2013年07月19日

Phreek『Patrick Adams Presents Phreek』

Patrick Adamsによるディスコ・プロジェクト!人気曲「Weekend」収録☆Phreek『Patrick Adams Presents Phreek』
パトリック・アダムス・プレゼンツ・フリーク
発表年:1978年
ez的ジャンル:Patrick Adams系N.Y.ディスコ
気分は... :煌びやか・・・

N.Y.ディスコを代表するプロデューサーPatrick Adamsによるディスコ・プロジェクトPhreek唯一のアルバム『Patrick Adams Presents Phreek』(1978年)です。

これまで当ブログで紹介したPatrick AdamsプロデュースのN.Y.ディスコ作品として、Donna McGhee『Make It Last Forever』(1978年)、Rainbow Brown『Rainbow Brown』(1981年)があります。

70年代後半から80年代初めにかけてはInner Life、Rainbow Brown、Cloud One等の匿名プロジェクトを手掛け、数多くのディスコ・ヒットを送り出したPatrick Adamsですが、このPhreekもそうしたプロジェクトの1つです。

本作ではLeroy BurgessChristie ShireVenus DodsonDonna McGheeといったヴォーカリストがフィーチャーされています。バック・ヴォーカルでJocelyn Brownも参加しています。

特に、Black IvoryのメンバーであったLeroy Burgessはプロデューサー、アレンジャー、キーボード奏者としても参加しており、本作における貢献大です。Leroy Burgessは同じくN.Y.のディスコ・ユニットAleemの作品等でもお馴染みですね。

本作といえばガラージ・クラシックとしても人気の「Weekend」がハイライトですが、それ以外の楽曲でも煌びやかなN.Yディスコを満喫できます。

全6曲ですが、通しで聴くとかなりの充実感を得られます。

夏場の夜にはN.Y.ディスコがフィットします。

全曲紹介しときやす。

「Weekend」
Christie ShireのヴォーカルをフィーチャーしたPhreeKの代表曲。前述のようにガラージ・クラシックとしても人気です。Christie Shireのヴォーカルも含めて華やかなディスコ・サウンドを満喫できます。聴いているだけで気分は夜遊びモードに・・・
http://www.youtube.com/watch?v=dpdqPsVCHQo

本曲は1983年にClass Actionが同じChristie Shireのヴォーカルをフィーチャーしたカヴァーをリリースしています。同カヴァーにはLarry Levanのミックスも含まれます。また、PhreeKヴァージョンはDoug E Fresh & The Get Fresh Crew「Summertime」のサンプリング・ソースにもなっています。

Class Action Feat. Chris Wiltshire「Weekend」
 http://www.youtube.com/watch?v=j_RcdZzDg3c
Doug E Fresh & The Get Fresh Crew「Summertime」
 http://www.youtube.com/watch?v=024Rc8quzwU

「Everybody Loves A Good Thing」
Leroy Burgess/Venus Dodsonのヴォーカルをフィーチャー。アッパー&パーカッシヴなブギー・ディスコ!メロウな味わいもあるのがいいですね。サマー・ナイトにピッタリです。ちなみに本作の翌年にリリースされたVenus Dodsonのアルバム『Night Rider』をPatrick Adams、Leroy Burgessがプロデュースしています。
http://www.youtube.com/watch?v=siKm3ReiE2o

「May My Love Be With You」
Donna McGheeのモノローグをフィーチャー。セクシー&メロウな雰囲気にグッときます。Donna McGhee好きの人はぜひチェックを!
http://www.youtube.com/watch?v=DFAkLPW9JYY

「Much Too Much」
Leroy Burgessをフィーチャー。骨太ベースをはじめグイグイくるアッパーなファンキー・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=sF7diPe7EG8

「I'm A Big Freak (R•U•1•2)」
10分超の長尺。デトロイトの人気ハウスDJであるTheo Parrishのプレイでも知られる曲。ラテンのリズムにのったアッパー・チューンは確かに黎明期のハウスといった感じですね。
http://www.youtube.com/watch?v=Qqzjjyj5byw

「Have A Good Day」
都会的で華やかなシンセ・サウンドが印象的なディスコ・チューン。シンセ・サウンドを巧みに操ったスピーディーな躍動感と、それを盛り上げるキャッチーな女性コーラスにグッときます。
http://www.youtube.com/watch?v=h9HY5I300uY

Patrick Adams関連作品の過去記事もご参照下さい。

Donna McGhee『Make It Last Forever』(1978年)
Make It Last Forever

Rainbow Brown『Rainbow Brown』(1981年)
レインボウ・ブラウン+2(紙ジャケット仕様)

次はInner Lifeかな・・・
posted by ez at 04:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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