発表年:2013年
ez的ジャンル:ミュージカル女優系女性R&B/ネオソウル
気分は... :ジャケもキマってる!
今回は新作R&B作品からミネアポリス出身の女性シンガーTimotha Lanaeのデビュー・アルバム『Red』です。
Timotha Lanaeは、ミネアポリスの芸術家系に生まれ幼少期から英才教育を受け、現在はミュージカル女優としても活躍しているようです。
そんな彼女のデビュー・アルバム『Red』は、鮮烈なジャケ同様、完成度の高いネオ・ソウル作品に仕上がっています。
Erykah Baduを彷彿させるヴォーカル・スタイルと、安定度の高いジャジーなバッキングが上手く噛み合っているのがいいですね。
CDショップの試聴コーナーで、ポーズをキメたこのジャケに呼び止められたように試聴し、ネオソウル度の高いサウンドとキュートなTimothaのヴォーカルが気に入り、購入した次第です。ミュージカル女優をやっているだけあって、ヴォーカルも初々しいというよりも堂に入った感じですね。
Ben Obi、Yohannes Tonaがプロデュースを務めています。
Dizzy Gillespieの名曲「Night in Tunisia」のカヴァー以外は、Timotha自身やBen Obi、Yohannes Tonaらによるオリジナルです。
Erykah Badu好き、ネオソウル好きの人はぜひチェックしてみてください。
全曲紹介しときやす。
「Smooth Music」
アルバムのプロローグ。
「My Man」
ネオ・ソウル好きな人であれば、納得の爽快ミディアム。ツボを押さえたバッキングも含めて安定感があります。
「Radio Remix」
Stokley Williams(Mint Condition)/Walter "Q Bear" Banks Jr.をフィーチャー。1stシングルとなった「Radio」のリミックス。StokleyとTimothaのデュエットに、ラジオDJ風にWalter "Q Bear" Banks Jr.が絡んできます。素敵なネオ・ソウルに仕上がっています。
「People Pleaser」
UKソウル・チャートで第6位となった楽曲。ライブ仕立ての雰囲気で始まるキュート&ジャジー&オーガニックなミディアム・チューン。
http://www.youtube.com/watch?v=j7ySbn0474U
「Red」
タイトル曲は、ジャジーな(ほぼ)インスト・チューン。多少はTimothaのヴォーカルも聴かれますが・・・
「Intoxicated」
Desdamonaをフィーチャー。Desdamonaのラップ風ヴォーカルとTimothaのキュート・ヴォーカルが甘く妖しい雰囲気を醸し出します。
「Softly in My Ear」
哀愁モードのバラード。ミュージカル女優の片鱗を感じさせるような1曲です。
「Talkin to Myself」
シングルにもなった楽曲。ソフトリーな雰囲気が包み込むオーガニック・ソウル。ミュージカル風のPVも印象的です。
http://www.youtube.com/watch?v=wFqGmYIH4Ec
「Gettin To Know You」
僕の一番のお気に入り曲。ポジティヴなヴァイヴが伝わってくるのがいいですね。Timothaのチャーミングなヴォーカルを堪能できます。
http://www.youtube.com/watch?v=7Epm5DoNB64
「Night in Tunisia」
Dizzy Gillespieの名曲「チュニジアの夜」をカヴァー。このジャズ名曲を小粋なアレンジのジャジー・ソウルで聴かせてくれます。
「Jazzy Lady」
軽快かつキュートなジャジー・ソウル。このメロウ・グルーヴ感は女性ジャズ・ヴォーカル作品とセットでもフィットすると思います。
「Red and Blue」
ラストは少しミステリアスなジャジー・ソウルで締め括ってくれます。
TVを観ると27時間テレビ・・・もはやマンネリ化してますね。最近のCX不調の象徴しているようですな・・・