪
http://www.youtube.com/watch?v=OIVv3GBv1kg

「Send My Lover Back」
Phil Guilbeauのトランペットが男の哀愁感を漂わせるインスト・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=PmiUnviqBcE

Ski Beatz feat. Mos Def「Cream of the Planet」でサンプリングされています。
Ski Beatz feat. Mos Def「Cream of the Planet」
 http://www.youtube.com/watch?v=HlHYne2uiYg

「This Is Gonna Catch You」
ソウル・マナーのヴォーカル・チューンで締め括ってくれます。
http://www.youtube.com/watch?v=RFyD2wJtqY4

Black Heatの他作品もセットでどうぞ!

『No Time to Burn』(1974年)
ノー・タイム・トゥ・バーン

『Keep On Runnin'』(1975年)
キープ・オン・ランニン
posted by ez at 01:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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