発表年:1971年
ez的ジャンル:ニューヨーク・サルサ全盛期
気分は... :桑田頑張れ!
一昨日、昨日に続く人付き合いの話シリーズ第3弾!
といっても大した話ではありませんが(笑)
人付き合いの上手な人は、楽しいことを自分で作り出す!
人付き合いの下手な人は、楽しいことを他人に期待する!
人付き合いの上手な人は、周囲の人を楽しいことで巻き込む!
人付き合いの下手な人は、周囲の人をつまらないことで巻き込む!
結局、日々楽しく過ごせるかはすべて自分の心次第というお話でした...
ニューヨーク・サルサを代表する大物ピアニストEddie Palmieriの登場デス。
Eddie Palmieriは、兄Charlie Pamieri、Ray Barretto、Johnny Pachecoらと共に1960年代のニューヨーク・ラテン・シーンを牽引し、1970年代初めのサルサ・ブームを築き上げた功労者の一人ですね。
Eddie Palmieriの作品については、以前に彼を中心にしたプロジェクトHarlem River Driveのスタジオ作『Harlem River Drive』(1971年)を取り上げました。
今回はその『Harlem River Drive』と同じ1971年に発表された『Vamonos Pal Monte』を紹介します。
本作『Vamonos Pal Monte(山へ行こう)』(1971年)は、『Justicia 』(1969年)、『Superimposition』(1970年)の2枚と共にTicoレーベル三部作と呼ばれる、彼の長いキャリアの中でもハイライトとなる作品と位置づけられていますね。
『Vamonos Pal Monte』がPalmieriの代表作であることは音楽誌などで知っていましたが、なかなか作品を聴く機会に恵まれずにいまシタ。昨年ようやくCDで入手することができ愛聴している次第です。
内容は、ハードでドライブ感のある一言で“カッチョ良い”サルサというカンジですね。
今聴いても全然古さを感じないスタイリッシュさがあるのもいいですね。
兄Charlie Palmieriもオルガンでゲスト参加していマス。
全曲紹介しときヤス。
「Revolt/La Libertad Logico」
Palmieriを代表する曲の1つみたいですね。いやぁ、あまりのカッチョ良さに一発KOされてしまいまシタ。イントロのスリリングな展開は格別ですな。Palmieriの激しいタッチのピアノは勿論のこと、中盤のホーン隊の絡みもいいカンジですね。クールなIsmael Quintanaの歌も忘れてはいけませんね。
「Caminando」
オルガンやエレピの音色が印象的ですね。同時代のエレクトリック化したMiles Davisあたりとの共通点なども感じますね。
「Vamonos Pa'l Monte」
「Revolt/La Libertad Logico」と並ぶ僕のお気に入り曲。オルガンのグルーヴ感が何ともカッチョ良いですね。特にテンポアップする後半の盛り上がりはたまりません!
「Viejo Socarron」
PalmieriのピアノとIsmael Quintanaのボーカルを堪能できる1曲。
「Yo No Se」
ジャズにも傾倒していたPalmieriらしいジャジーな1曲。Palmieriのイメージに似つかわしくないロマンティック・ムードに溢れていマス。
「Comparsa de Los Locos」
この曲は完全にサルサの枠組みを飛び越えていますね。ニューヨーク・ラテンとジャズ、ソウル/ファンク、ロックの融合を試みたHarlem River Driveのアプローチに近いですね。聴いているうちに頭の中でMiles DavisやSantanaあたりがオーバーラップしてきまシタ。このカオス感が何ともいいです!
MLBに挑戦中の桑田がケガをしてしまいましたね。
巨人時代は大して興味がなかったんだけど、MLBへの挑戦を開始してから、彼の考え方、姿勢に共感するようになりました。
それだけに今回のケガは残念でなりませんね。
まぁ、今度はこの逆境をハネ返す桑田の姿に注目したいですね。