2013年09月21日

Janet Lawson Quintet『Dreams Can Be』

1st同様、Janetの変幻自在なヴォーカルに圧倒される2nd☆Janet Lawson Quintet『Dreams Can Be』
Dreams Can Be
発表年:1983年
ez的ジャンル:ヴォーカリーズ系変幻自在ジャズ・ヴォーカル
気分は... :魔法のヴォーカリーズ!

今回はThe Janet Lawson Quintetの2ndアルバム『Dreams Can Be』(1983年)です。

ヴォーカリーズを含むJanet Lawsonの変幻自在なヴォーカルが魅力のThe Janet Lawson Quintetの紹介は、クラブジャズ・クラシック「So High」収録の1stアルバム『The Janet Lawson Quintet』(1981年)に続き2回目となります。

2ndとなる『Dreams Can Be』(1983年)は知名度は低いかもしれませんが、『The Janet Lawson Quintet』同様、テクニカルなJanet Lawsonのジャズ・ヴォーカルと、それを支えるメンバーの気の利いた演奏を満喫できます。

本作のメンバーは『The Janet Lawson Quintet』と同じく、Janet Lawson(vo)、Bill O'Connell(p)、Ratzo B. Harris(b)、Jimmy Madison(ds)、Roger Rosenberg(bs、ss、fl)という5名。

「Dreams Can Be」のようなジャズ・ボッサ・グルーヴに惹かれる面もありますが、「Hot House」「Better Get It in Your Soul」あたりのスウィンギーな楽曲の方がJanetのヴォーカルの魅力や、グループの演奏の素晴らしさがダイレクトに伝わってくると思います。

Janetの魔法のヴォーカリーズを存分に堪能しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Dreams Can Be」
Roger Rosenberg/Janet Lawson作。オープニングは軽快なジャズ・ボッサ・グルーヴ。Janetのスキャットも躍動しています。ブラジリアン・ジャズ好きの人であれば、これがハイライトでしょう。

「In a Sentimental Mood」
Duke Ellington/Manny Kartz/Irving Mills作。Duke Ellingtonの名曲をカヴァー。Janetの変幻自在なヴォーカルが名曲に新たな息吹を与えてくれます。

「Hot House」
ジャズ・ピアニストTadd Dameronの作品をカヴァー。スウィンギーなJanetのスキャットが疾走します。それに続くRoger Rosenbergのサックスのブロウもかなり格好良いですね。

「Better Get It in Your Soul」
Charles Mingus作品のカヴァー。Janetのバップ・スキャットに牽引され、メンバーが実にヒップな演奏を聴かせてくれます。Mingus作品だけあって、Ratzo B. Harrisのベースがかなりいいです。個人的には本作のハイライトですね。

「Break Free」
Bill O'Connell作。自由な雰囲気に包まれ、Janetのスキャットが軽やかな舞い踊ります。作者Bill O'Connellのピアノも冴えています。

「Out of This World」
Johnny Mercer/Harold Arlen作のポピュラー・スタンダードをカヴァー。ダイナミックかつドラマティックな演奏が印象的です。

『The Janet Lawson Quintet』(1981年)
The Janet Lawson Quintet
posted by ez at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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