2013年08月01日

Brian Auger & The Trinity『Definitely What!』

UKモッド・ジャズの傑作!☆Brian Auger & The Trinity『Definitely What!』
デフィニットリー・ホワット(紙ジャケット仕様)
発表年:1968年
ez的ジャンル:UKモッド・ジャズ/オルガン・ロック
気分は... :前進か停滞か?

ハモンド・オルガンを中心としたグルーヴィーなジャズ・ロックで人気を博したBrian Auger & The Trinityが1968年にリリースした『Definitely What!』です。

これまで当ブログで紹介したBrian Auger関連作品は以下の7枚です(発売年順)。

Julie Driscoll, Brian Auger & The Trinity
 『Open』(1967年)
 『Streetnoise』(1969年)
Brian Auger's Oblivion Express
 『A Better Land』(1971年)
 『Second Wind』(1972年)
 『Closer to It!』(1973年)
 『Straight Ahead』(1975年)
 『Reinforcements』(1975年)

上記のジャケがオリジナルですが、下記の再発ジャケで見慣れている方も多いのでは?僕が保有するCDもこちらの方です。

『Definitely What!』 ※再発ジャケ
Definitely What

本作におけるThe Trinityのメンバーは、Brian Auger(key、vo)、David Ambrose(b)、Clive Thacker(ds)という3名。

『Open』『Streetnoise』といったJulie Driscollとの共演作がクローズ・アップされることが多いですが、華やかなJulie不在の本作はある意味Brian Auger & The Trinityの本質を堪能できる1枚なのでは?

プロデュースはGiorgio Gomelsky。Brian AugerとRichard Hillがアレンジを担当しています。GomelskyのMarmaladeレーベルからのリリースです。

派手さはありませんが、モッズ好きには外せない1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「A Day In The Life」
John Lennon/Paul McCartney作。オープニングはBeatlesの名曲カヴァー。お馴染みの名曲をモッド・ジャズで聴かせてくれます。ストリングスも配し、メリハリを上手くつけています。
http://www.youtube.com/watch?v=FhnQ9ff3UsU

「George Bruno Money」
Brian Auger作。Augerが尊敬するミュージシャンZoot Moneyに捧げれた楽曲(タイトルはZoot Moneyの本名)。Augerのヴォーカル入りのグルーヴィー・チューンです。モッズ好きにはグッとくる仕上がり!
http://www.youtube.com/watch?v=ZZMtbZwMmLo

「Far Horizon」
Brian Auger作。Augerのヴォーカルも含めてミステリアスな雰囲気が漂います。
http://www.youtube.com/watch?v=ofWUVrflLx4

「John Brown's Body」
お馴染みのトラディショナルのカヴァー。ちょっとリラックス気分になります。
http://www.youtube.com/watch?v=3jdlBWy1TaI

「Red Beans And Rice」
Booker T. Jones/Al Jackson Jr./Donald "Duck" Dunn/Steve Cropper作。Booker T. & the M.G.'sのカヴァー。格好良さでいえば、アルバム随一なのでは?疾走するグルーヴィーなハモンドがたまりません!

「Bumpin' On Sunset」
Wes Montgomery作。Brian Auger's Oblivion Express『Straight Ahead』(1975年)でも再カヴァーしたほどAugerのお気に入り曲なのでしょうね。オルガン・ジャズ好きの人であれば、楽しめる演奏だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=qLOSBaWkGug

「If You Live」
Mose Allison作。なかなかシブい仕上がり。ビターなブルージー感がいいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=PuITJj71JlU

「Definitely What!」
Brian Auger/David Ambrose/Clive Thacker作。タイトル曲はそれまでと一変し、民族音楽のエッセンスを取り入れたアヴァンギャルドな仕上がりです。グルーヴィー&モッドな音を求める人にとってはビミョーかもしれませんね。

僕の保有するCDにはボーナス・トラックとして「What You Gonna Do?」が収録されています。Brian Auger's Oblivion Expressを予感させるような仕上がりです。

「What You Gonna Do?」
http://www.youtube.com/watch?v=1zvAaVaMzUc

Brian Auger関連作品の過去記事もご参照下さい。

Julie Driscoll,Brian Auger & The Trinity『Open』(1967年)
Open

Julie Driscoll,Brian Auger & The Trinity『Streetnoise』(1969年)
Streetnoise

Brian Auger's Oblivion Express『A Better Land』(1971年)
ア・ベター・ランド(紙ジャケット仕様)

Brian Auger's Oblivion Express『Second Wind』(1972年)
Second Wind

Brian Auger's Oblivion Express『Closer to It!』(1973年)
Closer to It (Dlx)

Brian Auger's Oblivion Express『Straight Ahead』(1975年)
ストレイト・アヘッド(紙ジャケット仕様)

Brian Auger's Oblivion Express『Reinforcements』(1975年)
Reinforcements
posted by ez at 02:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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